カテゴリー別アーカイブ: ミニコラム

テニスファン拡大の為の単純な机上計算

部活動において、仮に1学年に対して10名の部員がいるならば、将来的に10年経てば100名の部員が、その部を通過してきたことになります。

正確ではありませんが、全国の公立中学校数は約10,000校とも言われます。
半分の中学校に10名の硬式テニス部員が毎年1学年に10名いれば、1年で50,000名のテニスプレーヤーが増えることになります。

勿論、ただの机上の空論で、夢物語のように聞こえますが、実現すれば日本スポーツ界のテニスの位置づけが大きく変わることは間違いないでしょう。
それだけ、中学校の部活というものは影響力があると考え、期待をしています。

全国には約1,500ものテニス教室が存在すると言われ、その教室・スクールを支えるもコーチも多く存在します。
様々なスポーツがある中で、これだけ指導者の多いスポーツは滅多に無いはずです。
全ての指導者が、賛否は別として本会の課題である中学校における硬式テニス部の不足状況に対して興味を持って頂くことが、大きな発展に繋がると思っています。
そして願わくば、多くの指導者が一丸となれれば、実現不可能な目標ではないと信じています。
一丸ということが一番難しいことですが、是非、同じ方向を向く方が一人でも増えて頂けることを切に願っております。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 12:33 | コメントをどうぞ

ルールとテニス人口

「ルールが広まれば、テニス人口も広がる?」

スポーツの楽しさは、「PLAY(する)」喜びもあれば、「見る(観戦する)」喜びもあります。

スポーツを観戦してみても、ルールの分からなければ、面白みが半減します。
テニスに関してみれば、点数の数え方や基本的なルールにおいても、テニスに接したことが無い方からみれば、分かり難いことも多々あります。
テニス人が当たり前と思っているルールを当たり前と思わず、少しでも多くの方に知ってもらう努力は大変重要です。

大人、子供関わらず、ルールの分からないスポーツは接しづらいものです。
勿論、ルール細かくを掲載したルールブックはあるものの、初めてテニスする人にとっては非常に難しいはずです。
子供であればさらに難しいことは明らかです。

全国のスクールでは、少しずつ覚えてもらえるようにコーチの工夫によって様々な手法を凝らしています。
それは素晴らしい取り組みではあるものの、あくまでそれはすでにテニスを始めている方に対するアプローチです。

今後、テニスに接したことの無い方に興味を持ってもらう為のアプローチ方法を研究していく必要があると考えます。
テニスの絵本やルールを覚えてもらうような漫画、ゲーム等、思ってもみないようなアプローチも期待されます。
東レのHP内の「テニスをより楽しむためのルール講座」や「楽々観戦講座」等は本当に素敵な取り組みです。
http://www.toray-ppo.co.jp/rule/index.php

野球やサッカーであれば、例えそのスポーツをしない小学生や中学生でもある程度のルールを把握しています。
メディアの露出度に関係することですが、テニスも同じくらいルールを把握している子供たちが増えるようになると良いですね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 18:50 | コメントをどうぞ

英才教育と中学からのテニス

たしかに、各スポーツ界で活躍するアスリートは、幼少時からの英才教育から育ってきているケースが多いです。
しかし、全てのアスリートが英才教育からというわけでは無く、中学、高校の部活を通してプロアスリートに変貌することもあります。

中学校に硬式テニス部があれば、意思の固まり難い小学校から中学校への進学時に、なんとなく硬式テニスがやりたいという気持ちでも、3年間硬式テニス部に籍を置くことによって、自分の進路を真剣に考え、硬式テニス部のある高校や名門と言われる高校に進学しようとする子供も増えるはずです。

英才教育を否定するわけではありませんが、どのスポーツにおいても英才教育じゃないとトップを目指せないという考えは非常に寂しくはありませんか?

多くアスリートに「トップになる為に必要な才能は?」と質問すると
「努力する才能」と答えられます。

「努力する才能」とは、自分の意思で鍛錬を重ねるもので、人から強制されたものではありません。
この自分の意思というものを育てることこそが人間育成の根幹であると考えます。

中学で自分の意思によって硬式テニスをはじめ、練習を重ね、自己の判断で進学先や将来を模索し、トップに育った選手を応援したいと思いませんか?
プロは、「子供たちに夢を与える」ことが大きな仕事のひとつです。
偏った考え方かもしれませんが、中学や高校から取り組み始めたスポーツでトップまで育つアスリートが存在すれば、それだけで多くの子供たちに夢を与えられるかもしれません。

繰り返しとなりますが決して小学生時代からの英才教育が悪いということではなく、英才教育を受けられる環境下に置かれなかった子供たちも夢を見て、チャンスに恵まれる環境を増やしてあげたいといことです。
きっともっと多くの中学校に硬式テニス部が存在すれば、中学校の部活からテニスを始め、世界を舞台に活躍するようなプレーヤーが育つチャンスが増えるはずです。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 00:21 | コメントをどうぞ

「コーチの悔しさ・・・」

「コーチの悔しさ・・・」

昨今、テニス普及の活動も高まり、全国のテニススクールにおいて幼稚園から小学生にかけてのクラスも増加傾向にあり、小学生プレーヤーも増えてきています。
コーチもテニスの楽しさを伝えつつ「Play+Stay」のような指導要領を取り入れながらジュニア育成に努めてらっしゃいます。

しかしながら、中学校へ進学時に子供や保護者の方からの進学先に硬式テニス部が無いことを相談されることも多々あります。
勿論、コーチとしてはスクールへ継続して通ってもらい育成していくことが理想ですが、部活動ほど週に4~6日練習したいと思えば経済的な負担が生じたり、人生勉強として学校教育内の部活動というものを経験してもらいたいという親御様の教育方針も考えられます。

コーチの根底にあるものは、スクールや部活のどちらでも「テニスを続けて欲しい」という気持ちです。
スクールを辞めて部活一本に絞ったとしても、テニスさえ続けていれば、またコートで出会う可能性もあり、社会人になった時に、また一般のスクール生として戻ってくることがあれば、それはコーチ冥利に尽きます。
繰り返しとなりますが、中学校進学時に望んでいても硬式テニスを続け難い子供をみて、少なからず悔しい思いをするコーチはいらっしゃるはずです。
是非、各スクール単位でも、この問題に対して「学校に関わることだから難しい」ということで諦めることなく、興味を持ち、声をあげて頂けることを願っています。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 14:17 | コメントをどうぞ

「7年後、どんな世の中に?」

「7年後、どんな世の中に?」

2020年夏季オリンピックの開催地が東京に決まり大変盛り上がっていますが、7年後の中学校での硬式テニスの位置付けはどうなっているでしょうか?
五輪の予定では有明で硬式テニスの競技を行われ、きっとこの日本で4大大会(グランドスラム)同等の選手が集まり、戦いが繰り広げられることでしょう。

中体連等の登録への取り組みは、地道に進んではいるものの目標達成計画はロングスパンのものが多いようです。
5年単位の計画をたてれば、2サイクルで10年・・・
少なからず7年後には間に合いません。

「石の上にも3年」という言葉もあれば、
「鉄は熱いうちに打て」という言葉もあります。

地道な計画をたて遂行していくことはとても大切ではあるものの、長期計画が故、タイミングやチャンスを逸することもあります。
錦織選手の活躍、2020年東京オリンピック。
もしかしたらテニス界においては50~100年に一度のチャンスかもしれません。

なんとかこの機会に中学校に硬式テニス部を増やす活動を加速させたいですね。
2020年、オリンピックでのテニス競技大会において、スタンドは連日満員、民放でテニスがライブ放送され、TVの前で中学生が釘付けになる姿を期待せずにはいられません。

本会も微力ながら、本会趣旨を広められるように努力していきたいと思います。
本会サイトのリンクやfecebookページの「いいね」「シェア」等のご協力をお願い致します。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 13:28 | コメントをどうぞ

「賛同はするものの・・・」

「賛同はするものの・・・」

本会の趣旨である「中学校に硬式テニス部を増やしたい」ということを人にお話しさせて頂くと、実現することの難しさに対するご意見を頂戴することはあっても、基本的に賛同して頂くことの方が多いです。

ただ、賛成はするものの課題が大き過ぎて実現を期待するということだけだったり、一時的に賛同するものの自分自身の問題や自分の子供の問題で無い限り身近に感じ難いことによって思いが希薄化してしまうことが現実です。

日本全国で創設しようと活動されている方々は多数いらっしゃいます。
大きな課題に対して立ち向かうことは、精神的にも負担を強いられます。
そんな時に実質的なサポートは勿論ですが、何より創設に対して賛同してくれる人が多数存在するということが、精神的なバックアップになり、大きな助けとなります。

本会も立ち上げてから本会の趣旨に対して、様々な方々の賛同を得られていることが活動の継続化に繋がっていることは間違いありません。
本当に感謝しております。

まだまだ、本会の情報発信力では力及ばないことも多いことから、WEBサイトやfecebookページを周知して頂く為に、リンクやfacebook「いいね」「シェア」等のご協力をお願い致します。
【WEBサイト】
http://juniortennis.web.fc2.com/
【facebookページ】
http://www.facebook.com/juniorhightschooltennis

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 00:45 | コメントをどうぞ

「もっと早くからテニスを始めれば良かった」

「もっと早くからテニスを始めれば良かった」
よくテニス愛好者の方から聞く言葉です。

この言葉の意味の解釈は多数ありますが、その中の一つとして「部活でやっていれば良かった」というものもあります。
高校で部活を選択する際に、中学で経験した部活を選択することが多いです。
ということは、おのずと中学校に硬式テニス部が経験しないということは、高校で硬式テニス部を選択する人数が減るということになります。

確かに、いつからでもスポーツは始められ、テニスは生涯スポーツとも言われるので、はじめることに遅いということはありません。
しかし、いざ始めてみると「もっと早くから・・・」という感想を持つことは自然の流れとも言えます。

決して他スポーツを選択することが悪いというわけではなく、テニスというスポーツにおいて、子供達が「やりたい!」と思ったタイミングでチャレンジ出来るような環境を整えることが将来のテニス業界を発展させることは間違いないと思います。

少なからず、「もっと早くから・・・」と感じたテニス愛好者である大人が、その気持ちを忘れることなく、自分の子供達が望む選択が出来るような環境作りに興味を持ってもらいたいと本会は考えております。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 06:33 | コメントをどうぞ

小・中学生テニスをはじめるキッカケ

テニスというスポーツは、親兄弟のススメ等がなければ、小学生時代にテニスと接する機会はかなり少ないと考えられます。
中学校に進学し、これから部活でスポーツを真剣に取り組もうというタイミングで、興味があっても選択することが困難なスポーツに硬式テニスが挙げられます。
例え、親兄弟や知人がテニス愛好者でなくても、中学校に硬式テニス部があれば、自分の意思で選択する自由が生まれます。

中学校に硬式テニス部が増えることは、テニスユーザーが増えることに間違いありませんが、逆に、子どもがテニスをすることによって、それまでテニスに興味の無かった親兄弟もはじめるキッカケを生み出すこともあり、家族でテニスを楽しむ機会も増えることも考えられます。

どのスポーツにも言えることですが、家族や知り合いにそのスポーツの経験者がいるということは、初めてのスポーツをするにあたって大きなアドバンテージです。
中学校に部活が出来ることは、今の中学生プレーヤーを増やすことに始まり、将来のテニス愛好者を増やすことや、一世帯・家族のテニスに対する印象を変えることに繋がる大きな普及活動と言えます。

もしかしたら、将来のテニス界の運命を左右する大きな分岐点になるかもしれませんね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 08:11 | コメントをどうぞ

今だからこそ!

当たり前ですが、往々にして労力や時間を費やしても実現化できないことも多々あります。
本会の掲げる「中学校に硬式テニス部を増やしたい」という目標も環境や状況によっては実現が厳しいこともあるはずです。ましてや学校教育に関わることなだけにハードルが高いことは明らかです。しかし、 労力や時間を費やしてみないことには、結果は分かりません。
今、錦織選手の活躍やPlay+Stay等の普及活動、松岡選手の育成活動等によって世間の硬式テニスに対するイメージや見る目が変わってきています。だからこそ今、中学校に硬式テニス部が少ないという現状を多くの方に伝えることが大切であり、それが変化をするキッカケになると考えております。

今後、第2、第3の錦織選手のようなプレーヤーが日本から輩出されることを期待されますが、輩出されることが保証されているわけでもありません。
以前よりもバラエティー番組等のメディアで露出が高まっている今だからこそ、チャンスではないでしょうか?
是非、もう一度テニスブームを復活させたいですね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 22:51 | コメントをどうぞ

中学校部活動での指導環境

【指導環境】
現在、あらゆるスポーツで様々な理論が提唱され、日々最新の理論も変化していっています。
確かに正しい指導によって怪我を予防したり、効率の良い上達も期待できますが、多くの業務を抱える教職員の方々が、それらを実現できるものでしょうか?

教職員の方々は、各々の専門科目の授業を行い、クラスの担任等の役割も担いつつ、その傍ら課外活動である各部の顧問等も務めています。
それは、テニスコーチに塾の講師も同時に行えと言っているようなものです。
2つの職においてプロフェッショナルを求めれば無理が生じることもあるかもしれません。
全国にこれだけ多くのテニススクールが点在するならば、各中学校のテニス部関係者の方とテニスコーチが良い関係を築き、何か手助けが出来るのではと思い、本会で紹介しているテニススクール等の団体、企業に指導者支援の項目を提示させて頂いております。
常時部活を指導することではなく、スポット的に指導したり、顧問の相談、人数に応じた練習メニューの考案等の支援をすることによって教職員の方々の負担を軽減させることを目的のひとつとしています。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:34 | コメントをどうぞ