錦織 前日の不調を吹き飛ばす快勝 クオーターファイナルに進む
僕は前日の試合を見ていて、左脇腹が痛いのではと、ヒヤヒヤしていた。
初戦の2回戦 ノビコフ戦
相手は118位だとは言え、サービスは最速225キロ。
錦織圭は180キロ台、調子の良い時は200キロ近くは出るので、それが調子の差だろう。
サービスのネットが多く、腹筋に力が入らない感じがしていたからだ。
欧米人は皆、ビッグサーバーだ。我々日本人には羨ましい限りだ。しかしその中で戦うから意義がある。
トップ10に入っている、錦織圭は立派だ。
しかし、試合後のインタビューで復帰戦はこんなもの、と語っていた。
様子を見ながら、サービスのギアを入れ替えしていたのだ。
1ブレーク差で勝てば良いと。
錦織圭にとって今回のロジャーズカップは復帰戦であると同時に大きなチャンス。
その理由は?
そして3回戦、このところダブルスで調子を上げているB.ラム。
と言う事はネットプレーが得意。
相手にブレーク許さず。
錦織圭 vs B.ラム 過去の戦歴。錦織圭の進化が見える。 これで2勝1敗、しっかり勝ち抜けた。
第2セットでは、ラムが3回のブレークチャンスをつかんだがこれを許さず、
たった1回のブレークチャンスをゲット。
勝負に徹した。
これですよこれ。
錦織圭◎ 6-3,6-4 B.ラム
1stサ-ビスの確率は57%とまだ低いが。
1stサ-ビスのポイント獲得率 80%でやっとトップランカーになって来た。
2ndサービスのポイント獲得率も63%で、サービスの安定性が見え始めた。
リターンでも相手の1stサ-ビス,2ndサービス合わせて40%のポイント獲得率だから、
錦織圭らしさが見えたと言える。
ブレークさせず。 実力差から言えば、こうでなくては。
ノビコフ戦ではばたついていたフットワークも、安定性を取り戻した。
深いボール難しいボールの処理。
しっかり膝を曲げて、低く入り、
軸は安定させて、振り抜く
ここはA.ラドバンスカが先生だ。
しかも、打点に視線を残すのが素晴らしい。
ボールを見るのだが、相手はしっかり把握している。
一般プレーヤーはここで相手が気になり、相手を見て、ボールから目が離れてしまう。
ボールを見るイメージ
打点に視線を残すと言うよりは、
イメージとしてボールをしっかり打点まで追い、フォロースルーの反作用を助ける感じだ。
このR.フェデラーの打ち方に、ボールを良く見る理由が見えて来る。
相手のボールを見るとは?
ボールを見る理由
これで次のクオーターファイナルの相手は、I.カルロビッチとG.デミトロフの勝者となる。
いずれにしても、錦織圭は苦手にしていない相手。
本日の御教訓 ストロークの安定性
ボールを良く見る
1:相手のボールのラインを予測
2:インパクトに視線を残す
3:しっかり振り抜く
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