N.ジョコビッチ 苦境の打開策 クレースペシャリスト、アグット破ってベスト8。
N.ジョコビッチがクレーコートのスペシャリスト、アグットにてこずった。
スペインの選手、クレーコートが上手い。今ロランギャロスにも、多くの選手がベスト16に残っている。
D.フェレール、アグット、M.グラノラー、R.ビノラス、さすがクレー王国だ。
今回のロランギャロス、雨で順延が多い。選手からもクレームが多い。
僕はそれが、ロランギャロス、クレーコートの面白さと思う。選手は大変だろうけれど。
雨のF1、サッカー、ラグビーを考えたら、どうってことない。
今回のN.ジョコビッチの試合を見て、多くを学んだ。
相手の得意を崩す
打開策をいくつ持てるか
1:得意技が通じない時、焦らない
2:展開を変える
3:鍵となるショットを持つ
苦戦を強いられた要因は、遅いストローク戦。
雨で湿気が多くふくまれたコート、今回はストロークのラリー戦が多い。
雨のロランギャロス、実力が出る。
N.ジョコビッチ◎ 3-6 6-4 6-1 7-5 × R.B.アグット
いつもならアンフォーストエラーを少なくするのだが、この試合、アグット49よりも多い、54。
試合スタッツ
アンフォーストエラーが増える、まずい展開だ。
アンフォーストエラーの超少ないN.ジョコビッチ
でもN.ジョコビッチ、それを打開した。
それが、ネットプレーとドロップショット。
要するに相手にプレッシャーをかける事と、揺さぶることだ。
この二つのショット、共通点がある。それは、答えは下に。
普段はネットプレーにそれほどでないN.ジョコビッチだがこの試合前に出た。
50回出て、33回成功させている。トータルポイントが258だから、
20%。これはかなりの比率。
クレーコート、N.ジョコビッチ得意のスライディング、合体してのスライスディングボレー。
そしてもう一つがドロップショット。
アグット、ラリーになると、本当にしつこい、バックハンド同士で、平気で10回以上ラリーを続ける。
錦織圭は、このアグットを得意 にしている。
お互いに、ダウンザライン、
フォアの回り込みをして展開を変えるが、元に戻る。
それ位、アグットのラリーは安定している。
一番多いのが、バックハンドのクロスの打ち合い。
これはトッププレーヤーでなくても常套手段。
これで相手のスキを探る。しかしアグット、深いボールが続く。
さすがのN.ジョコビッチも根を上げた。
フォアのクロスラリーは、お互いが攻めている。力勝負。
恐れたら負け。
フォアからのダウンザラインは相手のバックを突くことになる。ウィナー狙いだ。
力があれば、バックのダウンザラインを狙う。
これは相手が読めば逆襲を食らう。
実はN.ジョコビッチ、この展開を想定したドリル練習をしている。
だから慣れたもの。
相手だって、ドロップショットは警戒するので、ベースラインからそれほど下がらず、警戒する。
それを知りつつ、さらにドロップショット。
N.ジョコビッチは、ドロップショットのウィナー、
その後のネットプレーの展開が上手い。
まさにここはミニテニスの世界。
ミニテニスはフィーリングを良くする。
N.ジョコビッチがフォアの強打と見せかけてのドロップショット。
ネットプレーのボレーとドロップショットの共通点、それはスライスタッチ。
テニスのフィーリング、タッチが重要な点だ。
スライスタッチ R.フェデラーが上手い。
タッチの重要なショットは、緊張する場面では打てない。
手首が硬くなり、微妙なフィーリングを損ねるからだ。
ドロップショットの鉄則は、
勝っている時に打て まあ、これは一般プレーヤー。
トッププレーヤーは平気で打つ。
錦織圭は、無理してドロップショットを打ち自滅するケースも多い。
ガスケ戦。
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本日の御教訓 相手の得意を崩す
打開策をいくつ持てるか
1:得意技が通じない時、焦らない
2:展開を変える
3:鍵となるショットを持つ
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