月別アーカイブ: 2020年9月

秋ということで^^

だいぶ涼しくなってきましたね^^
みなさんにとって、〇〇の秋って何ですか?

スポーツの秋!
テニスの秋!

そして…読書の秋!

ということで、
前回のまんが古事記に引き続き、
今回も本を紹介しながら
書いてみようかと思います^^

今回は、新渡戸稲造の『武士道』です^^
実はこの本も漫画で読みました(笑)

ところで、新渡戸稲造を知っていますか?
以前、五千円札の肖像になっていた方ですね。

現在の東大で学んだ後、
『少年よ大志を抱け』という名言を
残したクラーク先生で有名な、
現在の北海道大学で学びます。

その後アメリカ、ドイツへ留学し、
アメリカ人のメアリーさんという方と
結婚しました。

これだけでも
とてもエリートな感じがしますね^^

そんな新渡戸稲造ですが、
この『武士道』が書かれた、
きっかけがおもしろいのです。

あるとき、外国人の友人と散歩をしていて、
宗教の話題になったのです。

『日本の学校では宗教教育がないのですか?』
と聞かれ、『ありません』と返事をすると、

『宗教教育がない!
それでは日本人はどうやって、
道徳教育を授けるのですか?』
と聞かれました。

その質問に新渡戸稲造は、
『愕然とし、
すぐに答えることができなかった』
のだそうです。

そして、

善悪や正義の観念を形成しているさまざまな要素を分析してみて初めて、そのような観念を吹き込んだものは武士道だったことに気づいたのである。
(中略)
私の妻から、なぜこのような思想や道徳的習慣が日本でいきわたっているのか、という質問を何度も受けた

(新渡戸稲造著『武士道』より)

と書いています。

日本人は宗教教育がないのに、
どうしてあんなふうにまとまりがあって、
礼儀正しいんだろう?

言われてみればそうですよね。

海を渡った場所からは、
日本人は不思議に映ったのでしょう。
奥さんから何度も聴かれ、
友達にまで聴かれたら
考えてしまいますよね。

こうして新渡戸稲造が分析して、
まとめたのが『武士道』なんです。

“武士道” というと、
武士だけが持っている精神のように
感じるかもしれませんが、
武士だけではなく商人や農家の人、
日本人みんなの根底に流れているものであると、
新渡戸稲造は海外に紹介したのです。

英語で書かれアメリカで出版されたのですが、
これが大ヒット。ヨーロッパにも広まって、
たちまちベストセラーになりました。

ルーズベルト大統領が自ら読まれ、
友人たちに配ったという記録もあるんだそうです。
すごいですね^^

つまり、後から日本に入ってきた。
『武士道』は逆輸入のようなものです。

実はこの『武士道』の精神が流れているのが、
行動コミュニケーション学です。

弊社テニスアカデミーの
オリジナルプログラムであるeggプログラムには、
行動コミュニケーション学を取り入れています。
そして僕は今、行動コミュニケーション協会の
プレミアムマスターとして、
講座に登壇もしています。

武士が大切にしなければならないことを
いくつか説いているのですが、
その中に仁(じん)があります。
行動コミュニケーション学でも、
この仁を大切にしています。

簡単に言うと、仁とは、思いやりの心です。
どんなに立場や権威のある殿様であっても、
相手を思いやる心がなければ駄目。
そんなことも『武士道』には記されているんです。

では、武士の仕事とはなんでしょうか?

それは、日本人のお手本となるような
美しい生き方をすることです。

美しく生きるためには、
克己心が必要だと思います。
つまり、自分に打ち勝つ力です。

自分に打ち勝つためには、
良いところも悪いところも含めて、
自分を知らなければ、できないですよね。

武士道の精神が流れている
行動コミュニケーション学では、
自分自身を知ることを大切にしています。

克己心を育てる学問は、
少ないのかもしれません。
でも克己心があれば、
苦しい状況になったときでも、
毅然としていられます。

そんな人はかっこいいし、
僕は美しいと思います。
武士道を読んで『美しく生きる』ということに、
すごく感銘を受けました。

どんなことがあっても、
武士のように美しく生きていく!!

読書の秋に、武士道もおすすめですよ〜^^

カテゴリー: 未分類 | 投稿者テニスな社長 19:44 | コメントは受け付けていません。

古事記や日本の歴史が好きなんです^^

今日は、僕の好きなものの話をしようと思います^^

みなさんは、古事記を知っていますか?
存在は知っている人も多いかと思いますが、
内容まで知っている人は少ないかもしれません。

僕はまんが古事記が好きで、何度も読んでいます。
古事記は神話なので、物語としても読めるし、
おもしろいですよ^^

古事記によると、昔、天地はひとつでした。
それが分かれてふたつになったとき、
たくさんの神様が現れました。

最初に現れたのは、
男女の区別のない独神(ひとりがみ)
と呼ばれる神様たちで、
そのあとに現れた神世七代(かみよななよ)
と呼ばれる神様たちのなかに、
伊耶那岐命(いざなきのみこと)
伊耶那美命(いざなみのみこと)という
男女一対の神様がいました。

この伊耶那岐命、伊耶那美命が結婚して
国生み、神生みがはじまりました。

国を生み、神様を生んだ伊耶那美命でしたが、
その途中で命を落としてしまいます。
黄泉の国に行ってしまい、
妻を連れ帰りに伊耶那岐命が
黄泉の国を訪れるのですが…

黄泉の国の話も面白いのですが、
ちょっとおどろおどろしいので…
省略します(笑)。

黄泉の国から帰り、伊耶那岐命が
禊(みそぎ)をしたときに生まれたのが、
天照大御神(あまてらすおおみかみ)、
月読命(つくよみのみこと)、
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)です。

のちに、須佐之男命の六世の子孫である
大国主命(おおくにぬしのみこと)
国づくりをしていましたが、あるとき、
天照大御神の命で地上を譲ることになります。
戦争をせずに国を譲ったという、
平和な国譲りでした。

譲られた地上を治めよと、
天照大御神に命じられるのが、
天照大御神の孫である
邇邇芸命(ににぎのみこと)でした。
邇邇芸命は三種の神器を持って地上に降り立ちます。

三種の神器とは、八咫鏡(やたのかがみ)、
八尺勾玉(やさかのまがたま)、
そして天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、
草薙の剣ともいう)です。

これらは全て磨くものです。
自分を磨き続けることで国を治めなさい、
財力や権力で納めるのではなく、
自分を磨くことで、人徳で国を治めなさい、
という、この国の美しいスタートだったのだと思います。

ちなみに、三種の神器のひとつである草薙の剣は、
僕のスクールもある愛知県名古屋市の熱田神宮
置かれていますよ^^

そして、邇邇芸命のひ孫が、初代神武天皇です。
天皇が即位されてから日本という国は、
なんと2680年も続いています!
世界で一番古い国なんです^^

最初はおもしろいなと思って、
好きで読んでいたまんが古事記だったのですが、
だんだん日本の歴史やルーツに興味が沸いて、
調べたりするようになりました。

たとえば、国歌について。

曲としてはオランダの国歌が
世界最古とされていますが、
歌詞としては日本の『君が代』が世界最古、
歌詞の長さも世界最短とされているのだそうです。

この『君が代』の本当の意味を
僕は全然知らなかったのですが、
衝撃でした。

『さざれ石という細かい石が集まって
支え合って、長い長い年月をかけて、
大きな岩になる。
そこにさらに苔が生えるほどになるまで、
あなたの世が続きますように』
という意味だそうです。

他国については独立をしてきた
国が多いので、国民を鼓舞するような…
高揚をもたらすけれど少し物騒な国歌もあります。

メロディーだけ聴いていると
かっこよく聴こえますが、
実際の歌詞の意味は曲のイメージと
かけ離れている国歌もあるようです。

日本の国歌は短いですが、
意味をちゃんと知ると美しいですし、
なんとなく日本人らしいと思いませんか?
人の幸せを願う『君が代』を改めて知って、
僕は日本人でよかったなと思いました^^

ここでふと、2680年も続いている、
世界で一番古い国だということを
知らない日本人があまりにも多いことに対して、
どうして知らないのかな?と疑問に思いました。

確かに僕も、古事記や君が代のことを
学校で詳しく習ったわけではなく、
ちゃんと知ったのも最近のことなので
仕方のないことですが、
『自国の歴史を忘れた民族は滅びる』
という言葉を、アーノルド・J・トインビー
というイギリスの歴史学者が残しています。

このままいくと日本は滅びに向かうのかな…
とちょっと心配になりますよね。

とはいえ最近では、古事記の話や
教科書では語られない日本の歴史を、
YouTubeなどで発信している人が
増えてきているので、
こういう話が好きな人が、
増えてきたのかなと思います。

日本が世界で一番古い国だ、
ということを知って、僕はなんだか嬉しかったです。

興味のある方はいろいろと調べてみると、
日本の良さを改めて知ることができて、
おもしろいかもしれません。

まんが古事記、おすすめですよ〜^^

カテゴリー: 未分類 | 投稿者テニスな社長 21:15 | コメントは受け付けていません。