マドリッド 準決勝
R・ナダル N・ジョコビッチ
6-2、6-4
大会7日目
現地16時に組まれた
ナダルとジョコビッチの準決勝
ナダルの試合まで あと3時間・・・
あと1時間・・・あと30分・・・
迫りくる決戦を前にして
こんなに喉が渇いて
こんなに怖いと感じたのは
久しぶりの事だったかもしれない
3年ぶり5度目の優勝を目指す
赤土の王者
伊達にクレーキングと呼ばれているわけじゃない
ナダルをなめないでもらいたい
これからローランギャロスを迎えるうえで
最も重要なゲームだった
勝つか負けるか答えは一つだけ
ナダルはその大事な試合に勝ったのだ
それがどんな意味を持つのか
私たちナダルファンは知っていた
左の拳を突き上げて
両手を広げ喜びを爆発させたナダル
思えばジョコビッチには
勝てない日々が続いていた
悔しくて眠れない夜が
何度あったか分からない
この勝利は大きな意味を持つ
常に全力で戦うナダルは
妥協という言葉を知らない
そんなナダルの魂のテニスに
いつも胸が熱くなる
1球でも多くコートに返す粘りが
何かが起きるという執念だった
50度目の対戦
お互いに手の内は
充分すぎるほど知っていた
ナダルのテニスはワクワクする
始めから終わりまで
まばたきするのも惜しいくらい
画面に釘付けになった
自分の心臓の音が
バクバクするのが聞こえる
勝利の瞬間は
今まで苦しんだ分
涙がたくさん出た・・・
嬉しくて嬉しくて
涙が止まらなかった
1時間38分で
ナダルは決勝へ進んだ
ナダルはリベンジという言葉を嫌うから
1つ借りを返したと言っておこう
ラファエル・ナダル
ファイトし続け諦めなければ
大きな勝利がやってくる
君はまた走り続ける
大きな夢に向かって
VAMOS!! RAFA!!