2005年のAIGオープンダブルス

こんにちは!貴男です。
男女のツアーが7月のウィンブルドン終了時(12日まで)まで延期でしたが、更に延びて7月終わりまでの延期を決定しました。これで早くても8月初旬のスタートになりますが、今後の状況次第でどうなるかは分かりません。早く試合がしたい見たいと多くの選手や関係者・ファンは願っていますが、焦っても良いことはないので、本当に悩ましい問題です。
では今日もメッセージのところに頂いた質問について書いていきます。2005年のAIGジャパンオープン(現・楽天オープン)でのダブルスでのことです。ちょうどダブルスにおいてのルール変更を模索している時期で、全米オープン後のアジアシリーズの大会からトライが始まりました。今までの3セットマッチからノーアドバンテージで1セットを5ゲームマッチ(5-0・5-1・5-2・5-3)4-4になったら通常のタイブレークを行い、それを3セットマッチで行うという形でした。
このような経緯があって、現在のノーアドバンテージで2セットやって、セットオールの場合だけファイナルセットを10ポイントのマッチタイブレークに至っています。そうなるといくらダブルスに実績があってランキングが高くてもルールが変われば試合の流れは読みずらいし、今でこそノーアドバンテージを普通にやっていますが、当時は誰も慣れていないという点がありました。
それにこのレベルに出場している相手ペアーは、全員が僕らよりランキングが上なので何も失うものはありません。ノーアドバンテージの時は、岩渕さんにリターンを任せて僕が前でプレッシャーをかけるということに専念したし、1セットで自分のサーブを2回キープすればタイブレークになるのだから、集中力が良い方向に働いていました。
このようなことはもちろんのことドロー運であったり、様々な要素が絡み合い、何と言っても地元の応援・声援と共に一緒に戦えたことが優勝できた要因だと思っています。決勝の相手だったアスペリン(スウェーデン)とペリー(オーストラリア)には、ATPツアーなのに申し訳ないと思うくらいデ杯のような雰囲気でしたからね(笑)サンプラスと金子さんとの試合については、明日以降に書きたいと思います。
それでは、また・・・・・。貴男


カテゴリー: 未分類 | 投稿者鈴木貴男 11:16 | コメントをどうぞ