日別アーカイブ:

Nadal ブレインゲーム ネットプレー サーブ&ボレー

ナダルが優勝した理由 Brain Game
 男子テニスのATPにBrain game と言う特集がある。

 テニスは頭脳戦、知的スポーツ。

 トッププレーヤーの戦術、戦略など、少し違った観点から試合を観察する特集だ。
 僕はこの特集が大好き。
 自分はデータ重視で試合を観察しているが、
 見方に多くの重なる点があるので紹介したい。

 テニスは戦略、戦術が大事

 もったいない敗戦、戦略なき、大坂なおみのケース
 

 観察のよりどころは、試合のスタッツ。
 USオープンの膨大なデータをまとめたものだ。
 少し時間がたつと、発見しずらくなるので、ホームページでしっかりチェックしておこう。
 US Open Event Stats  

そして僕がいつも参考にしている、スラムトラッカーだ。
 決勝のスラムトラッカーのページ
Slamtruckerus

 

ナダルの素晴らしさ
 月さんのデータ分析、ナダルの勝因。 

僕は、今回紹介されていないR.ナダルの強さに。
 いつものアンフォーストエラーの超少なさ。
  守備型のR.ナダルはウィナーは多くない、今までは。
 

ウィナーの多さを加えたい。アンフォーストエラーが少なくてウィナーが多い。
 理想の勝ち方だ。
 S.ウィリアムスの最盛期

 R.フェデラーの最盛期にそれがある。
  アンフォーストエラーが桁違いに少ないR.ナダル
 進化した、R.ナダル。もう一度最盛期を迎える可能性がある。
 ウィナーが桁違いに多い、R.フェデラー
Winneruebig4

ナダルの総論として、Sweet 16と紹介してある。何だろう。
 それは16回のネットプレー、100%のポイント獲得率。

ナダルのブレインゲーム6 USオープンを通して
1:ネットポイント獲得率が80%の効率。
2:相手にブレークポイントを与えなかった。
3:ベースラインでの打ち合いで57%のポイント獲得率
4:サービスゲームの30オールで100%ポイント
5:サーブ&ボレーの成功率 100%
6:デュースコートの1stサ-ビスポイント獲得率91%

まずsweet 16
 R.ナダルが100%のポイント獲得率を示した。
 そうネットポイント。
 しかもこの16本。きれいなウィナー。
 オープンコートにしっかりと決めている。
 ネットプレーの得意なR.フェデラーでも、ネットプレーのポイント獲得率は70%行くか行かないか。
 ネットプレー自体、リスキーだが、ネットに出る事で、
 次に相手へのプレッシャーが大きくなるのだ。

男子シングルス、仕上げはネットで  

 R.フェデラーの攻撃プレー  
細かくチェックしよう。
1:ネットポイント獲得率が80%の効率。96/120
K.アンダーソンは66%。これが普通の攻撃型プレーヤーの数字。

2:相手にブレークポイントを与えなかった。
 R.ナダルの強さ。
 アンフォーストエラーの少なさ。

3:ベースラインでの打ち合いで57%のポイント獲得率。
 54/96
 USオープンを通して、58%のポイント獲得率。
 K.アンダーソンは32%に抑えた。
 King Of Stroke

4:サービスゲームの30オールで100%ポイント
  K.アンダーソンは67%。これがサービスゲームを苦しくした。
  ナダルは競った試合に強い。
 R.ナダルのサービス力 
 サースポーのキックサーブは右利きに良く効く。

5:サーブ&ボレーの成功率 100% 10/10
 R.ナダルはサーブ&ボレーを使う選手ではない。
 しかし、J.D.ポトロ戦からスムーズに使う様になった。
 特に左サイド、ワイドサービスを打ち、オープンコートにボレーで一発で決めている。
 絵に描いたようなサーブ&ボレー。

 R.ナダルのサービスはサースポー特有の切れるサービス。
 左サイドからワイドに打つのが有効だ。
 このサービスでK.アンダーソンを外に出して、
 オープンコートに軽くウィナー。
Leftyservo

 R.ナダルがサーブ&ボレーを使えば、最初は、相手も予測していないので、
 一発で決まるだろう。
 でも2回目からはそうはいかない。相手も予測していれば、
 リターンで強烈なパスを打てるからだ。
 これを10本も決めたのは凄い。
 K.アンダーソンから5本。
 J.D.ポトロから5本。
 この二人のプレーヤー、最近めきめきリターンを良くしているプレーヤーなのだ。
 
6:デュースコートの1stサ-ビスポイント獲得率91%
 デュースコートのサービスゲーム、そうゲームの出だし。
 30オール。
 15-40,40-15、
 そしてデュース。
 ゲームを有利に進めるのに重要なサービス。
 特にR.ナダルの様な慎重な、先行逃げ切り型のプレーヤーには重要な作戦だ。

スポーツ&アート 
 硬式テニス、ソフトテニス、各種コート図、プレゼント実施中

  テニスノートに日誌をつけ、自分を知る
 スコアを書いて、自分のテニスを知ろう。
 作戦ボード入りテニスノート 

 指導には2画面マグネットボードを使いこなそう。
 ロブの立体表示も可能。
Wb2magimage

 作戦ボードの詳細

 テニス システム手帳2017 

 指導のスペシャリスト、になる。
 ボール出しマニュアルがあります。
 興味のある方はどうぞ。

 ソフトテニスグッズ 
 ソフトテニス専用コート図、硬式テニス兼用コート図をご用意。 

 セミオーダー、御注文に応じて調整。 
 野球、サッカー、フラットサーブ、ゲートボールまであらゆるスポーツに対応。

★☆★  旬のテニスが分かるリンク集 ★☆★
 wowow on line

 USオープン 各種目ドロー  

 USオープン 公式サイト 

 ATP

 WTA

 テニス365 

 
1クリックして頂けたら嬉しいです よろしくお願いします。
にほんブログ村 テニスブログ テニスコーチ.技術へ

にほんブログ村 テニスブログへ

人気ブログランキングへ

[ソフトテニス.オンライン]
[ソフトテニス.オンライン]

最後まで読んでいただいて、有り難うございました。

カテゴリー: イメージ, イラスト, データ分析, ナダル, ボレー, 作戦, 全米, 勝因, 戦略 | 投稿者tsukky 18:44 | コメントは受け付けていません。

Nadal さらに強くなる ハードでも 全米2017 ビッグサーバー下し優勝

さらなる進化ナダル ハードコートでもKing
 この大会絶好調のK.アンダーソンを、軽くかわす。

 あれだけのトッププレーヤーがさらに進化する。
 プレースタイルを変えるのは勇気がいる事。
 コーチのC.モヤの影響が大きい。
 C.モヤがコートサーフェイスによってプレースタイルを変える、
 バリアブルなプレーヤーだったから。
 C.モヤの活躍  

Nadal自身を越える。
今年は、去年の怪我から復帰して、トップ10位が目的かと思ったら。
 あれよあれよの快進撃。
 クレーコートで連勝。
 全仏10回目の優勝  
 ランキングもトップに返り咲いた

松岡修造が解説していたがNew Nadal
 この速いコートサーフェイスではK.アンダーソンが有利、なはずだった。

 しかし、今のナダルは違う。

R.ナダル◎ 6-3,6-3,6-4 ×K.アンダーソン
Nadalkevinscore

 その苦手なコートサーフェイスを逆利用。
 早い展開を仕掛けてきた。
 今までは守って、守って、相手が我慢が出来ずに、無理に攻めてきたところを
 パッシングショット、ウィナーが多かった。
 R.ナダルの守備力 

 それを先に仕掛けるR.ナダルがいた。
 セミファイナル、J.D.ポトロ戦で見せた攻撃力 
 
 もっとも、K.アンダーソンが強力なサービスから先に展開してくる。
 相手の先制を抑える最大の武器は、そう先制攻撃。
 サーブ&ボレーの相手と対戦する時に、先に仕掛ける事は良くある。
 

 それをサービスゲームは,サーブアンドボレーを多く仕掛け。
 サービスゲーム、サースポーを活かしたサービス。
 K.アンダーソンのバックを丁寧に狙う。
 カウンターを避ける狙いだ。

 リターンゲームでは、K.アンダーソンがセカンドサーブで苦しんでいるのを見るや、
 反転、攻撃に出る。
 アプローチショットから仕上げにボレー。
 このボレーが良く決まる。
Nasalvo100

 ほとんど、ノーマンズランドにウィナー。
 アプローチショットで相手をコートの外に追い出し、オープンコートを作っている。
 オープンコート作りの見本のようなものだ。
 ネットポイントで100%、これはR.フェデラーでも無理な数字。

Nadalnewvo

 勝利の法則 テニスは試合の流れをつかむこと
 

R.ナダルのリターンポジションの変幻自在。まさに住所不定。
 ラインズマンの近くまでぎりぎりに下がっていると思えば、
 スルスルと前に出て来る。
Nadalpositionmove

 R.ナダルのリターン  
 2ndサービスに対して、前に出るかと思えば、後ろでストローク。
まさに変幻自在。
 K.アンダーソンはやりにくかったに違いない。
 ゾーンの戦い R.ナダル R.フェデラーとの対比が良く分かる。
 

 K.アンダーソンは今回のUSオープン、1試合当たり、20本以上のサービスエースを打っている。
 しかしこの試合、1stサ-ビスが入らず、サービスエースも少なく、
 出始めが遅かった。
 ナダルのプレッシャーがあったのだろう。
 第1セット、R.ナダルの出だしは悪かった。
 いつもは70%を越える、1stサ-ビスの確率が低く、試合を作れていない。
 しかしK.アンダーソン、決勝の緊張感からか、動きが悪い。
 挑戦者らしい思い切りが無かった。
 これがR.ナダルの調子を戻させてしまった。

ナダルの凄さ。
 ラリーをしながら一本、一本のショットに目的、意図がある。
 じわじわ追い詰め、オープンコートを作っていく。
 ナダルのストローク進化  

 プロペラスウィングはトッププレーヤーでは常識
Nadalfspropeler

 

 相手のチャンスボールでも、きちんと読んで、反応する。
 K.アンダーソンが打ちたいところに動き出している。
 だからK.アンダーソンはもっと厳しい所へ打とうとして、ミスを。

ナダルの素晴らしい処。フットワークに尽きるのだが、
 自身がウィナーを打っても、さらに、相手が返したら、を想定して、動いている。
 これは錦織選手に見習って欲しい処。
 この動きの余裕が素晴らしい。
 ナダルの強さ、フットワークと予測  

 R.ナダルのフットワーク強靭な体力
 思い出すのはN.ジョコビッチとの5時間越の死闘、全豪。
  

本日の御教訓
 進化に限界はない
トップでも進化させるNadalkevinstatts

1:新しい
戦術にトライ

2:戦術の
 幅を広げる

3:努力が
  楽しい
 練習が
 大好き

試合のスタッツ。
 ナダルの強さ
 進化が
 良く見える

スポーツ&アート 
 硬式テニス、ソフトテニス、各種コート図、プレゼント実施中

  テニスノートに日誌をつけ、自分を知る
 スコアを書いて、自分のテニスを知ろう。
 作戦ボード入りテニスノート 

 指導には2画面マグネットボードを使いこなそう。
 ロブの立体表示も可能。
Wb2magimage

 作戦ボードの詳細

 テニス システム手帳2017 

 指導のスペシャリスト、になる。
 ボール出しマニュアルがあります。
 興味のある方はどうぞ。

 ソフトテニスグッズ 
 ソフトテニス専用コート図、硬式テニス兼用コート図をご用意。 

 セミオーダー、御注文に応じて調整。 
 野球、サッカー、フラットサーブ、ゲートボールまであらゆるスポーツに対応。

★☆★  旬のテニスが分かるリンク集 ★☆★
 wowow on line

 USオープン 各種目ドロー  

 USオープン 公式サイト 

 ATP

 WTA

 テニス365 

 
1クリックして頂けたら嬉しいです よろしくお願いします。
にほんブログ村 テニスブログ テニスコーチ.技術へ

にほんブログ村 テニスブログへ

人気ブログランキングへ

[ソフトテニス.オンライン]
[ソフトテニス.オンライン]

最後まで読んでいただいて、有り難うございました。

カテゴリー: イメージ, スコア, データ分析, ナダル, 全米, 勝因 | 投稿者tsukky 13:13 | コメントは受け付けていません。

フォアサイド、バックサイドは間違い その理由は テニスコートの正しいイメージを持とう

フォアサイドは間違い用語。右サイドが正しい

USオープンのダブルス
 面白かったですね。
 ダブルスの放映、余りないので楽しみにしています。
 でも解説の人が、「ああ,ダブルスの理解がないなあ。」
 有名なMS氏、確か強化部長、でもこんな誤解をしている。
 だから一般プレーヤーが間違った認識をしてしまうと感じました。
 正しい用語、理解をして欲しいと思います。
 例えば用語では、チェンジコート。
 チェンジコートは、コートが使えなくて、違うコートに移る事。
 奇数回に、エンドを動くのですから、チェンジエンドが正しい言葉。
 テレビの司会者が、ちゃんとチェンジエンドと言っているのに、
 テニスの解説者が、チェンジコート。おかしいでしょう。
 正しい用語を使いましょう。チェンジコートは間違い
 

フォアサイド、バックサイド。この言い方、正しいですか?
 それとダブルスはコート半分守れば良いから楽。本当?
 ダブルスコートは半分ですか?
 テニスコーチとして、正しい用語を使って欲しいと思い、ブログにアップしました。

Dbc
 フォアコート、サービスラインまで
 バックコートは、はサービスラインからベースラインまで。
 個の呼び方もある方、間違えやすい。

 正しい用語を使わないとイメージが正しく伝わりません。
 テニスコーチの常識です

まず誰もが良く使う、フォアサイド、バックサイドの言葉。
 正しいですか?
 下手をすると、フォーサイ、バックサイ、なんて簡略後まで一般化しそう。

正確には、フォアサイドが右サイド、デュースコート。
 バックサイドが左サイド、アドバンテージコート、の事なんですが、
 右利きの人しか想定していませんよね。
 サースポーのプレーヤーが入ったら?
Photo

 たまたま今回のUSオープンのダブルスの決勝。
 準優勝ペアのF.ロペスはサースポー。
 しかも右サイドに入っています。
 彼にとってはレシーバーのポジションの右サイド、フォアサイドではないですよね。
Dblopezpair

正しいダブルスコートの大きさを覚えよう。
 正しいコートの比率の下敷き
Tc

フォアサイド、バックサイドの言い方自体、
右利きのプレーヤーの,
 しかもシングルスの考え方でしょう。
 サースポーに人には違いますよね。
 それと、フォアバックの言い方はシングルスの考え方ですよね。
 右サイド、左サイドと呼ぶか。
 右左ならば、ポジションチェンジもイメージが伝わります。
 フォアサイド、バックサイドでは伝わりませんよね。

Dbs

 格好良くアドコート、デュースコート、と呼びましょう。

 ダブルス的な考え方になりますよ。
 ダブルスとシングルスでは違うスポーツ ですから。
 
 勝利の法則シングルス

 勝利の法則ダブルス

 次にUSオープンの決勝の報告をしたら、
ダブルス的発想の紹介をします。 乞う! ご期待!!

スポーツ&アート テニス、ソフトテニスの便利グッズ
 スコアをつけよう 
 スコア、試合記録ノート 作戦ボード入り 

Tnotewb

 

 ビジュアルスコア 

 スコアが書ける、テニスシステム手帳  
 マグネット作戦ボード付

★☆★  旬のテニスが分かるリンク集 ★☆★
 wowow on line

 USオープン 各種目ドロー  

 USオープン 公式サイト 

 ATP

 WTA

 テニス365 

 

にほんブログ村 テニスブログ テニスコーチ.技術へ

にほんブログ村 テニスブログへ

人気ブログランキングへ

[ソフトテニス.オンライン]
[ソフトテニス.オンライン]

最後まで読んでいただいて、有り難うございました。 

カテゴリー: イメージ, イラスト, コーチ, コート図, ダブルス, 動画, 戦略 | 投稿者tsukky 05:48 | コメントは受け付けていません。