以前の日本ラグビーは、世界に全く歯が立たなかった。
そんな事情もあってか、僕が学生の頃は学生ラグビーが大人気であった。
僕は早稲田大学だったので、毎年対戦する明治との戦いとても楽しみで、国立競技場が満席になる程であった。
社会人ラグビーの方が人気がなく、学生ラグビーで終えるプレーヤーも数多くいたのでは?
世界を見据えていなかったことが、ラグビー熱が自然と衰退することに繋がったのかもしれない。
不人気だったサッカーがJリーグを発足させ脚光を浴び、ますますラグビーは人気がなくなって行った。
それから、ゼロからの出発で、世界トップのコーチを招き入れ、コーチと選手と協会が一体となって 頑張り、4年前の南アを破る奇跡を起こし今に至っている。
4年前偶然に見た日本が南アに勝つ瞬間は、今でも忘れない。
今回の日本の活躍は、日本人の心を捉え、日本ラグビーの活躍が毎日の話題になる程であった。
あれだけ体をぶつけ合い、倒れ 、対戦国の大きな選手にぶつかっていく日本チームの姿。
また、素晴らしいパスワークとチームワークで大きな外国人選手に勝利する様は、痛快で涙が出てくる。
そしてリーグ戦で全勝。
世界の強豪と渡り合える国の一つ、ベスト8に堂々と入った。
先日は、日本が4年前の奇跡を起こした南アと対戦し、堂々と戦い 敗れた。
日本人に勇気を与えてくれた、ラグビー日本チームに、ありがとうと言いたい。
素晴らしかった!