カテゴリー別アーカイブ: ミニコラム

「観客も参加するスポーツの重要性」

「観客も参加するスポーツの重要性」

全豪オープンの雰囲気はとても素敵です。
テレビのスクリーンを通しても観客の声援が聞こえて盛り上がりを感じます。

「テニスは静かに観るもの」という先入観を持っている方が多いですが、そんなことはありません。ポイント間は大きな声援をしてもよいスポーツです。

個人的にですが、アーティストのライブに行くと、ある意味で愕然とすることがあります。
何万人の会場で、満員御礼の中、大声援。
そして、限られた約2時間の枠内での凝縮されたエンターテイメントで、大満足に家路につき、興奮の冷めない観客。…

異なる畑なので比べることに賛否はあるかと思いますが、それでもスポーツ(テニス)はそこを目指さなければならないはずです。
ライブであっても、観客の声援が無ければ楽しさも半減し、どのスポーツであっても声援の無い試合は盛り上がりません。

「観客も参加できるスポーツ」でなければ、エンターテイメントとして不完全であり、未来は暗いとも考えられます。
テニスでも、マナーを考慮した上で、盛大な応援をすることが当然になるような雰囲気を作り出して、より魅力あるスポーツへ進化させなくてはならないはずです。

思いやり等の協調性を育てることは、中高生時代に最重要事項とも言えます。
プロ選手を応援することから始まり、同級生や先輩、後輩を応援することから、多くのことを学ぶことは間違いないことです。
若い世代から、「スポーツをする楽しみ」と「スポーツを応援(観戦)する楽しみ」の両方に興味を持ってもらいたいですね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 12:27 | コメントをどうぞ

「スポーツとの出会いは人生を変える」

「スポーツとの出会いは人生を変える」

子供、大人関わらず、スポーツによって毎日の生活は大きく変化します。
中学生であれば、部活動として放課後や休日の時間を費やし、運動のみならず人間関係も勉強する場が増えます。
大人なら、スポーツ自体を行うことは勿論、休日のスポーツを楽しみにすることによって、日常の仕事に対する取り組み方が変わり、メリハリのある一週間を過ごすことも出来ます。
何より、どんな仕事であっても集中力を持続するためには体力が必要であり、健康促進、体力増強するためのスポーツは、生活や仕事に対して、良い循環をもたらします。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、好きなスポーツに出会えるか否かは人生の大きな分岐点と言えると思います。
その分岐点は、様々なタイミングで訪れるものの、中学生での部活の選択は大きな分岐点のひとつです。
中学生で始めたスポーツを継続して高校でも続ける傾向がありますが…、そのスタートである分岐点の選択肢に硬式テニスはわずかしか存在できていません。

全国に約1500も教室(スクール)あると言われるテニスという競技なのにも関わらず、全国の公立中学校にはほとんど存在しない硬式テニス部という矛盾。

人生を豊かにするようなスポーツに中学時代でも出会ってもらえるような環境を作りたいですね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 11:16 | コメントをどうぞ

「スポーツ(テニス)は世界の共通言語」

「スポーツ(テニス)は世界の共通言語」

個人的にですが、テニスはゴルフのように、社会人になっても続けやすいスポーツだと考えます。
勿論、ランニングやジムトレーニングも身近ですが、ゲーム性に富んでいて少人数でもプレーが行え、スクールも全国に多数存在することを加味すれば、魅力的な生涯スポーツです。

厳しい時勢であるものの、それでも厚生施設や保養施設にテニスコートが併設していたり、社内でテニス部、サークル等の活動をされている企業は多数存在します。
また、グローバル化が進み、海外赴任や出張の多い社会人の方でも、行く先々にテニスコートが存在することも多く、レクリエーションやコミュニケーションを培うツールのひとつとなり得ることもあります。
スポーツは世界の共通言語です。
数あるスポーツの中でもテニスは老若男女問わず楽しめるスポーツのひとつだと思います。

どんな形態であれ、テニスを経験したことさえあれば、ブランクがあっても、再開することに対する抵抗は軽減されます。
学校の体育等で経験することが出来るのであれば、テニス関係者は嬉しい限りですが、まずは部活として選択できる自由を実現させたいですね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 10:51 | コメントをどうぞ

「主張を体現する大切さ」

「主張を体現する大切さ」

本会のコラム風に書き綴らせて頂いている投稿は、おそらくテニス関係者であれば、似たような経験や感想を抱いたことがあることだと思います。
場合によったら、当たり前過ぎると感じることも多いはずです。

しかし、思っていても何かしらのアクションに置き換えなければ何も起こりません。
コーチであれば、ジュニアを育成する時に自己主張することの大切さを説くことでしょう。
もしかしたら、子供に対して指導していることを手本である大人の自分達のほうが体現できていないのかもしれません。

本会の「中学校に硬式テニス部を増やしたい」という目標も、思っている人が多数存在するものの、実際に声をあげる方がどれだけいるのか?…

直接、学校や委員会に声をあげることだけが行動では無いと考えます。
逆にこのように考えてしまうとハードルが高くなってしまい、諦めがちになってしまうとも言えます。
些細なことからスタートしてみてはいかがですか?
「声に出す」・・テニスの仲間内で軽く話してみる。
「文にする」・・SNSやブログ等で書いてみる。
このようなことからはじめて、また次というように徐々に広げていくことこそが大きな変化への第一歩です。

この情報社会で、少しでも多くの方が、情報発信することが出来れば、
「考えてみれば当たり前だけれど、流してしまっていたようなこと」
に対してでも影響を与えることが出来るかもしれません。

是非、皆様のSNSやブログ等で書き綴ってみませんか?

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 10:48 | コメントをどうぞ

「プロ・トップの試合の実施時間」

「プロ・トップの試合の実施時間」

海外で開催される大会は時差がある為仕方ないですが、国内で開催される大会に関しては、プロに憧れる学生や日中勤務の社会人が観戦に行ける時間帯での日程組みというのは難しいのでしょうか?
選手に負担を強いられる為、ATP、WTA関連の大会だと体調を第一に考える選手は敬遠するかもしれませんが、ナイトセッションを組んでいる大会も多数存在します。

実際、プロ野球やプロサッカーの試合では、ファン・サポーターを優先に考え、出来る限り、土日、平日夜開催が通常です。
テニスにおいて考えてみれば、確かにトーナメントという大会形式なだけに多数の試合を実施しなければならないことや、勝ち上がり方によって翌日のメインとなる試合を予測することが困難であること、試合時間の不確定さ等の諸問題は挙げられますが、「ファンあってのスポーツ」と考えれば、もっと議論を尽くさなければならない点とも言え…ます。

単純に「日本テニスを盛り上げよう!」と言っていて、平日昼間の試合は、学生、平日勤務の社会人等の多くのテニス愛好家が観戦に行けない現状があります。
考え方によっては、【ファンが観戦に行けない】ということは、
・大会が盛り上がらない
・スポンサーの広告価値が低下する
・選手自体のスポンサー獲得が困難になる
等々の弊害が生まれるとも考えられます。

これだけで、選手、スポンサー、ファン等の関係性に対して矛盾や悪循環とも言えます。

地域が限られて、学校規則で難しいことも考えられますが、部活動の一環としてプロの試合の観戦や練習の見学等は、吸収率の高い中学生時代には大きな刺激を与えることは間違い無いはずです。
海外の試合を観ても、スタンドが埋まっていることもあれば、空席が目立つケースもありますが、良い部分を見習いつつ日本独自のスタンドを埋め尽くし、ファンを拡大する方法を見出さなければ、どのプロスポーツにおいても発展が厳しいことは明らかです。

今後、全日本や日本リーグ等の日本トップの試合のスタンドがどれだけ埋められるかが、日本テニス界発展の大きな要素のひとつです。
中学生は勿論、今まで観戦に行けなかったテニス愛好者達が積極的に会場に足を運べるような環境作りが加速することを期待せずにはいられません。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 15:39 | コメントをどうぞ

4/6(日)~【Eテレ】「ベイビーステップ」

201403191

「漫画やアニメはスポーツの入口?」

「どうしてそのスポーツを知るに至ったのか?」
テニスであれば、大抵テニスをプレーする以前にテニスという競技の存在を知っているものです。
それはテレビ等のメディアを通して知っていたり、知らず知らずに他人や知人がテニスをしている光景を観て自然と覚えたりするものです。

「知る」ということに関して考えると小学生や中学生時代のスポーツ系の漫画やアニメ等の影響力は絶大なものがあります。
テニス以外であれば、
野球(巨人の星、ドカベン・・・)
サッカー(キャプテン翼・・・)
バスケットボール(スラムダンク・・・)等々
一部ですが、各スポーツの一時代を築いてきたといっても過言ではありません。
テニスにおいても、かつて「エースをねらえ」というテニスブームを起こした漫画・アニメもあります。

そもそもテニスをプレーすれば楽しさを体感することができますが、それ以前にテニスというスポーツに興味を持ってもらわなければ、プレーすることにさえ到達しません。もちろん、知人・友人の誘いということもありますが、知らない、または全く興味がなければ、これもプレーをするに至らない可能性も高くなってしまいます。

スポーツとの出会いは最初からプレーすることではなく、そのスポーツの存在を知ることからとも言えます。
そして「そのスポーツが面白そうな魅力」を少しでも感じ取ることによって、初めてプレーすることに繋がっていきます。
もちろん、嫌々勧められてプレーしてみたら面白かった等のケースもあるのであくまで一例で、ひとつの考え方だと思って下さい。

「そのスポーツが面白そうな魅力を少しでも感じ取る」ツールのひとつを担うのが漫画やアニメです。
今春、また新たにテニスアニメがスタートします。
各家庭の教育方針もあると思いますが、是非、お子様とご覧になってみてはいかがでしょうか?
間違いなく、お子様の中でテニスという競技に対するイメージが変わり、意外と大人でも影響されてしまうかもしれません。
是非♪

4/6(日)~Eテレ
「ベイビーステップ」
午後5:30から放送開始予定。

<放送直前スペシャル>
出演者:杉山愛、金子昇、バービー、高城亜樹(AKB48)
3/28(金)<27日木曜深夜>午前0:30―0:55
3/30(日)午後5:30-5:55(再)
4/2(水)<1日火曜深夜>午前0:00-0:25(再)

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 12:19 | コメントをどうぞ

「継続」と「挑戦」の評価

「継続」と「挑戦」の評価

テニス部に限ったことではありませんが、公立私立問わず、希望者が多い部においては入部を制限せざる負えないこともあります。
表向きには、制限というわけでは無く、入部、仮入部時に基礎体力を重視したハードワークでによって、ある意味でふるいにかけられることもあるそうです。

根気や上下関係、場合によっては厳しさを学ぶ社会勉強とも言えますが、そのスポーツの楽しみを感じられるかということにおいては疑問を感じます。
入部時のハードワークによって、スポーツが嫌いになったり、部に所属しようと思っていたのにも関わらず3年間を無所属という選択してしまう学生もいるはずです。
テニスにおいて考えてみれば、限られたコートというスペースで、100名や200名の大人数で練習が可能かというと現実的に困難なことも予想されます。
しかし、だからといって、ふるいにかけたり、制限に似た形態をとることも肯定…しかねます。

学校教育において、積極的に様々なチャレンジする機会を設け、多彩な経験を培うことを目標に人間形成を促すのであれば、上記の方法は望ましくないはずです。
場合によっては、アメリカのようにシーズン毎に選択するクラブを変更する方法もあります。
ひとつのスポーツをし続ける根気や一貫性も大切なことですが、出来ない事にも積極的にチャレンジする精神も評価できることだと思います。

物事には様々な見方があります。
比較的、日本では一貫して根気強く続けることが評価されやすいですが下記のような考え方もあります。

「同じことをやり続ける」=根気強い=柔軟性に欠ける
「新しいことに挑戦する」=好奇心旺盛・積極的=飽きっぽい

性格の長所と短所が表裏一体であることと同様に継続と挑戦の評価の仕方も表裏一体です。

プロアスリートに育成する観点からいえば、早期からの一貫した育成のほうがプロアスリートの低年齢化と照らし合わせると理に適っているともいえますが、それこそアスリート志望であれば、スクールや民間クラブでの特殊な育成で目標を目指し、学校内では様々な部活動を選択し経験するほうが、バランスが良いのではないかという考え方もできなくはないです。
サッカー業界では、プロを目指すのであれば、名門校での育成か、Jリーグや下部組織等のクラブチームでの育成かを選択をする流れが生まれ、以前よりプロへの道筋が変化してきています。

話が脱線してしまい、まとまりのない文面となってしまいましたが、理想と現実の違いはあるもの、挑戦したいものに挑戦できるような環境作りが根本だと考えます。
その中で本会の趣旨である硬式テニスをやりたい中学生が入部できる為に「中学校に硬式テニス部を増やす」ことを少しずつでも現実化させたいですね。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 23:30 | コメントをどうぞ

日本テニスを応援しよう!

banner_tennis1

テニス自体が盛り上がれば、部活における硬式テニスの位置付けを議論してもらえる機会も増えるはずです。
ぜひ、「NIPPON TENNIS SUPPORTERS(ニッポンテニスサポーターズ)も「リンク」や「いいね」「シェア」等の応援お願いします!

【facebook】
https://www.facebook.com/nippontennis

【WEBサイト】
http://nippontennis.com/

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 16:09 | コメントをどうぞ

「ブームを支えるファン」

「ブームを支えるファン」

これまで各スポーツのブームを起こしてきた経緯において、漫画の影響力は絶大でした。
野球:「巨人の星」「ドカベン」
サッカー:「キャプテン翼」
バスケットボール:「スラムダンク」
どれも一大ブームを築いてきています。

テニスにおいても、「エースをねらえ」「テニス王子様」等の有名作品も多く、現在は「ベイビーステップ」も話題作となっています。
ただ、最近では例に挙げたスポーツほどのブームを引き出せたかというと微妙なラインです。
(*「エースをねらえ」が連載されている時代は第一次テニスブームとも言われています)

野球やサッカーにしても、プレーしない人でもサポーターになり、熱狂するファンが多く存在します。
テニスにしても、根本はテニスプレーヤーを増やすことが必須ですが、例えプレーしない方でも、試合結果が気になり、一喜一憂するファンが増えれば大きなブームが起こるはずです。
逆に、そうでなければスポーツは盛り上がらないとも言えます。

本会に趣旨とは若干ズレた内容ですが、盛り上がっているスポーツは大抵が飛躍的に部活化されます。
残念な話ですが、まれにテニスは「する」スポーツで「観る」スポーツでは無いと言われる方がいらっしゃいます。
しかし、プロスポーツは「観る」人がいなければ、スポンサーもつかず、衰退の一途を辿る傾向があることも現実です。

個々にスポーツの楽しみ方は千差万別なので、「する」ということだけに特化する方を批判するわけではありません。
それもひとつの楽しみ方です。
ただ、スポーツを盛り上げることを考えると「観る」ということに関しても重要だと考えられます。

勿論、スポーツ界もエンターテイメントとしてファンに「また観たい」「また来たい」と思ってもらえるような工夫を凝らすことも大切です。
ありきたりな表現ですが「ファンあってのスポーツ」です。

もう一度テニスブームを起こす為にも、テニスユーザーであれば、「観る」ことをもっと楽しむ方が増えることを期待せずにはいられません。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 23:54 | 1件のコメント

「7年が勝負!」

「7年が勝負!」

物事にはタイミングが重要なことは世の常です。
では、本会の「中学校に硬式テニス部を増やそう」という取り組みのタイミングはいつかというと、これから7年後のオリンピックまでが勝負だと考えています。

・錦織選手やクルム伊達選手等の上位ランク者の活躍
・松岡、杉山選手のTV等のメディアへの露出度の高さ
・デビスカップ昇格
・2020年東京オリンピック
・オリンピックへ向けての有明テニスの森のリニューアル
等々

理由は様々ですが、これだけ話題が豊富な時代が今後あるかと言うと非常に難しいと思われます。
テニスユーザーが多数存在し、いつかは実現化されるだろうと思っていると、あっという間に7年という月日が経ちチャンスを逃してしまう可能性も高いです。

この7年間にテニスを普及させる活動等を集約させることが、7年後や未来の日本テニス界を大きく変えると考えます。
まだまだ本会の影響力はわずかですが、少しでも機運を高められるような活動を行っていきたいと思っております。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 12:17 | コメントをどうぞ