全仏オープン 準々決勝
R・ナダル 
N・ジョコビッチ
5-7、3-6、1-6
「パリに戻って来るたびに だんだん厳しくなってくる。」
涙が出たわけは
負けたからではなかった・・・
最終セットはともかく
必死に食らいつき
懸命に戦っている
ナダルのその姿に
涙が流れた・・・
大好きなローランギャロスで
苦しんでいたのはナダルだった・・・
だけど これまでナダルが
達成してきた偉業を
忘れてはいけない
エンジンは全開
意地とプライドのぶつかり合い
少しでも弱みを見せたら
持っていかれる・・・
４４度目の対戦は
２時間２６分の切ない物語だった
今夜は辛くて長い夜になりそうだ
VAMOS!! RAFA!!
全仏オープン ４回戦
R・ナダル J・ソック
6-3、6-1、5-7、6-2
大会９日目
初対決の相手は
アメリカのジャック・ソック
２２歳のソックは
ディミトロフを倒し
ナダルとの４回戦の切符を
手に入れた
晴れのち曇りのスザンヌ・ランラン
第１セットも第２セットも
快勝だった・・・
ところが勝負は
下駄を履くまで分からない
第３セット はじめてセットを落とした
何が起こるか分からないのがテニス
この試合 ナーバスになった
初めての瞬間だった
ナダルは それらを跳ね除けて
勝負に勝った
嬉しかった
６年連続の８強入りを決めたと同時に
ローランギャロス７０勝目
１球でも多く返して
ポイントにつなげる
ナダルの魂のテニスは
誰よりも魅力的だ
６月３日 笑顔で誕生日を迎えたい
そのためには何が必要か
ナダルはきっと
解決策を見つけてくれる
後悔だけはしないように
ナダルらしいプレーで
準々決勝 戦って欲しい
ラファエル・ナダル
さらなる高みへ
いざ 勝負
VAMOS!! RAFA!!
全仏オープン ３回戦
R・ナダル A・クズネツォフ
6-1、6-3、6-2
ナダルが４回戦へ進んだ
大会7日目
スザンヌ・ランラン
初対決
２４歳のクズネツォフを一蹴した
ナダルは常に主導権を握り
のびのびとプレーしていた
そんなナダルの姿を
見れるということが
何よりも嬉しかった
勝ち続ける事の難しさを
嫌というほど知っていたから・・・
勝つことの大切さを
噛みしめながら
ナダルは４回戦へと進んだ
最高の大舞台で
最高のパフォーマンスをして
ナダルのモチベーションも
コンディションも絶好調
これがプロなんだと
改めて思う・・・
茨の道は まだまだ続く
だけど今の君なら
勝ち続ける事を自信に変えて
どんなことも乗り越えられる
夢に希望
ナダルに全てを賭けてみたい
そう思わせてくれる
君の魂のテニスが
そこにはあった・・・
三日坊主で飽きやすい
私を夢中にさせてくれる人
ラファエル・ナダル
君に抱く特別なこの感情は
きっとこれが
最初で最後の様な気がする・・・
VAMOS!! RAFA!!
全仏オープン ２回戦
R・ナダル N・アルマグロ
6-4、6-3、6-1
大会５日目
風の舞うフィリップ・シャトリエ
どんよりとした曇り空の下
ナダルの２回戦が行われた
対戦相手は同胞のアルマグロ
足の手術をして
今でこそランキングは
落としているものの
元世界９位
侮れない選手だった
悩み続けてきた前哨戦・・・
ナーバスになったときもあった
だけど
今のナダルは違って見えた
９度の優勝を誇る
ローランギャロスでは
誰よりも強くありたかった
アルマグロ相手に
このスコアで勝利したことが
嬉しかった
トリプルのマッチポイントを
難なく決めたナダルが
２時間１９分で
３回戦へ進出した
ルンルン気分で
自然と鼻歌が出る
次に繋がる勝利が嬉しい
ラファエル・ナダル
あの笑顔があれば
答えなど いらない気がする・・・
VAMOS!! RAFA!!
全仏オープン １回戦
R・ナダル Q・アリス
6ー3、6ー3、6ー4
「来年、勝てるかどうかはやってみないと分からない。」
昨年の全仏オープンの優勝カップを
掲げた後にナダルはそう言って
会見を終えた
大会３日目
今日はナダルが登場する日
朝からドキドキしていた
ナダルの試合時間が近づくにつれて
心臓がバクバクしていた
バンダナから靴下まで
ブルーで統一されたウェアに
身を包み颯爽と登場したナダル
いつものように君の姿が
眩しく見える
まずは初戦を突破しなければ
その続きはない
初戦突破という第一関門を
難なく突破したナダルは
２回戦へと駒を進めた
１時間５０分だった
ローランギャロスで
悲しい思いだけはしたくない
ここはナダルの聖地と言っても
過言ではないはず・・・
勝っても負けても
泣きそうになる
君のテニスに魅せられて
９年の月日が経っていた
その間 君は９度も
ローランギャロスの優勝カップを掲げ
時に涙し 時には笑顔で
その特別な称号を喜んでいた
いつでも全力で一生懸命だから
時々 ブレーキを踏んで欲しいと
望むときもあるけれど
それがナダルなんだと再確認する
ナダルにとっては
次の２回戦も準々決勝も
大切な1つのゲームに過ぎない
ラファエル・ナダル
誰よりもローランギャロスに愛されている
世界中の誰よりも君がスキ・・・
VAMOS!! RAFA!!
５月22日 金曜日 晴れ
今日は運命の全仏オープン
ドローが発表になった日
我らがナダルは第６シードで登場する
隅から隅までドキドキしながら
見つめていたドロー
笑ってしまうほど
厳しいトップハーフに入ってしまった
準々決勝であたろうが
決勝であたろうが
ジョコビッチを倒さなければ
ナダルの優勝はない
ならば 何処であたろうが
ナダルに全てを賭けてみたい
「僕にとってはローランギャロスの
タイトルを狙える立場にいることが大切なんだ。
ここで何回連続だとか何回目の優勝だとか
そういった数字には全然 興味がない。」
プレッシャーと戦いながら
今年も全力以上を尽くしてくれるだろう
ナダルの回り込んでからのフォアがスキ
ナダルの かみしめガッツポーズがスキ・・・
昨日より今日
今日より明日
想いは大きくなるばかり・・・
待ちに待った全仏オープンが
いよいよ開幕する
今年は どんな物語が待っているのやら・・・
前哨戦では思わぬ結果を受けたって
ナダルには期待している
それがファンってものだから・・・
呼吸の仕方も忘れそうになって
胸が苦しくなって
瞬きするのも惜しい
ナダルの魂のテニス
２週間の熱き戦いが
始まろうとしていた
VAMOS!! RAFA!!
ローマ 準々決勝
R・ナダル S・バブリンカ
6-7(7)、2-6
時計の針は
午前４時４０分をさしていた
ずっと ずっと 長い間
現役で走り続けてきたナダル・・・
こんなに辛くて悲しいクレーシーズンは
はじめてだった・・・
うまくは言えないが
こんな事 初めてだから
どう対処していいか分からない
これが今の正直な気持ち・・・
２００９年の後半も
辛かったけど
今が本当に切ない・・・
今年は何度こんな記事を
書いてきただろう・・・
今のナダルの現状を
受け入れなければならない
日々 戦うように
練習を重ねてきた
日焼けした肌が
その答えだ
人生は思い通りにいかない
やさしい風が
吹いてきたと思っていたら
次の日は 土砂降り
辛くて 悲しい週末になりそう
それでもナダルには
何かを期待せずにはいられない
私は 言い続ける
明るい未来が
必ず 待っていると・・・
ラファエル・ナダル
燃えるような そのハートで
夢のような あの瞬間を
もう一度・・・
VAMOS!! RAFA!!
ローマ ２回戦
R・ナダル M・イルハン
6-2、6-0
ローマ ３回戦
R・ナダル J・イズナー
6-4、6-4
ナダルのローマが始まっていた
これまで達成してきた
クレーシーズンでの偉業が
ナダルに邪魔をする
不調 不調と言われながらも
ナダルは懸命に戦っていた
「自分にチャンスがないと思っていたらここにはいないよ。
何か他のことをしているさ。」
そう笑って話す君が愛しい
他の選手が
どんなに良いプレーをしていても
私にはやっぱり君しか見えない
試合前は凄く心配した
けれど 君はその心配を払拭してくれる
ローマは相性の良い大会
プレッシャーと戦いながら
いつでも どんなときでも
全力以上を尽くしてくれる
努力、謙虚、夢に希望・・・
努力しつづけることは
１番難しいことなのに
ストイックに努力しつづけられる人を
天才と呼ぶんだろう
コートいっぱいを走りまくって
コートいっぱいのボールを拾いまくって
私たちテニスファンを魅了する
相手の心を折るような
タフなその精神力で
スーパーショットを打ちまくる
そんな君の魂のテニスが
そこにはあった
君は人々に夢を与えられる
選ばれたひと
私のスーパースター
君には何かを期待させられる
これまで君には数々の
無理難題を言ってきた
もしも叶うなら
ローマで君の笑顔が見たい
VAMOS!! RAFA!!
マドリッド 決勝
R・ナダル A・マレー
3-6、2-6
西日がセンターコートを照らしていた
大会８日目 最終日
今日は決勝の日
深夜２時から始まった試合は
とても残念な結果に終わってしまった
テニスに「たられば」は存在しない
それを承知で書くなら
悔いが残るのは
第１セット 第７ゲーム マレーのサーブ
0-40と追い込みながらブレイク出来なかった
あのゲームが全てを物語っていた
あそこでナダルがブレイクできていたら
結果はもっと違っていた
スコアブックは３セットまで書けるように
長い線を引いていた
悔いの残る結果だった
良いプレーと悪いプレーが
交差していた
悲しんでいる暇もなく
幸か不幸かすぐにローマが始まる
優勝は出来なかったけど
調子が上がらない中
マドリッドのナダルは
誰よりも 輝いていた
ファイナルまで進んだナダルに
心から「お疲れ様」を言おう
ナダルのマドリッドは
少し苦い思い出を残し 終わった・・・
涙で画面が見えなくなってきたので
今日は このへんで・・・
VAMOS!! RAFA!!
マドリッド 準決勝
R・ナダル T・ベルディヒ
7-6(3)、6-1
「ナダルが 止まりません 」
第２セットの第３ゲームから
５ゲーム連取したときに
実況が言った・・・
マドリッドのナダルは
一度もセットを落としていない
これは明るい材料だった
ベルディヒのサーブの確率が悪い
そうさせているのは
明らかにナダルだった
第１セット 両者ゆずらずキープが続く
ドキドキしていた
心臓がバクバクしていた
タイブレに突入した
初めにミニブレしたのは
ナダルの方だった
が・・・すぐにミニブレを許す
2-1、3-2、4-2、5-2、5-3、6-3、7-3
ナダルのフォアが炸裂し
ドキドキのタイブレを制した
１時間１分だった
それからはナダルのペースで
試合が進んでいった
バックのクロスに痺れ
フォアのストレートが
面白いように決まっていった
もう心配はいらない
第２セット 第4ゲーム
ベルディヒのサーブを打ち崩した
勝利を確信していた
ナダルがナダルに戻ってきた
ナダルらしさを取り戻したことが
嬉しかった
クレーでのびのびとプレーする
ナダルの姿が嬉しかった
もう心配などしない
１時間４３分でナダルが
念願通り決勝に進んだ
ナダル・・・
今日の勝利が凄く凄く嬉しい
さぁ～ とにかく決勝が楽しみだ
ラファエル・ナダル
君の頭の上には
いつだって
太陽が昇っていることを
どうか 忘れないでほしい
VAMOS!! RAFA!!
