佐藤直子official blog – 佐藤直子のテニスがすべて

昨日の夕食は中野先生のお宅でキリタンポ鍋でした。

京都チビスタでしっかり体を動かし、寒い京都で大汗かきましたがそれから一旦体が冷えてしまったので、暖かいお鍋が体を芯から温めてくれ、最高に美味しくいただきました。

私はいつも京都で栄養を摂らせてもらっています。（笑）❤️❤️

別に数ヶ月の海外遠征だったわけでもないのに、日本にいることが嬉しいです。

私は海外でも平気なのですが、日本が大好きなのです。

昨日は成田空港から品川駅へ移動して、夕食のお弁当を買うとき嬉しくて嬉しくて自然に顔がニコニコニコニコしてしまいました。

近頃はオーストラリアでもお寿司弁当を買うことができるし、オーストラリアンオープンの会場にもsushisushiというお寿司のチェーン店が入っていて、いつも長蛇の列でした。

でも、日本のお弁当とはちょっと繊細さが違いますよね。

京都へ向かう新幹線の中で本を読みながら、ゆっくり食べたお弁当、美味しかったです。

今日は京都ちびっこスターズです。

京都の生徒と会うのは久しぶりなので、ワクワクしています。❤️❤️

昨日もたくさんの試合を観ました。

まずは圭君。それからフェデラーがロッドレーバーアリーナで入っていたので、その切符が手に入るかラストエイトクラブに聞きに行ったらOKだったので、フェデラーのテニスは芸術的で大好きだから最後に見て帰ろうと決めました。

ラウンジで待っていたらシャラポワの試合が長引いていて、これも面白そうだなと思って聞きに行ったら、ロッドレーバーアリーナのすごく良い席をくれました。

シャラポワもほんとうにすごい選手です。もう女子のスポーツ選手としては世界で1番収入の多い選手です。人気も勿論あります。そうなるとスポーツ選手というのはだんだん弱くなるものなのですが、シャラポワのファイティングスピリットは衰えることを知りません。大したものです。

それからフェデラーのプレーをみました。美しい。力が抜けています。ああいうテニス、したいですね。

2セットほど見て、帰国の準備をしなくてはならないのでホテルに帰りました。

昨日は午後の始めの方までずっと雨でしたが、錦織君の試合はマーガレットコートアリーナだったので天候に左右されずに始まりました。

セカンドセットはそうとう心配しましたけど、なんか先にブレークされてもブレークした相手の方がドキドキしている感じで、こちらとしてはどうせまたブレークバックできるし…（と思っていたのは私だけでしょうか）と言う感じでした。

こういう状況は日本人選手には本当になかったので、（いつも勝てそうで負けるというのが日本人選手だったのです。勿論私も含めて）夢のようです。

気負いがないテニスでやる時はやる。

錦織圭選手、素晴らしいです。

それから、大坂なおみちゃん、なんとロッドレーバーアリーナ（センターコート）！

やりましたね。昨日もバスが一緒でした。

これからはきっと彼女はいつもスタジアムコートに入れられるような選手になるでしょう。

私はこれから帰国します。

オーストラリアンオープンのメルボルンパークで、石黒修さんに会いました。

思いがけずお目に書かれたのでとてもうれしくなりました。

石黒さんは日本の代表としてデビスカップで戦った大スターです。

昔日本はなかなかデビスカップでインドに勝つことができず、アジア圏から世界へと行けなかったのですが、石黒さんがインド戦で勝って壁を打ち破り、ワールドシリーズへと駒を進めることができたと聞いたことがあります。

今日はまた懐かしい仲間、キャシー・ジョーダンとダルトンさんに会いました。

ダルトンさんは初めてテニスの女子プロができたときの13人のメンバーの一人です。

キャシー・ジョーダンはウィンブルドンのシングルスで準決勝まで行ったことのある選手です。

キャシーのお姉ちゃんのバーバラ・ジョーダンと私は仲が良く、小さな妹のキャシーともよく一緒でした。

オーストラリアンオープン2016は日本人にとってとても楽しいスケデュールとなっています。

初日と2日目には沢山の日本人選手たちが頑張りました。

4日目の今日までダブスルもあり、日本人選手の試合を追うのに一苦労でしたが、うれしい悲鳴でした。

当然ながらだんだん寂しくなるわけですが、それでも明日大会5日目にまだ錦織圭選手の試合があります。

そして残念ながら私はもう帰国するために見られないのですが、明後日大坂なおみ選手の試合がまたあります。

なんか、わくわくしますね。

今日のスタートはショーコート2番での大坂なおみちゃん（すみません。今まで私はずっと「大阪」と字を間違えていました。大変失礼しました。）のシングルス。

相手は第18シードのスビトリナ（ウクライナ）でしたが、どっちがシードだかわからないような試合をひょうひょうとした表情で進めたのがなおみちゃんでした。

日本の国旗を持ったファンが一杯あつまり、「なおみ！なおみ！」コールも起きてすごい盛り上がりようでした。

ホテルから夕食に行くとき、偶然日比野菜緒ちゃんと大坂なおみちゃんとあって少し話をしましたが、私が「すごい応援だったでしょ。『なおみ！なおみちゃーん！って」と言ったら、「なんか変な気持ちだったよ。すこし可笑しかった。」となおみちゃんが言い、奈緒ちゃんが「だからチェンジコートの時ちょっと笑ってたでしょ」などと言う会話がありました。

でも、気負わず、ひるまず、堂々とやるべきことをこなしたという感じの試合で、ドロップショットあり、200キロ近いサーブあり、スピードを殺してのスライスサーブあり、ボールがパンクするかと思うほどの強打かと思えば深い球のスライスでの逃げ。

巧みなテニスになっていました。

次はアザレンカです。

ラストエイトクラブのラウンジでは去年はロッド・レーバーさんとか、ケン・ローズウォールさんなどに会えたり、今年はトニー・ローチさんに会って少しですがお話しできました。

それから、勿論、昔の仲間と思い出話は話が尽きることがありません。

写真はキャロル・オサリバンとカレン・プラットで、昔一緒にツアーを回り、ときにはお茶目なことやったり、試合でぶつかって喧嘩したりした仲間です。

今やカレンはオーストラリアテニス協会の理事です。

テニスしようねと約束したのに今朝「明日の朝8時からいかが？」とメールしたら、「朝食会議がある」と断られました。残念。

情報と言えば、協会関係に関するいろいろな情報は勿論ですが、誰と誰が付き合っているとか、昨日ビーナス・ウイリアムスが負けた相手の選手はオーストラリアの有望ジュニア選手だったのに、イギリスでテニス奨学金を出してもらってイギリスの代表になってしまったとか、なかなか日本では入ってこない情報もここでは入ってきます。

今回も、私はここオーストラリアンオープンには「ラストエイト」クラブのメンバーとして招待されています。

招待と言っても旅費交通費は自費です。（笑）

でもスタジアムコートの切符とかは取ってくれます。ラストエイトクラブのラウンジもあり、広い会場を歩き回ったあとのくつろぎのひと時を提供してくれるので助かります。

この写真の私の後ろに写っている選手達は昨年のベスト８に残った選手達です。