デ杯

おはようございます!貴男です。
1995年の2月に行われたデ杯・フィリピン戦の最終話です。初めてのデ杯は、正直言ってとても辛い経験をしましたが、一番の思い出と言っても過言ではないと思います。監督・コーチはもちろんのことチームスタッフと多くの応援によって救われた僕のデ杯は、20年以上のツアー生活の中でも中心的な存在でした。
特にこのフィリピン戦は、これこそがデ杯でありアウェーという状況をまざまざと見せ付けられた感じさせられた対戦でした。だからこそ自分にとって大きな価値があったし、ここ数年のデ杯とは違った面白さがあったと言い切れます。5セットマッチが3セットマッチになり、3日間が2日間になり、デ杯ファイナルズという新たな形が取り入れられたことにより、以前と同じものが二度とないと思うと寂しさがありますが、その時代にあった形に変化していくこともけっして悪いことではないと思っています。
なぜならその変化によって日本の選手達のランキングが上がり、今まで経験することが難しかったワールドグループでの戦いが主戦場となってきているからです。ATPツアーで優勝したり、グランドスラムとツアーレベルで活躍する日本人選手が増えたことは、本当に素晴らしいことです。僕は、デ杯というものでツアーとは違った貴重な経験を沢山させてもらったので、その経験と思いを今とこれからの選手とテニスファンに伝えていきたいと思います。
それでは、また・・・・・。貴男


カテゴリー: 未分類 | 投稿者鈴木貴男 08:59 | コメントをどうぞ