全豪男子決勝戦の第1、第2セットは息も詰まるような打ち合いであった。
第1セットを落としたマレーは挽回を図りスピ-ドを上げ、 信じられない動きでショットを放ちジョコビッチを振り回した。
それに対してジョコビッチも果敢に走り 守り、 何とかマレーのペースにならない様、自分のペースで試合が進む様反撃していた。
その攻防が 激し過ぎて、人間ではなく サイボーグが打ち合いをしているように思えた。
それ位、凄かった!
ただ残念だったのは、第2セットをマレーがジョコビッチに打ち勝ち、第3セットの序盤から そのまま行くかに思えた。
だが、ジョコビッチの強固な守りが、徐々にマレーにボディーブローのように効いていたのか?
オーバーペースから来る疲れからか?
マレーのミスが増え始めた。
それによりジョコビッチが優勢に転じ、そのままマレーを振り切った。
陸上の短距離選手のような スピード、1500メートル選手のような駆け引き、マラソン選手のようなスタミナ、全ての要素がテニスの選手には必要だ。
苦しい時にはチームを見て励ましてもらい、自分を鼓舞し 勝利を目指す!
マレーとジョコビッチの戦いは、決勝戦にふさわしい試合であった。
感動した!
それにしても、ジョコビッチはタフだ!!