California Fitness 教練
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新車購入を心に決めディーラーを回り始めると色々なことに気づく。
今回は5つのメーカーの販売店を1日で回ってみた。
1店目 A社
現在乗っている車のメーカー、営業マンはやる気十分、接客態度も好印象、課長クラスの人だけあって値引きの裁量もかなり持っている様子。ただ、車が今一つピンとこない。
2店目 B社
車は魅力いっぱいで密かに第一候補、ところが出てきた女性の販売員はまだ若手らしく積極的にセールスをしてこない、この車に乗りたいという潜在意識があるので「もっとプッシュしてくれればなぁ・・」という思いが。そこで同メーカーの別な販売店に出向く、こちらも営業マンが今一つ・・
3店目 C社
当たった担当者は「私・・今年入った新人でして・・」と前置きが・・初々しくて一生懸命で決して印象は悪くないのだが、いかんせんルーキー、何か尋ねると「ちょっとお待ちください」とバックヤードに消えていき上司の確認を取ること数度、車は思ったよりもいい感じ。
4店目 D社
最初は候補になかったメーカーだが、通りすがりに見かけて入店、営業マンの印象はベスト、人当たりもセールスの強弱加減も絶妙!人柄が真面目で温かいのが伝わってくる、肩書もあり優秀な成績を収めていそうだ。
ちなみにこの日の夜自宅のポストにごあいさつの手紙と新たな見積もりが投かんされていた。
うーんやるねぇ!この機動力!その日のうちに訪問しながらもあえてドアベルは押さないという心にくさ!
ただA社同様車の魅力がイマイチ・・
5店目 E社
最悪であった・・・
担当の営業マンは係長クラスの方・・しかし、僕は話の途中で腹が立って聞く気がゼロに、最後は「不快です」と捨て台詞を残して立ち去った。彼は何が不満なのか全く理解していない様子だった。
僕も営業に関する仕事をするので今回の件は大変勉強になった。
この営業マン
客の気持ちを忖度することができないのだ。
いかに自社の車が売れているかを延々と述べ、3月中に間に合わせるなら全国で残っているのは2台だけで、色もこの色だけと押し付けてくる。
確かに売上No.1の車らしく言っていることも事実なのだろうが「早く決めないとなくなっちゃうよ」的な上から目線のトークは僕の神経を逆なでする。予算も伝えたのにいろいろなオプションを「つけるのが当然ですね」という感じで予算を50万以上超えた見積もりを出してきた。
「本当にバカだなぁ・・」と思う。
僕はこの人のせいで「絶対にこのメーカーの車は買わない」と心に決めてしまったのだ。
他の人に当たっていたらそんなことはなかったのかもしれないのだ。たとえ今回は縁がなくても、もっと客の気持ちに寄り添った営業をすれば次の時には足を運ぶかもしれない。それなのに、この接客のおかげでメーカーそのものが嫌いになってしまった、そして、そのことに本人は気づいていない。
こうしたことは間々ある、たまたま接客したアルバイト店員が無愛想で食べに行かなくなるレストランとか、逆にあたたかなおもてなしに再び訪れリピーターとなる宿とか、例を挙げれば枚挙にいとまがない。
僕はあらためて肝に銘じた。
営業の心は・・・「一期一会」なのだと。
そして「お客様の気持ちを忖度できる」こと!
さて、こうして消えたE社を除く4社に絞り検討していくことになった。
新たに出てきた二者択一問題・・それは
「営業マンは最高だが車がイマイチ」
「車は魅力あるが営業マンがちょっと」
さて、僕はどちらを選ぶことになるのだろ