クレーコート スペシャリスト、スペインのベルダスコとの対戦は見応えある試合であった。
頭の良いミスの少ない緻密な錦織が、大味ではあるが迫力あるフォアハンドを武器とするベルダスコを抑え、第1 第2セットを連取した。
しかし、徐々にベルダスコの豪快なフォアハンド、ドロップショットが錦織のペースを崩し、第3 第4セットをベルダスコに奪われ、セットオールにもつれ込んだ。
勝利を分けたのは、やはり錦織の正確なストロークとコートカバーリングであった。
あの豪快なフォアハンドを武器とするベルダスコを抑え、錦織がベスト16に進出した。
次の対戦相手は、フランスのガスケである。
次も、決して相性が良い相手ではないが、今年になってガスケに2連勝している有利さも特筆しておく。
頑張れ、錦織!