モンフィス

おはようございます!貴男です。
今日の東京は、気温が低くて秋って感じの一日かな?少しずつですが、気温が低くなるとアップの内容や練習メニューにも変化を出して、暖かい時間帯を選んで練習をすることも大切です。さて昨日は、楽天オープン予選前日ということもあり有明に行って自分の練習と関口選手の練習に帯同してきました。
予選と言えどもATP500は、16ドローのみで予選のワイルドカード(内山・サンティラン・綿貫陽介)が3本なので、ランキングで入れるのは13人までです。同じ週に同じ条件でATP500の北京があるから、1週間で32人しか予選から戦えないのです。翌週にはATP1000の上海マスターズが開催されるので、今年は例年以上に厳しいカットとなりました。
え~昨日の午後ですが、大会に出場するほとんどの選手が相手を決めて練習をしていて、モンフィス(フランス)がロングフライト後に軽くボールを打ちたいということで、僕が相手をする機会を頂きました。今までの選手生活で様々なトップ選手と練習をしたり試合をしたりしてきましたが、いつになってもトップ選手との打ち合いは得ることばかりです。テレビで見たり、実際にコートサイドで見たとしてもボールの質というものは想像でしかありません。
ゆっくり打つだけでも、その選手のボールの特徴を感じることが出来るし、実際にネットを挟んで対峙すると想像を上回ることもあります。今回の練習では、モンフィスの打つボールが綺麗なトップスピンを描いていることが印象的でした。強くボールを打つことはありませんでしたが、6割ほどのスイングでも跳ねないと言われている有明のハードコートでも十分に跳ねていました。これはガスケとアップをした時も感じたので、いわゆるボールの質の高さということになるでしょう。
テニスという競技においてスピン・スライスがメインになりますが、ここから枝分かれして種類を増やすこと、そして一つ一つのボールの質を高めることが大切であると再認識した瞬間でした。どうしても強くて速いボールを打ちたくなるし、強く打つということはボールを厚く捉えるという表現ですが、回転をかけながらも厚く捉えたり、あえて厚く捉えないでボールをコントロールすることも覚える必要があると思います。ボールのスピードが上がれば上がるほどリスクが高くなるので、回転を操るということに関してはレベルに関係なく興味が持てるように指導しなければいけません。
巷では、回転をかけることは上級者のやることなんて思われていますからね。僕が最近一番思うことは、球技において最大の魅力はボールを操る=回転をかけて遊ぶことではないかと思い、少しずつ伝えていければと思っています。
それでは、また・・・・・・。貴男


カテゴリー: 未分類 | 投稿者鈴木貴男 09:46 | コメントをどうぞ