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  チャイナ・オープン 準決勝

R・ナダル   F・フォニーニ

  7-5、6-3

「フォニーニとのここまでの３試合は

彼の方がいいプレーをして僕に勝った。

全米オープンの負けのあとも

アンハッピーだとは思わなかった。

僕がひどく悪いプレーをしたわけじゃなかったからね。」

そう・・・あの悔しい敗退から

１か月と１週間が経った今でも

あの悪夢のような日を

忘れたことはなかった・・・

勝つと信じては負ける

今度こそ勝てると信じては

また 負ける・・・

そんな負の連鎖が止まらなかった

またしてもナダルの前に

立ちはだかるのは この男

ファビオ・フォニーニ

名前を記入するのも

蕁麻疹が出そうだ

今大会 一番の声援を送った

男にはどうしても

勝たなきゃいけないゲームがある

何度も 息を飲み

何度も息を吐いた

じゃないと酸欠で

倒れそうだったから・・・

何度両手を合わせたことか・・・

息が苦しい

胸が張り裂けそうだ

まだ準決勝なのに

不覚にも涙が出た

嬉しくて嬉しすぎて涙が出た

爪が手のひらに食い込むほどの

ガッツポーズをした

この勝利は汗と涙の結晶だった

敗戦から学んだ大きな勝利だった

本当に本当にやばいくらい嬉しい

  ラファエル・ナダル

意地とプライドでもぎ取った大きな勝利

おめでとうはまだ言わないよ

大切なときのためにとっておきたいから・・・

VAMOS!! RAFA!!

  チャイナ・オープン 準々決勝

R・ナダル   J・ソック

  3-6、6-4、6-3

ナダルが吠えてガッツポーズを作る

第１セット ナダルからのサーブ

試合はいきなり動いた

第３ゲーム

早くもナダルにピンチが訪れる

DFでブレイクを許した

第６ゲーム チャンスは来るがものに出来ず

第９ゲーム 痛恨のDFでセットを落とす

第２セット 第１ゲーム

やっとブレイクに成功した～

よし  ここからだ～

第１０ゲーム きっちりサーブを決めて

試合はイーブンに戻った

第３セット 第７ゲーム

ソックのサーブでチャンスが来た

ナダルがブレイクに成功して主導権を握った

第９ゲーム きた きた マッチポイント

ソックのボールがアウトした瞬間

ナダルはその手で勝利を掴み取った

ナダルがテニスを楽しんでくれて

なおかつ勝ってくれたら

何も言う事はない

逆転勝利ほど嬉しいものはない

ちょうど２時間の準々決勝だった

チャンスは待つものではない

自分のその手で掴むものだ

ナダルよ・・・ ナダル

意地とプライドを見せつけてくれ

VAMOS!! RAFA!!

  チャイナ・オープン ２回戦

R・ナダル   V・ポシピシル

  7-6(3)、6-4

ナダルの初戦の午後に

大気汚染指数が最悪レベルの「危険」に達した

北京の状態について聞かれたナダルは

一度 咳払いをしてから答えようとすると

これが記者の笑いを誘い

「(大気汚染の) 影響が出たかな。」と

さらにおどけてみせたという

「僕らは慣れているよ。ここで何度もプレーしてるからね。」

さてナダルの２回戦

初戦同様 ハラハラの展開で

心臓が張り裂ける思いをした

今のナダルにとって

勝つことが一番 大事

勝ってくれて嬉しかった

今日もナダルの勝利日記が書ける

負けたらそこで終わり・・・

だから応援にも力が入る

初戦よりも２回戦は良かったと

ナダルは記者会見で言っていた

準々決勝はもっと良いプレーを

しなければ勝てない

ナダルが活躍してくれないと

テニスはつまらない

君の底力を信じている

VAMOS!! RAFA!!

  チャイナ・オープン １回戦

R・ナダル   D・ウー

  6-4、6-4

舞台は北京・・・

ナダルの新たな挑戦が始まった

日本時間 午後３時半すぎ～

黒と水色のウェアで登場したナダル

ブレイク合戦となったナダルの初戦は

胸が張り裂けそうになった

はらはらの展開に

胃がキリキリと痛んだ

ここで負けるとは

思ってなかったけれど

テニスは何があるか分からぬスポーツ

初対決の相手を

ナダルは根気強くねじ伏せた

ナダルは無事に初戦突破

勝利後のナダルの笑顔が

嬉しかった

嫌なことがあっても

辛いことがあっても

この笑顔のおかげで

私たちは元気になれる

ナダルの笑顔を見ると

こっちまで顔がほころんでくる

幸せの定義は人それぞれで

小さな悩みや大きな悩みの中で

不安になったりするけれど

笑顔を忘れなければ

きっと明日に繋がる人生が来る

  ラファエル・ナダル

乗り越えられない試練など

どこにもない

世界中のファンが君を待っている

残り少ないシーズン・・・

元王者の意地を見せてくれ

VAMOS!! RAFA!!

１０月になってから３日が経った

タイでのナダルのエキシビがあった

エキシビションだから

結果よりもナダルの笑顔が見たかった

ライストないと思っていたから

ナダルの久々の姿が嬉しかった

エキシビなのに負けて悔しかった

人生 思うようにはいかないのである・・・

早く良い結果が欲しい

焦っては空回りして

何度も打ち砕かれる

来週から北京が始まる

ナダルには１日でも１秒でも長く

現役でいて欲しい

大きな試練 小さな試練は

乗り越えるためにある

きっとその先には

チャンスが待っている

ナダルの復活は必ず来る

今年は沢山 泣いた・・・

悔しくて眠れなかった日も

幾度とあった

だけど

打ちのめされただけ

強くもなった

あとは這い上がるしかない

  ラファエル・ナダル

君と一緒に大きな夢をみたい

そしていつか 夢を掴みたい

君には必ず

明るい未来が待っている・・・

VAMOS!! RAFA!!

「栄光の架け橋」        詩・北川悠仁

誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった

決して平らな道ではなかった

けれど確かに歩んできた道だ

あの時 思い描いた夢の途中に今も

何度も何度もあきらめかけた夢の途中

いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある

だからもう迷わずに進めばいい

栄光の架け橋へと・・・

悔しくて眠れなかった夜があった

恐くて震えていた夜があった

もう駄目だと全てが嫌になって逃げ出そうとした時も

想い出せばこうしてたくさんの支えの中で歩いてきた

悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある

さあ行こう 振り返らず走りだせばいい

希望に満ちた空へ・・・

終わらない その旅へと

君の心へ続く架け橋へと・・・

２００４年の７月に発売された

ゆずの「栄光の架橋」を聴いた時は

軽いカルチャーショックを受けた

ナダルとの事をダブらせては

今でもこれを聴くと涙が出る

何かを成し遂げるためには

相当以上の努力が必要だ

そんな現実の厳しさとの戦いの中で

それらを乗り越えた時に

栄光が待っている

ナダルに重ね合わせると

この唄はしみじみと心の奥にまで入ってくる

人それぞれに大なり小なり

悩みや不安があって

もうだめだと思うこともあるけれど

辛抱強く忍耐強く笑顔でいれば

いつの間にか解決している

過ぎた時間は取り戻せないけれど

ニ度と同じ過ちを繰り返さないために

振り返ることは出来る

ナダルにとって今年は不運な年だった

それでもナダルには何かを期待させられる

  ラファエル・ナダル

君を想うと胸が苦しくなる

いつか見たあの高い空に昇っていく

君の姿を夢見ている

栄光の架け橋へと・・・

VAMOS!! RAFA!!

  デ杯 スペイン デンマーク

① R・ナダル   M・トーペガード

6-4、6ー3、6-2

② D・フェレール   F・ニールセン

6-1、7-5、6-2

③ R・ナダル / F・ベルダスコ   F・ニールセン / T・クロマン

6-4、3-6、7-6(4)、6-4

④ R・バウティスタ・アグー   F・ニールセン

6-3、6-4

⑤ D・フェレール   M・トーペガード

6-1、6-3

各国で３日間に渡って

行われたデビスカップが終わった

スペインはアウェーの中

デンマークと戦った

デ杯は独特の雰囲気だ

国と国とがプライドと意地をかけて

一つのチームとして戦う

エースのナダルを中心に

フェレール、ベルダスコ、アグーと

豪華メンバーが招集された

初日のシングルス戦で２勝し

早くもスペインは王手をかけた

２日目のダブルスはアグーにかえて

ナダルを起用するという徹底した作戦で

スペインは無事に３勝し

グループ1残留を決めた

２時間５０分だった

今年は優勝できなかったけど

またいつか あの感動が見たい

ナダルにとっての今年は

冷たい風が吹きまくって

厳しい年だったけれど

勝つことを何かのきっかけにして欲しい

ナダルには期待している

ケガなく今年を終えること

最終戦に出場すること

  ラファエル・ナダル

君の無限の可能性を

信じている

VAMOS!! RAFA!!

  デ杯 スペイン デンマーク

R・ナダル   M・トーペガード

  6-4、6-3、6-2

赤と黄のスペイン国旗が揺れていた

２年ぶりにナダルが

デ杯に出場していた

７月に行われたロシアとの２回戦は

２勝３敗で敗れワールドグループの

プレーオフ進出を逃した

グループ1に残留するためには

このデンマーク戦で

勝たなければならない

日本時間の23時～ナダルが登場した

やっぱり胸がときめいた

料理にピアノ・・・

どれを習っても長続きしなかった

三日坊主という言葉は

自分のためにある言葉だと思っていた

けれど ナダルだけは違った

ナダルは夢を与えられる

選ばれた人・・・

試合中は時に厳しくもなるけれど

いつだってナダルには

輝いていて欲しい

  ラファエル・ナダル

勝つことに飢えている今

君の勝利が嬉しかった

奇跡という言葉がある限り

その奇跡を信じてみたい

VAMOS!! RAFA!!

今年最後のグランドスラム

全米オープンはジョコビッチの優勝で

幕を閉じた

これほどフェデラーを

応援したのは初めてだった

今でもナダルとフェデラーの対戦が

一番 燃えるし 一番 好き

フェデラーは小さなお皿を貰った

願望と現実は

なかなか上手くはいかないのである

雨の影響で約３時間遅れで

始まった決勝だった

ナダルも観戦してただろうか・・・

フェデラーのプレーを

初めて見たのは

今から９年前の初夏だった

華麗でスマートで知的な感じがした

ナダルより５歳上だと紹介していた

その頃の絶対的王者だった

その２年後

ナダルはフェデラーを抜かし

王者になった

忘れもしない８月１８日だった・・・

あれから月日は流れ

いろいろなことがナダルに起きた

特に今年は試練と忍耐の年だった

辛さや困難を乗り越えば

必ずその先には

チャンスがやってくる

これからもナダルは闘う

勝利のために・・・

テニスに対する情熱がある限り・・・

ナダルとフェデラー

同じ時代に生まれた

特別な存在  特別な関係

VAMOS!! RAFA!!

秋の空・・・

秋の雲

夏から秋へ・・・

季節はゆっくりと移り変わる

あれから・・・

何日 経ったんだろう・・・

全米オープンは

興味のない大会になった

心の傷は

思った以上に大きい

仕事の合間にナダルを想う

会えない日々は

いつもこうして過ごしてきた

遠くの地で頑張っているナダル

泣いたり笑ったりしながら

今年も半分以上の時が過ぎた

器用な真似はできないけれど

明日を信じて

一歩一歩 歩いていきたい

君のテニスほど夢中にしてくれるものはなく

君の笑顔ほど癒されるものもない

ナダルの逞しい背中には

大きな夢と希望が沢山つまっている

ナダルを 信じて・・・

VAMOS!! RAFA!!