日別アーカイブ:

全豪オープンテニス研究視察

17日から23日までメルボルンで行われている全豪オープンテンスに研究出張に行ってきた。選手時代3度トライし、1度98年に予選の決勝に進んだときから数えると12年前。当時のランキングも300位であった。このコートはボールもそうだがとにかく肩口で処理、ベースライン後方でのプレーをどう対応するかが課題であった。とにかくサービスキープが基本で、どこで一回ブレークするか?テニスにおいて当たり前の戦術だが、奥が深い。
 今回の研究は当時のテニスと現代のテニスの戦術、技術の相違、コーチと選手の関係を観察することを目的とした。まず、ロッドレーバーアリーナ、ハイセンス、マーガレットでビッグ4(Federer,Nadal,Murray,Djokovic)のライブでのプレーは一言でいえば、Federerは芸術。他の3選手についてはとにかくサイズの大きさの割に身体の身のこなし、風貌、ボールの爆音、スイングスピード、展開の速さ、など他の本戦選手に比べてもすべてがコンプリートであり、客観的なデータはおそらくそこまでの相違はないと思うが、、、、、やはりテニスはライブだと痛感した。このクラスにおいても3段階から、4段階のカテゴリーに分かれている。まず、ピンチのときは自らエースを狙いにいき、それが正確にコントロールされる。また、意外なのはバックハンドで逆付かれる、遠いボールの対応が殆どの選手がドライブで切り返す。オープンスタンスを用い、ランニングショットで切り返す。そして、ミスヒットがとにかく少ない(相手のサーブに対して)。また、何よりもサーブのスピードも(180−200オーバー)セカンドでも、(180台が殆どであり)セカンドサーブでもエースを狙いに行く、Federerはセカンドサーブでワイドに180kmとサーブの有効性が顕著にでていた。ダブルスにおいてはテリトリー、コミュニケーション、ネット付近での処理とカイエ Strategyが浸透していた。

なによりも、日本人選手が男子は4人本戦。守屋、伊藤両選手は惜しくも破れたが、40番台の選手に対して互角なプレー、添田選手は2R、錦織選手は1weekは余力を残してのプレーぶりはまさに5位にふさわしい力量である。この雰囲気、このスピード、感覚、展開が当たり前になる為には、”慣れる事”。である。

Miyach.net

カテゴリー: 日記 | 投稿者宮地弘太郎 11:19 | コメントをどうぞ