2002年・韓国戦最終日

おはようございます!貴男です。
昨日に引き続き、2002年の2月に行われたデ杯・韓国戦の模様をお伝えします。初日のシングルスで1-1となり、2日目のダブルスを5セットに及ぶ激闘の末に敗れた日本チームは、韓国チームに王手をかけられて最終日のシングルス2試合で連勝をしなければいけなくなりました。2日間の試合の疲れはありましたが、体のどこかに痛みがあるわけでもなく気持ちの面で気負うこともない良い目覚めでした。
朝食を食べに行く途中で窓の外を見ると少しだけですが、地面が白くなるほど雪が積もっていました。その瞬間になぜか気持ちが落ち着きナンバー1のLeeと戦う覚悟が決まったのです。2月の韓国ですから、とても寒く雪が降ることもありますが、昨日までの景色と違う雪景色を朝に見れたことがキッカケだったと思います。朝食を済ませて準備をして会場に向かい、朝のアップの前に控え室で神和住監督と白石コーチに声をかけて、今日の自分の試合プランを伝えました。
監督とコーチに相談と言うよりも一方的に伝えたと記憶しています。初日のLeeの自信満々のプレーとダブルスで対戦して感じたLeeの強さを考えると普通に戦っては勝てないので、自滅するリスクを承知の上でいつも以上に攻撃的にプレーする。攻撃的にという意味は、サーブとネットプレーでプレッシャーをかけるのはもちろんのこと、相手が優位と踏んでいるリターンとストローク戦で勝負と言いました。
そうしなければ今のLeeに勝つことは出来ないので、その覚悟でサポートしてくださいと二人に話しました。Leeの強さを日本チーム全員が分かっていたので、その気持ちと考えを受け入れてくれたことで僕は躊躇することなく試合に入ることが出来ました。さあそんな心構えで挑んだLeeとのナンバー1対決は、どんな試合になるのでしょうか!?明日以降にお伝えします。
それでは、また・・・・。貴男


カテゴリー: 未分類 | 投稿者鈴木貴男 08:48 | コメントをどうぞ