錦織圭、芝の劇場1 リターン力 サービスの鬼、グロスを封じる
錦織圭のウィンブルドン。少し緊張した表情でコートに入る。
それもそのはず、相手は、超ビッグサーバーのグロス。
芝の試合、しかも序盤では厳しい。
ウィンブルドン、I.カルロビッチが、M.ラオニッチが20本以上のサービスエースを決めている。
ビッグサーバーの真骨頂だ。
錦織圭◎ 6-4 6-3 7-5 S.グロス
強烈なサービスエース、錦織圭は隣のサイドに動く。
瞬きする間に抜けている。
230キロ弱のサービスエース。 これは仕方がない。
しかしさすがリターンの職人、
少しずつ、コースを読み始める。
セカンドサーブではリターンエース。
1stサ-ビスでもドンピシャの読みでリターンエース。
これが錦織圭だ。
M.ラオニッチ戦で良く見せるコース。 左サイドの相手がバックに高く弾ませる、
このコース、バックハンドは力が一番入りにくい高さだ。
R.フェデラーのキックサービス
圧巻は第3セット、5-5で迎えた錦織圭のサービスゲーム、
15-40やばい状況、グロスのサービスゲームは好調。
ここから、簡単にデュースに追いつく。
そしてサービスキープ。
次のグロスのサービスゲーム、グロスは2ndサービスを狙ってダブルフォールト。
0-15 錦織圭が主導権を握る。
この最初のポイントが大きい。
大きなプレッシャーをかける。
グロスも開き直る。
30-40での2ndサービス、思い切り良くサーブ&ボレーで決める。
サーブ&ボレーヤーはこの勇気が必要だ。
錦織圭のドロップショットの精度が良かった。
これで相手を動かせたのは大きい。
フォアの強打の構えから、グリップを変えて、ドロップショット。上手いですね。
相手は動けない。
ドロップショットで必要なのは、
1:相手を下げる事
2:強打を見せる事
3:相手の一番遠い所か、逆に。
スライスタッチでしっかり回転をかけると、ボールが弾まない。
芝で有効なドロップショット D.ティエムを破ったF.マイヤー
試合のスタッツ、サービスエース、1stサ-ビスのポイント獲得率を除くすべての項目で錦織圭がリード
1stサ-ビスをいつも以上に入れてきたのは、痛めた脇腹に負担をかけないようにするためだろう。
ビッグサーバーのグロスの1stサ-ビスのポイント獲得率こそ、グロスに許したが。
セカンドサーブでは大きく錦織圭がリード
その結果サービスのポイント獲得率では錦織圭が62%、グロスの57%を上回った。
これは大きい。
サービスゲームでプレッシャーをかけられるのでリターンゲームは思い切り良く狙える。
強力サービスのグロスに対して、リターンのポイント獲得率で48%は凄い。
リターンの職人芸だ。
ウィナーの数ではグロス30で、錦織圭31で余り変わらないが、
差が出たのはアンフォーストエラー。グロスも29に抑えたが、錦織圭は23
ウィナーからアンフォーストエラーを引いた安定指数で、
錦織圭はグロスに7本の差をつけた。
その結果、錦織圭は13回のブレークチャンスの内6回ブレーク。
10回のチャンスで2回のグロスを大きく上回った。
移動距離でも、錦織圭が少ない動きでグロスを左右戦後に動かしているのが良く見える。
スラムトラッカーは素晴らしい。
錦織圭vs グロス ハイライト動画
西岡に勝ったS.スタコフスキー、サーブ&ボレーで25本のポイントを奪った。
錦織圭の次の相手J.ベネトーはそのサーブ&ボレーヤー。
錦織圭の3勝1敗。
錦織圭のパッシングショット。
グロス戦でも冴えていた。
第2セット終了で、Gerry Weberで痛めていた左脇腹の治療でトレーナーを呼んだ。
明日が休養日で良かった。グランドスラムはこれが大きい。
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グランドスラム ウィンブルドン -7月10日
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