モンテカルロロレックスマスターズ ファイナル ナダル、完全復活か!
ナダルのクレーコートで完全に復調
モンテカルロで9勝目 この記録も凄い。
その3年前まで8連覇を記録
マスターズ勝利の記録も、N.ジョコビッチにならび28勝。
決勝 R.ナダル◎ 7-5, 5-7, 6-0 ×G.モンフィルズ
クレーコートを知り尽くした二人のラリー。
Nadal、100回目のファイナル。凄い記録。
試合前の予測。
第1セットが終わり、G.モンフィルズは息が荒い。
ナダルは平然と、これはこのままと思ったら、
G.モンフィルズの作戦。 マイアミでG.シモンを破った時がそうだ。
バテタター、って感じで手を突き、呼吸を整える。
相手を油断させる。
ナダルは勤勉に自分のプレースタイルを実行する。
G.モンフィルズは、気ままに、ミスしても、ダブルフォールトをしても
マイペースで試合を続ける。
以前だったら、簡単に諦め易かった、G.モンフィルズ。去年からしぶとくなり、ランキングも上げている。
捉えどころがなくねちっこい。
ナダルはなかなかペースをつかめない。
そしていきなり、ウィナーが火を噴く。
のらりくらりとムーンボールが来て、ただし、これが深い。
少し返球が浅くなると、いきなり150㎞以上のフラットでウィナー。
しかしこのG.モンフィルズのペース、こなせるのは、彼とN,キリオスの二人位だろう。
N,キリオスの執着しないテニス。
テニスには、勤勉なタイプが多いようだ。
ナダル、ストローク戦のセオリー通りに、
相手を
先に左右に振る、
クロスに打てば、
自分は
運動量が少なく、
相手は動く。
この試合、錦織圭の様に逆を突くこと は少なく、オープンコート狙いに徹していた。
だから必然的に、ワイドのサービスが増える。
テニスに強くなるアドバイス
シングルス、勝利の法則
そして浅くなったボールを、フォアに回り込んで叩く。
ナダルが凄いのが、ダウンザラインの逆に切れるショットもあること。
ナダルのストローク、コース 、モンフィルズを完全に左右に振りきって、
余裕で、オープンコートにウィナーを決める。 This is Nadal’s Tactics。
ナダル全盛期の凄さ
最近のナダルの強さ
モンテカルロでA.マレーに逆転勝ち
インディアンウエールズで錦織圭を下す エッグボールが活きかえった。
錦織圭はバックにボールを集められ、弾むボールに苦しんだ。
ただし今回は、N.ジョコビッチ戦以上に、早めに仕掛けていた。
二人のストロークのラリー戦。 フレッシュな感じがした。
最近のストローク戦、ガツンガツンフラットで決めに来る。
まあ、このスタイルがR.ナダルの王座を奪ったのだが、
N.ジョコビッチのためを作っての高い打点のハードヒット。
この後、R.ナダルは悩む。
エッグボールの弾んだところを、カウンターを食らう様になったからだ。
ナダル自身が、フラット系のボールに挑戦もした。
サービス力もアップした。
しかし調子は戻らない。
ゴルフの中島常幸がそうだったように、完成されたプレースタイルは変えるには、長い時間と、リスクも伴う。
今ナダルが考えているのは、
メンタル.タフネス、気持ちで負けない事。
自分のショット、フォアの回転量、 最盛時は4900回転。
今は3300回転、それでもほかのプレーヤーよりも倍以上多い。
フォアの回り込むに自信を取り戻すことだ。
この二人のラリー、ゆっくりした、ただし強烈なトップスピン、山なりの弾道が続く。
決めに入る時は早い。
これは一般プレーヤーに是非参考にして欲しいショット。
ムーンボール、ダブルスで良し、シングルスでさらに良し。
この安定性を誇る二人だが、重要な場面ではダブルフォールトを出していた。
ストロークでも G.モンフィルズのフォアハンド、最速で166km/h。サービスよりも速い。
決まる時はあっという間だけれど、ミスも増える。
個のフラットで打たれた時は、さすがのR.ナダルも、トップスピンでボールを持ち上げる事が難しい。
ナダル、G.モンフィルズモンテカルロ決勝 ハイライト動画
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