月別アーカイブ: 2015年1月

全豪オープンテニス研究視察

17日から23日までメルボルンで行われている全豪オープンテンスに研究出張に行ってきた。選手時代3度トライし、1度98年に予選の決勝に進んだときから数えると12年前。当時のランキングも300位であった。このコートはボールもそうだがとにかく肩口で処理、ベースライン後方でのプレーをどう対応するかが課題であった。とにかくサービスキープが基本で、どこで一回ブレークするか?テニスにおいて当たり前の戦術だが、奥が深い。
 今回の研究は当時のテニスと現代のテニスの戦術、技術の相違、コーチと選手の関係を観察することを目的とした。まず、ロッドレーバーアリーナ、ハイセンス、マーガレットでビッグ4(Federer,Nadal,Murray,Djokovic)のライブでのプレーは一言でいえば、Federerは芸術。他の3選手についてはとにかくサイズの大きさの割に身体の身のこなし、風貌、ボールの爆音、スイングスピード、展開の速さ、など他の本戦選手に比べてもすべてがコンプリートであり、客観的なデータはおそらくそこまでの相違はないと思うが、、、、、やはりテニスはライブだと痛感した。このクラスにおいても3段階から、4段階のカテゴリーに分かれている。まず、ピンチのときは自らエースを狙いにいき、それが正確にコントロールされる。また、意外なのはバックハンドで逆付かれる、遠いボールの対応が殆どの選手がドライブで切り返す。オープンスタンスを用い、ランニングショットで切り返す。そして、ミスヒットがとにかく少ない(相手のサーブに対して)。また、何よりもサーブのスピードも(180−200オーバー)セカンドでも、(180台が殆どであり)セカンドサーブでもエースを狙いに行く、Federerはセカンドサーブでワイドに180kmとサーブの有効性が顕著にでていた。ダブルスにおいてはテリトリー、コミュニケーション、ネット付近での処理とカイエ Strategyが浸透していた。

なによりも、日本人選手が男子は4人本戦。守屋、伊藤両選手は惜しくも破れたが、40番台の選手に対して互角なプレー、添田選手は2R、錦織選手は1weekは余力を残してのプレーぶりはまさに5位にふさわしい力量である。この雰囲気、このスピード、感覚、展開が当たり前になる為には、”慣れる事”。である。

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カテゴリー: 日記 | 投稿者宮地弘太郎 11:19 | コメントをどうぞ

ユニバーシアード強化合宿 2015 光洲に向けた

新年あけましておめでとうございます。旧年中お世話になった方々本年もよろしくお願い申し上げます。さて、年始は7日−9日ナショナルトレーニングセンター、JISSにてユニバの体力測定合宿を実施しました。男子8名、女子6名でした。男子は 志賀、笹井(プロ)、近藤(慶応)、岡村、大城、今井(早稲田)、大友(法政)、上杉(慶応)。初日は、主にオンコートで基礎練習、2日目はラボテスト、オンコートで基礎練習、3日目はフィールドテスト、その他、戦術論、スケジュール論、ドーピング講習、栄養学など短期間で多岐に渡る内容でパンパンでした。毎回の事ながら、この年齢はある意味完成された年齢に達し強化という側面からみると多様に富んだ人材です。汎用性を盛り込んだ座学面からのアプローチが今後の彼らの人生(競技者。指導者、社会人として)を有意義なものにしてゆくため強いては、この世代が後期熟成群としてATP/WTAツアーに挑戦してゆくプログラムを構築できる世代だと自負しています。ダブルスという種目特性に焦点をあててみると戦略的強化を推進・構築してゆくことで、日本テニスに貢献できるのではないだろうか、、、、、、

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カテゴリー: 日記 | 投稿者宮地弘太郎 21:21 | コメントをどうぞ