この5月期から選手S1クラスを開講いたしました。これから選手として試合に挑戦していこうというジュニアのみんなが集まってくれました。現在J1または、J2にいるジュニアの中でも選手として上位を目指す気持ちがある子供たちはS1をめざしてください。
ここで少し「選手」についてお話をさせていただきます。
当校ではS1からはじまりS5まで実績、レベルに応じて適切な指導が得られるように分類されています。ここでご注意いただきたいことは、単純に上手いから上がれる訳ではなく、下のクラスにいた方がその選手の課題をクリアしやすいと判断した場合は上がらずに力を蓄えていただくという事がありますので保護者の方は、あせらず暖かい目で見てあげてください。
さて、当校ではそのような分類ですが試合に出場すれば、年齢別でわかれてトーナメントが行われます。京都府テニス協会が主催するポイント対象大会(サマージュニア、ダンロップジュニア、京都ジュニア等)に出場し京都でのランキングを上げることがまず目標です。
京都でのランキングを上げることで関西のランキングも上げることができます。このランキングにより大会シードが決まるほか、上位大会への出場資格にも影響しますので、選手は1試合でも多く勝てるよう鎬を削っています。当校の選手クラス在籍者は上記のテニス協会主催の大会は必ず出場していただくことになります。
試合に出ますと最初は思うように勝てません。でも試合から多くの経験をしてきます。その経験がまるごと成長につながると考えてください。自分の弱いところを徹底的に見せつけられて帰ってくるのですから大変落ち込むことでしょう。大泣きしている子供は会場では珍しい光景ではありません。でもそれでいいのです。
試合ではコートにいったん入れば誰の助けも得られません。アドバイスもしてはいけません。試合が終わるまでの間たった一人で逃げずに不安や恐怖心、プレッシャーと戦って来たのですから、保護者の皆様にお願いするのは試合結果よりもまず頑張ってきた事を褒めてあげていただければと思います。
今回新たに選手になったS1の諸君も数多く試合に出場することで、そこで得た経験の一つ一つが自分を大きく強く成長させることになります。保護者の皆様は、目の前の結果にあまりとらわれずに子供たちが生き生きと成長できるよう応援をお願いいたします。
コーチの杉田でした。