深夜のティエム対ガストン戦を興奮して3時30ま分頃まで、最後までじっくりと見入ってしまった。
20歳のフランスの新鋭、ガストン。
1ゲーム中に完璧なドロップショットを3度も4度も放つテクニシャン。
2回戦で日本の期待、西岡と対戦した若者である。
ガストンは、フレンチオープンのタイトルを持つバブリンカにドロップショットを多用し、勝利をもぎ取りベスト16に入った。
でも、優勝候補の1人 ティエムには、ガストンも流石に力及ばないだろうと思っていた。
予想通りティエムが第1、第2セットを取ったが、ガストンの放つドロップシャットには、うまく対応が出来ず、少しずつフラストレーションが溜まっている感じであった。
ガストンの放つドロップショットが、ティエムを徐々に追い込んで行ったようだ。
ガストンは、堂々と第3,第4セットをティエムから奪い、完全にガストンペース。
ガストンがビッグアプセットか?
ランキング230位台の選手 ガストンが世界のトップ3であるティエムを完全に翻弄している。
ティエム自身も、第5セットもこのままの状態では、負けると思っていたのでは?
ティエムは、第4セット終了時には悲壮感漂う顔をしていた。
試合がスタートした時には、ティエム自身がガストンを認めていなかったのではないか?
だからこその第3,第4セットの試合内容だったと思われる。
しかし、流石にティエムはトップのプレーヤーであった。
第5セットがスタートした時には、吹っ切れ、ティエムはニュートラルの顔をしているように見えた。
第1セットから第4セットまでの事は忘れて、ガストンのドロップショットも認めて、自分の持っている全てを出して戦おうとしている顔をしていた。
そうなれば、流石に世界ナンバー3。
しっかりとガストンを抑えて勝利した。
ガストンはもちろん素晴らしいが、ティエムは流石であった。
本当に良い試合であった。
さあ、早く寝なきゃ!