ナダル、フェレイル等、クレーコートのスペシャリストが揃った大会で、錦織が2連覇を果たした。
このバルセロナの大会は歴史も古く、スペイン人にとっては 重要な大会である。
現に昨年錦織が優勝するまで、ナダルを初めスペイン人が10年に渡り 優勝者に名を連ねている。
今回も、ナダル、フェレイル等スペイン人は日本人の錦織にはタイトルを渡したくなかったであろう。
そんな中で、2連覇をかけた錦織の戦いは実に切れ味の良い素晴らしい戦いであったと思う。
決勝の相手アンドゥハル、準決勝でフェレイルをストレートで堂々と破って決勝に出てきたブレーヤー。
マスコミは「格下の相手に勝って」という表現をよく使うが、ランキング69位だから格下と位置づけるのには、正直 疑問に思う。
アンドゥハルは 決勝に進んできただけに、思い切りの良いリターンには目を見張るものがあった。
そのアンドゥハルを錦織はしっかりと受け止め 、勝利した事は 実に素晴らしい!
目標の一つ、ローランギャロスに向けて良いスタートを切ったと言える。
ただ、決勝戦では 錦織に準決勝戦までのような切れ味が少し見られなかったことが気になる点でもあった。
でも、どうすればこのように素晴らしい結果が出せるのであろうか?!