ローマ 準々決勝
R・ナダル D・ティエム
4-6、3-6
ラケットバックを抱え
ナダルがコートを去って行った・・・
大きな背中が小さく見えた
「僕はベストを尽くすためにここにいる。」
試合前はなんだか落ち着かず
仮眠しようと思えばできたが
緊張と興奮から眠れずに23時を待った
その間はソワソワと時間ばかりが気になった
いきなりブレークを食らった
第8ゲームでブレークし返した時は
手のひらに爪が食い込む程のガッツポーズをした
スコアの線は第3セットまで書ける様に引き直した
大事な場面では
呼吸を止めてしまう程だった・・・
大きく息を吸って 大きく吐いた
じゃないと酸欠で倒れそうだったから・・・
ナダルは負けた・・・
若い力を押し倒す事はできなかった・・・
負けるのは悔しくて悲しいことだと知った
突っ走ってばかりでは
いつか転んでしまうのではないかと
不安にもなったしナーバスになった
ナダルの身体を気遣い
勝ち負けなどどうでもいいと
一瞬でも思ったことを恥じる・・・
やっぱり負けるって辛くて悔しい
毎日、練習してコートの上では全力を尽くす
これまでナダルがやってきたことだ
継続し続ける才能を持っている
人はそれを天才と呼ぶのだろう・・・
テニスは何があるか分からない
コンディションや心のバランスだったり
時には運も味方につけて
様々なものを克服しなければならない
ナダルは私の夢と希望だ
本番の全仏オープンでは
また更にパワーアップして
躍動感のあるナダルのプレーが見られるといい
ローマ・・・
未練はあるけど
興味はなくなった・・・
ナダル・・・お疲れさまでした
いま会ったばかりなのに
いま・・・君にまた会いたい・・・
VAMOS!! RAFA!!