千葉市美浜区ライズテニスサービス
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連休関係なく営業のライズです。
明日は月曜ですが、10:00～18:00にて営業します。
ご来店してください。（爆）
さて、チューンナップのLEADテープについて。
貼り位置のことで、よく質問いただきます。
これについて、ラケットマイスターさんが丁寧な説明をしております。
なので、抜粋させていただきます。
何故ラケットマイスターのLEAD TAPE加重は12時スタートが多いのですか？
とのご質問を頂きました。
これはSW＝慣性モーメントの数値なので、支点（グリップの固定部分）からの直線距離。
この場合は約58cmとした場合、12時付近がより少ない加重で
効率的にSWを上げる事が可能となるからです。
SWの単位は㎏＊㎠ですから、１ℊの加重を12時に行った場合のSWの増加は
0.001×58×58＝3.364㎏・㎠となりますので
1gを極所加重した場合は3.364ポイントSWが上がるという事になります。
仮に3時9時までの距離が45cmだったとすると同じ計算式で
0.001×45×45＝2.025㎏・㎠しか上がりませんので
それだけ加重が大きくなる訳です。
ウエイト・バランスはトップ（12時）とエンド（グリップエンド）の加重は
１ℊ1mmの計算式が成り立ちます。
（勿論極所加重と分散加重はありますので目安ですが・・・）
ラケットマイスターではウエイト・バランス・SWを合わせに行く際に
12時のトップ加重がより効率的にSWを少ない加重で上げる事が可能な為
トップに加重しています。
厳密に言うとフレーム内側とバンパー裏では
フレームの厚みの分だけSW上昇が変わってきますので
その辺りもある程度計算してから加重を行います。
よく12時や6時にLEADTAPE加重を行うと面ブレするという方がいらっしゃいますが
答えはNOです。
例えば280㎏・㎠と285㎏・㎠のSWのラケットがあったとして
285㎏・㎠は加重無、280㎏・㎠はトップに1ℊと
少しのLEAD TAPE加重を行って285㎏・㎠に合わせた場合
LEAD加重したラケットはブレますか？という話になります。
これは280㎏・㎠であったラケットのトップの重量配分が
元々1gと少し軽かった事を意味しますので
そこに１ℊと少しの加重を加えただけの事ですから
それでブレるはずがありません。
3時9時に加重するとブレないという方もいらっしゃいますが
LEADを貼ったところで、所詮鉛なのでその部分の強度や硬度が増す訳ではありません。
LEAD TAPE加重の意味は元々のRAWフレームの重量配分のブレを修正して
ウエイト・バランス・SWを合わせに行く為のものと解釈した方がよりロジカルです。
数値を無視して感覚だけで3時9時に加重を行った場合は
奇跡的に合う場合を除いては挙動（ウエイト・バランス）パワー（SW）は
バラバラのままで人間のアジャストメント能力だけでラケットを操る事になりますので
この場合は”おまじない”の域を脱しえないとういう事になります。
この業界は感覚優先で周っている事が多々ありますが
数値という普遍的なものでひも解いて行くと
神話や迷信が実はそうでなかったという事が多々ありますので注意が必要ですね。
勿論数値だけでなく感覚的な要素も大事だという事は理解した上で
数値という普遍的なバックボーンがあってから感覚的な物を
合わせて行く事が重要であると思います。・・・長い（笑）
以上が、ラケットマイスターさんからの説明です。
ライズでも鮎川プロを始めとしプロ選手、ジュニア選手、一般プレイヤー
マチュー先輩もチューンナップしておりますが
12時方向での加重に対して面ブレするなどの話は一切ございません。
