月別アーカイブ: 2015年5月

とを心配をしたり注

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でも追っかけはスリルがあって面白いから、やめられないよ!生きてるって感じがするし」

(もしかしたら追っかけは非現実的でゲームのような感覚なのかもしれない)
かもめはそう思った。

その事件の後もむくの追っかけは長期に渡って続き、かもめの心配は絶えなかった。むくとの関係は、常に戦々恐々としていた。

からすはそんな二人の様子を毎日見ていたにも関わらず、むくのことを心配をしたり注意したりする様子はなく、「我関せず」といった態度を取り続けた。だからかもめは常に一人で対処するしかなく、ストレスが増していった。

追っかけに限らず、むくは小さい頃から人の気持ちを察したり、相手の立場に立って物事を考えるのが苦手だった。また常識を把握する認知能力に問題があるのか、同年代の子供が自然に学習して身につける常識的なことが殆ど身に着かなかった。

勿論かもめはそういったことを度々教えてきた。しかしむくには、何故そうしなければいけないのか殆ど理解できず、かもめにはどうしようもなかった。

そういった非常識な面が原因で、年齢が上がるにつれ、むくは段々と学校等の集団の中で浮くようになり、度々人とトラブルを巻き起こした。

中一の時の常識外れな『携帯電話事件』、それも恐らく、むくのそういっ性質が災いして引き起こしたのだろうとかもめは思った。

そしてその頃からかもめは、
(むくはただ単に我がままや反抗心からそういうことをするのではなく、脳の中に何か障害があり、それが原因で正常な判断や行動がができないのではないか
?)
かなり強く、そう思うようになった。

むくの「追っかけ」はそれから三年以上続いたのだが、その間には本当に様々
な出来事が起こったのである。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者merrydaki 11:37 | コメントをどうぞ

紗江子の身体を真理子

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「お母さん・・・?」

入ってきたのは真理子だった。だがその声と同時に紗江子は動かなくなった。智代は天井からぶら下がった紗江子の身体を真理子の方へ向けた。

「クックックッ、ほうら、よく見ろ。おまえの母はいなくなったぞ。ただの躯になった。」

真理子は目の前の母の姿がすぐには理解できない様子で立ち尽くしていた街貨が、目を見開き足をぶるぶると震わすと悲鳴を上げ足から力が抜けたかのようにがくんと崩れ落ち尻を付いたまま後ろに下がった。

「おまえも覚えておけ、私の邪魔をするとこうなるんだ!」

智代の声は届いていないようだが真理子は身体を震わせたまま泣き叫び続け、そ悉尼自由行のまま気を失った。智代は少し首を捻って紗江子を見た。ゆらゆらと揺れる紗江子の目は今にも飛び出しそうにギョロッと見開かれ血がにじみ出ている。舌はだらんと垂れ下がり涎が滴っている。あの美しかった面影はすっかり消え去り醜いただの物体に成り下がった。

(結局、みんなおんなじなんだ。)

中身は智代と何も変わらない、上に被った皮一枚が違うだけで虐げられる者と愛される者が出る。この世は不条理で不公平だ。

(死んだらみんな同じなのに。)

妹を手にかけたときの事を思い出す。何度も殴打したその顔は腫れあがり、肉は裂け、両親が愛したあの可愛い顔はもう何処にも残っていなかった。智代は何かあるといつもあの時の妹の顔を思い出す。あの顔を見た時、親達は一体どんな顔をしたのだろうと思う。それ晚霜を見届ける事をしなかった事が唯一の心残りであった。

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お咎めもなく、い

春から初夏へと季節は変わろうとしている。
「猫はネズミを追うことをやめ、、」と、古い書物で表現されるような、
眠気を催す雰囲気に包まれているこの頃である。
この現象は、のどかな庶民の生活のみならず、
一国の命運を論ずべき国会におい願景村人生課程てもその如くのようだ。

先日の産経新聞サイトで掲載された記事に
「国会はまるで『学級崩壊』…離席、読書、スマホ、居眠り…
目を覆う国会議員の振る舞い」というタイトルが踊っていた。
国会議員各氏の偉いセンセイの居眠りの姿が、
時々、テレビ特集などで映し出されることがあるが、
たいした問題ともならず、お咎めもなく、いたって探索四十洗腦平和裡に国会議員を続けている。

これが平和な国”ニッポン”なのだが、、北の隣国では大変なことになるようだ。
行事の最中に居眠りをしたということで「反逆罪」となり、
軍ナンバー2が公開処刑となったという。
かの国からは、それ以外にも処刑や失脚といった話題も事欠かない。

こんな状況の中では、さぞや内心ビクビクしている人民の高官たちも
いるのではないかと思ったりする。
それを表現しているような、中国の故事成語に
「沙中(さちゅう)の偶語、雍歯(ようし)封侯」
なるものがある。
これは、漢の劉邦が天下をおさめ、やっと定ま加州健身中心った頃の話。
劉邦が宮殿から見ていると高官たちが集まってはヒソヒソと何か話しているようだ。
「あれは何か?」と尋ねると、張良は、
「高官たちは自分たちが今度は処刑されるのではないかと思い、
ならば、こちらが謀反を起こすべきだと陰謀を謀っているようです」
「あれを止めるのは、どうしたらいいのだ?」
「それは、王が一番嫌っている人物を重用すればいいのですよ」
そこで自分を何度も裏切って来た人物「雍歯」を高官に任命すると、
他の高官たちは安心して謀反を起こす気持ちがなくなったという故事。
そういった「手」もありや、なしや?

居眠り一つで「処刑」というのも厳しすぎるが、
スマホいじりや居眠りを容認して国会が『学級崩壊』状態と揶揄されるのも頂けない。

「センセイ、がんばって!」というところだろう。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者merrydaki 11:26 | コメントをどうぞ

営業マンはやる気十

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California Fitness 教練
California Fitness 呃人
California Fitness 教練

新車購入を心に決めディーラーを回り始めると色々なことに気づく。

今回は5つのメーカーの販売店を1日で回ってみた。

1店目 A社

現在乗っている車のメーカー、営業マンはやる気十分、接客態度も好印象、課長クラスの人だけあって値引きの裁量もかなり持っている様子。ただ、車が今一つピンとこない。

2店目 B社

車は魅力いっぱいで密かに第一候補、ところが出てきた女性の販売員はまだ若手らしく積極的にセールスをしてこない、この車に乗りたいという潜在意識があるので「もっとプッシュしてくれればなぁ・・」という思いが。そこで同メーカーの別な販売店に出向く、こちらも営業マンが今一つ・・

3店目 C社

当たった担当者は「私・・今年入った新人でして・・」と前置きが・・初々しくて一生懸命で決して印象は悪くないのだが、いかんせんルーキー、何か尋ねると「ちょっとお待ちください」とバックヤードに消えていき上司の確認を取ること数度、車は思ったよりもいい感じ。

4店目 D社

最初は候補になかったメーカーだが、通りすがりに見かけて入店、営業マンの印象はベスト、人当たりもセールスの強弱加減も絶妙!人柄が真面目で温かいのが伝わってくる、肩書もあり優秀な成績を収めていそうだ。
ちなみにこの日の夜自宅のポストにごあいさつの手紙と新たな見積もりが投かんされていた。
うーんやるねぇ!この機動力!その日のうちに訪問しながらもあえてドアベルは押さないという心にくさ!
ただA社同様車の魅力がイマイチ・・

5店目 E社

最悪であった・・・
担当の営業マンは係長クラスの方・・しかし、僕は話の途中で腹が立って聞く気がゼロに、最後は「不快です」と捨て台詞を残して立ち去った。彼は何が不満なのか全く理解していない様子だった。

僕も営業に関する仕事をするので今回の件は大変勉強になった。

この営業マン

客の気持ちを忖度することができないのだ。

いかに自社の車が売れているかを延々と述べ、3月中に間に合わせるなら全国で残っているのは2台だけで、色もこの色だけと押し付けてくる。

確かに売上No.1の車らしく言っていることも事実なのだろうが「早く決めないとなくなっちゃうよ」的な上から目線のトークは僕の神経を逆なでする。予算も伝えたのにいろいろなオプションを「つけるのが当然ですね」という感じで予算を50万以上超えた見積もりを出してきた。

「本当にバカだなぁ・・」と思う。

僕はこの人のせいで「絶対にこのメーカーの車は買わない」と心に決めてしまったのだ。

他の人に当たっていたらそんなことはなかったのかもしれないのだ。たとえ今回は縁がなくても、もっと客の気持ちに寄り添った営業をすれば次の時には足を運ぶかもしれない。それなのに、この接客のおかげでメーカーそのものが嫌いになってしまった、そして、そのことに本人は気づいていない。

こうしたことは間々ある、たまたま接客したアルバイト店員が無愛想で食べに行かなくなるレストランとか、逆にあたたかなおもてなしに再び訪れリピーターとなる宿とか、例を挙げれば枚挙にいとまがない。

僕はあらためて肝に銘じた。

営業の心は・・・「一期一会」なのだと。

そして「お客様の気持ちを忖度できる」こと!

さて、こうして消えたE社を除く4社に絞り検討していくことになった。

新たに出てきた二者択一問題・・それは

「営業マンは最高だが車がイマイチ」

「車は魅力あるが営業マンがちょっと」

さて、僕はどちらを選ぶことになるのだろ

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は暫くの間下を向い

「今朝、浜本さんが帰った後、本部に連絡したの。レジが故障しましたってね。それで色々報告したんだけど、電黃金價格話じゃ埒が明かないって言われてさ、それで8時半頃だったかなあ、さっきの人、小暮さん……、あの人が店に来たんですよ」
唐突に店長の話が始まった。
「それで起こったことをきちんと話したわけ。夜中の3時ごろに急にレジから『ピーッ』って音が鳴り始めて……、いや実際にそれに気が付いたのは私じゃなくて、バイトの人、つまり浜本さんなんだけど、それを言われて一緒にレジを調べたら、ドロワーの中が水浸しになっていて、それが原因だと思うんだけど故障したみたいです、って。そしたらさ、やっぱり不思議に思うよね、『なんでドロワーの中に水が入っていたんだ?』って」
「まあ、普通は誰しもそう思うでしょうね」
「そう、俺が思ったように、やっぱり小暮さんもそう思ったわけですよ。それでね、そうなるとやっぱり第一発見者は誰なんだとか、その時あなた、つまり私のことなんだけど、何をしていたんだとか、店内には誰がいたんだとか、客はいたのかとか、根掘り葉掘り訊いてこられるわけ。レジが普通に使っていて故障するっていうのはよくある話なんで、そういう場合はだいたいがすんなりと話が終わるんですけど、今回の場合はさ、はっきり言ってわけがわからないじゃない。ドロワーの中が水浸しになっていたなんて普通はあり得ないことだからね、それで小暮さんも簡単に話を終わらせられないって思ったんだろうね」
「確かに……」
「たぶん私が浜本さんを疑ったように、小暮さんも疑ったと思うんですよ。いやあの人の立場で言うと私も含めてね」
「誰かが悪戯したんじゃないかって……」
「そう」
「店にいた人間全員が容疑者ってわけですか」
「うん、まあ仕方ないよね。あんなことが自然発生するわけないからさ」
俺は黙って頷いた。
「それで私が把握している限りのことを全部きちんと話したんです。ここで変に隠したりしたら後々面倒なことになるかなあと思って、その時自分がバックヤードで居眠りしてしまっていたことも含めてね。そしたらメチャクチャ怒られちゃいました。日頃浜本さんにはきついこと言ってるくせにね。あの時浜本さんに言われたことが、その時蘇ってきてさ、何て言うかまたグサリと胸に突き刺されたような感覚になりましたよ」
「あの時はすいませんでした。何か大人げないことを言ってしまったみたいで……」
「いやいや、いいんです。気にしないでください。それにそれは今回の件とは別の話だし……」
「まあ、それはそうなんでしょうけど」
「で、話を元に戻すけど、結局私の探索四十洗腦話だけじゃ事の真偽がわからんっていうことになってね、それで結局何をしたかって言ったら、二人で防犯カメラの映像をチェックしたんです」
「なるほど」
賢明な方法だと思った。この店に限らず今の時代、どこもかしこも防犯カメラだらけだ。この店に限って言えば、少なくとも1台の防犯カメラがずっとレジ辺りを狙っているのだ。誰かが悪戯をしたとすればきっと何かしらの画像が映っているだろう。
「昨夜11時過ぎから明け方までの映像を見たら誰があんな馬鹿なことをやったかわかるんじゃないか、少なくとも私や浜本さんがやったかやってないかくらいははっきりするんじゃないかってね。それで二人でずっと見てたんです。その結果、浜本さんは犯人じゃないって結論になって……、あっ、もちろん私も無実だってこともね」
「で、誰がやったんです? やっぱり外部の人間ですか?」
「いやそれが……、わからないんです。誰がやったのか、いや、そもそもどうしてあんなことになったのか」
「どういうことですか? 防犯カメラに全部映っていたんじゃないんですか?」
「うーん」
店長の顔に少々の曇りが伺えた。
「映っていたけど何も起こっていなかったんですか? それなら何だか超常現象っぽい感じですね」
「いや、何と言えばいいか……」
俺は首を捻った。
「ここまで来て隠さなくてもいいじゃないですか」
そう言うと店長はいたたまれなくなったのか、ポケットから煙草の箱を取り出すと、そこから煙草を一本取り出した。
「実はね、うちの防犯カメラってけっこう古いタイプのものでね。あっ、これは防犯上口外しないで下さいね」
俺は頷き、話の続きを待った。店長は手にしていた煙草を口に銜えると、ライターで火を着けた。そして「ハアーッ」と溜息を出すように紫煙を吐いた。そして今までよりも少し小さめの声で続きを話し始めた。
「古いタイプのものだから、実はずっと同じ場所を撮り続けているってわけじゃないんですよ。浜本さんもご存知のとおり、店内、いや店の外も含めると4台のカメラが設置してあるでしょ」
「ええ」
「それをね、ローテーションしながら撮っているんです、1台につき2~3秒くらいね。だから例えばレジ辺りが映った後、次にまたレジ辺りが映し出されるのは、だいたい10秒後くらいなんですよ」
「つまり全てが映し出されているわけじゃないってことですか」
「ええ、まあそういうことです」
「待ってください、それじゃあ本当に私が潔白だったことが証明されたわけではないってことじゃないですか。今のままじゃあ、例えば10秒あれば、もしかしたら何らかの手を使ってドロワーをこじ開けて水を流し込むことができるかもしれないって、そんなふうに疑う人間がこれから出てくるかもしれないじゃないですか。それは私に対してかもしれないし、店長、あなたに対してかもしれませんよ」
俺は店長の話に納得できなかった。そしてそれ以上に、自分にまだ疑われる余願景村人生課程
地というか可能性が残っているということに新たな不安を覚えたのだ。今までの安堵は何だったのだ。これでは話をする前に逆戻りではないかという憤りにも似た感情も湧いてきた。
「大丈夫です。私も小暮さんも会社も、誰も今回の件で浜本さんに責任を追及するようなことは一切しませんから」
そう言われても俺はやはり納得できなかった。心の中はもやもやとした気持ちで満ち溢れていた。ここまできて、そんな真相を遠ざけられるような話をされても「はい、わかりました」とは到底言えなかった。
「なぜですか? 何を持ってそう決められたのですか? じゃあ誰がやったんですか? それにあの水っていったい何だったんですか? お願いです、私にも教えて下さい」
俺のその問い掛けに、店長は暫くの間下を向いて黙って煙草を吸い続けていた。その様は何かを考えあぐねているように見えた。店長は煙草を吸い終えると、更に2本目の煙草に火を着けた。そして、その煙草が真ん中辺りまでになると、それを力強く灰皿に押し付けた。そして顔を俺の方に向けて、「わかりました。今の浜本さんには知る権利があるでしょうから」と言った。俺は店長が再び話し始めるのを待った。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者merrydaki 13:19 | コメントをどうぞ

く増量しておい

「大丈夫?ルルちゃん。案内できる?」

念のため聞いてみる。

「大丈夫ですにゃ。3名様ご案内にゃ~」

俺達3人はテーブル席に通された。

「ご注文はこの紙に書いてありますにゃ。分から黃金價格ないのがあったら呼んでくださいにゃ。決まっても呼んでくださいにゃ」

店内ではルルちゃんのほかにも2名ほど従業員が居る。あのロリっぽいのはドワーフか?それと普通の人間族だ。

「俺は子牛のステーキでいいや。久しぶりに胡椒の味を感じたい」

「あたしは塩鮭定食にしようかしら。食後の日本酒って言うのが美味しいのよ」

「私はあえてこのTKG(卵かけご飯)って言うのを頼んでみるわ。滅菌魔探索四十洗腦法までかけて食べる卵がどれだけのものか知る価値があると思うの」

マジかよ。いきなり生卵とかチャレンジャーだな。

「シャーロット、多分それだけだと足りないと思うわよ。こっちの味噌汁と漬物が付いてる和風朝食セットにのりか卵か選べるから、それで卵を選んでしょうゆを付けてもらうといいわ」

「ありがとうございます。レイラさん」

「朝食セットなのに現在夕時とはいかに」

「分かりやすさ重視だからいいのよ」

「そういうものですか」

「そういうものよ。じゃ、呼ぶわね。店員さーん、注文お願い」

「はーい」

ロリっぽいドワーフが寄ってきた。

「子牛のステーキと塩鮭定食、後和風朝食セットを卵で。他に何かある?」

「にんにく増量しておいてください。後食後願景村人生課程に臭いが気になるんでパセリ増量で」

「分かりました。他には何かございますか?」

「個人的に聞きたいことがあったけど、それはまた今度でいいです」

「?分かりました。子牛のステーキにんにくパセリ増量と塩鮭定食、和風朝食セットを卵ですね。他のご注文はございますか?」

「あ、食後に日本酒お願い。シャーロットにもあれの良さを教えてあげるわ。ユキトは?」

カテゴリー: 未分類 | 投稿者merrydaki 15:51 | コメントをどうぞ

その割りには

長谷川町子と言えば『サザエさん』が、すぐに思い浮かんでくる。
今でもテレビアニメが放送されたり、
新聞の日曜版などにアーカイブスとしての『サザエさん』が再掲されている。
彼女の作品には、そのほかに『意地悪ばあさん』という4コマ漫画もある。
これは、週刊誌『サンデー毎日』に1966年から70年過ぎまで連載されて、
コミック版も販売された。
漫画もさることながら、青島幸男が、この『意地悪ばあさん』を
見事に演じた実写版が人気を博した。

この漫画を長谷川町子が連載することになったきっかけは、
アメリカ人漫画家ボブ・バトルCalifornia Fitness 黑店が描いた『意地悪じいさん』という漫画が
1956年から、日本の雑誌『漫画読本』に連載されていたこと。
それは、主人公の意地の悪いおじいさんが、不機嫌そうな「いじわる」をおこなう、
ちょっとサディステックな漫画でもあった。
これが、もし主人公が「おばあさん」だとすると、同じ意地悪を行なうとしても
可愛げがある、として『意地悪ばあさん』の創作を始めたという。
これが大ヒット。
その後、この漫画が海を渡り、アメリカでも “Granny Mischief” と題する翻訳が出て
これも大きくヒットした。

こういった漫画の影響か、実際に老人たちを見てそう思うのか、
一般的に、「歳をとれば、だんだん意地悪になる」というイメージがある。

ところが、最近、心理学会が発行する学術雑誌に
「人は年を取るほど幸福感が高まり、自分の生活に対する満足度も高くなる」
という研究結果が発表された。
過去30年、アメリカで世代の異なる1200人あまりを
追跡調査した結果から判明したという。

そうすると、今の世の中、『意地悪じいさん』も『意地悪ばあさん』も
ごく珍しい人ということになる。

その割りには、よく見かけるが、、、。

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カテゴリー: 未分類 | 投稿者merrydaki 14:52 | コメントをどうぞ