フェデラー 上海敗退 攻撃テニスのリスク でも攻撃すべき

上海マスターズ、早くも大異変。デフェンディング、チャンピオン、R.フェデラーが初戦で姿を消した。

 上海マスターズのトッププレーヤーに対する重要性。錦織圭には特に重い。
 その理由は? 

 アジアシリーズ、上海 

 相手は、70位のスペインのラモス。サースポー。
 R.フェデラーは、試合後に語った。
 初戦はどんなトーナメントでも難しい。
 コートサーフェイス、特にここではボールが違うんだと。
 ラモスは前にウィンブルドンで戦った時から、強くなるとは思っていた。
 2012 ウィンブルドン1回戦  6-1, 6-1, 6-1
 あの時よりもはるかに強くなっていたし、僕と同じように攻撃的なテニスをする。
 
 R.フェデラーの速いボールを、回転をかけ返して、弾むボールをR.フェデラーを左右に振る。
 全盛期のR.ナダルの展開を思わせる。

 R.フェデラーが負ける時は、相手の逆を突くショットを、待たれていて、カウンターを食う事が多い。
  
 これって実は錦織圭も多い。

 その逆を行く、オープンコート攻撃の王道を行くのがR.ナダルだ。
 これはプレーヤーの個性にもよるだろうけれど、一般プレーヤーにはオープンコートを狙う方法をお勧めする。
 
 それは素晴らしい事だ。
 お互いにプロだしね。相手を研究する。
 そしてチャンスを活かした方が勝つ。それだけの話さ。
 ビッグ4の凄い所は,下位の選手に簡単に負けない事。
 今ではN.ジョコビッチがそう。
 しかし、R.ナダル、R.フェデラーと少しずつ、負け始めている。
 それは若手が育っているし、仕方のない事。

A.ラモス◎ 7-6 (4), 2-6, 6-3. ×R.フェデラー
Ramosrfscore

 ハイライト動画を見る限りでは、R.フェデラーの動きにキレがなかった。
 諦めも早い。マッチポイントのウィナーの見送り方にそれを感じた。

 元からR.フェデラーは、ファイナルは落とすことが増えている。体力的な問題だろう。
 最終セットに強いのは錦織圭
 
 裏を返すと、そこまでもつれているので自分に負担がかかります。
 これが勝ち続けられない理由でしょう。

先回は、楽天で、B.ペールにまさかの逆転負け を喫したが。
 

第1セットキープが続きタイブレークへ。ここを制したのはラモス。
 第2セット R.フェデラーが流れを引き寄せ、圧倒。
 しかし、第3セット押していたR.フェデラーだが、1チャンスをラモスに押し切られた。

 試合のスタッツから分かることは、サービス力から展開するR.フェデラーの1stサ-ビスでのポイント獲得が少な過ぎる。
 ラリーのRamosrfserstats

 展開になり、
 ラモスに得点を許した。

 データ的には
 R.フェデラーが
 有利だったが、
 第3セットの
 1チャンスをモノにした
 ラモスが勝った。
 試合は終わるまで諦めてはいいけない と言う事を改めて感じた。

過去のデータでも
 リターンでRamosrfrestats

 これだけ 
 攻めている
 R.フェデラー
 が負けるのは
 考えにくい。
本当の1チャンスをラモスは活かした
 

 僕の感じでは、R.フェデラーはスポンサーを大事にする。
 この大会、スポンサーはロレックス、確かモンテカルロもそうだと思うけれど、
 こんな時、R.フェデラーは、強い。そう感じていたが。
 少し残念な気がする。まあR.フェデラーは、世界の市場価値のあるアスリート 名実ともにNO1ですから。
 
 錦織圭は17位。これも凄くないですか。

 錦織圭が,ラモスと対戦する勝利  
 
サーブ&ボレーのリスクはR.フェデラーは百も承知。
 確率で有利にLcsvocc_2

 試合を進め、
 相手のプレッシャーを
 かけるのが目的だ。
 それを相手に思い切り良く、
 ギャンブルで
 抜かれたら仕方がない。

 サーブ&ボレーに
 必要なのは、
 抜かれる事を
 恐れない
 勇気だ。
 そもそもネットプレーでのポイント獲得率は60%を越えれば良しとするのだから。
 それでもサーブ&ボレーの勧め 

 本日の御教訓 攻撃はギャンブル
 ネットプレーは抜かれるのも想定
 1:ネットでプレッシャーをかける
 2:パッシングショットのミスを誘う
 3:抜かれるリスクは常にある
Sayrfnetrisk

 攻撃的であることは、リスクを負っている。
 お互いにトッププレーヤーなのだから。

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カテゴリー: ATP, エッセイ, サービス, フェデラー, 作戦, 敗因 | タグ: , , , , , | 投稿者tsukky 11:34 | コメントは受け付けていません。