月別アーカイブ: 2018年10月

DECO 01 は ワコム Intuos Pro 代替になるか?XP-Pen DECO 01 をねっとりとレビューするよ

初めてペンタブを購入される方の中には「とりあえず安いものがいい」という方も多いのではないでしょうか。

「まずは安価なペンタブを購入し、ある程度使いこなせるようになったら大きめのペンタブを買う」というふうに考える方も少なくないと思います。

所が『XP-Pen Deco01』というペンタブは、低価格なのに高機能で利便性が高い機種になっています。

ペンタブレット(板タブレット/板タブ)

パソコンに接続して使用する、入力機器です。タブレット(板)上で、専用のペンを動かすと、パソコンを操作できます。普通のマウス操作のほか、ペンを使って線を描くような操作もできます。筆圧感知機能に対応したお絵かきソフトなら、筆圧を活かした多彩な表現も可能です。

1万円未満で購入できる製品もあるため、他に比べると、導入費用を安くできます。ディスプレイを見ながら、手元のペンで描画するため、操作に慣れる必要がありますが、手やペンがディスプレイと被らないので絵が描きやすい、という理由で板タブレットを選ぶ方もいます。

【開封レビューXP-PenペンタブDECO 01】初の充電不要筆圧8192ペン搭載コンパクトペンタブ

XP-PenのペンタブレットDECO 01開封レビュー。XP-Penのペンタブレットとしては初の充電不要ペンを搭載している。筆圧は8192レベルと現時点の最高レベル。ワコムIntuos Proと比較しても引けを取らないスペックだ。XP-Pen DECO 01 ペンタブを実際に開封して使用するまでをレビューでご紹介する。ワコム以外のペンタブ購入を検討している方に見ていただきたい情報。

XP-Penペンタブの実力|ワコム以外のペンタブメーカーで一番か

ペンタブレットといえばワコムが有名。質はもちろん随一なのだが価格の高さがネック。初めての使用者には敷居が高い値段設定だ。そこで注目なのがワコム以外のペンタブメーカー。中国のメーカーが多いがその中で一歩抜きんでいているのが今回紹介するXP-Pen。製品ラインナップの多さ、そして日本に代理店がありメーカーとしてのサポートの良さが特徴だ。

ワコムペンタブとほかメーカーペンタブの大きな違いはペンの仕様。ワコムのみが充電不要のペンを付属していた。専売特許として他メーカーのもののペンはすべて充電式だったのだ。だがここにきてXP-Penからも電池不要の電磁誘導方式、さらに筆圧8192と最高レベルのペンを搭載したペンタブが発売された。それがXP-Pen DECO 01だ。開封して使いだすまでをレビューでご紹介する。

DECO 01の価格|安さに驚き

まずは価格だが筆圧レベルなどペン仕様を考えると高くなりそう。だが安さに正直驚いた。現在のxp-pen公式サイトでの価格がこちら。(香港から日本へ , 7日未満 .)

https://www.storexppen.com/buy/52.html

8,800円を切ってくる安さでこのスペックを手に入れられるのは驚き。大サイズのペンタブをお探しの
方におすすめしたい。

XP-Pen DECO 01 開封レビュー

梱包箱のデザインは個人的にはかなり好みだ。中華タブレットと聞くとデザイン大丈夫か?と心配になる方もいらっしゃるかもしれない。ただXP-Penの製品は日本だけでなく欧米やアジアでも展開されておりシンプルで美しいデザインだ。

XP-Pen ペンタブレットdeco 01 本体デザイン

本体のデザインも非常にシンプル。実際に持ってみて細かい部分を見てみたが造りは非常に精巧。造りの甘さは全く感じない。材質はプラスチックだが安っぽさもなくデスク周りをすっきりさせたい方も安心して使用できるデザイン。

本体のサイドにショートカットキーが8個。押すとカチカチとなる押した感覚が強いボタン。こちらもしっかりとした造りで安っぽさはない。ペンタブユーザーの中でこのショートカットキーの評価は様々。描いていると手が当たって勝手に押してしまうので不要だと感じるユーザーも多いようだ。そういったユーザーのために反対側にショートカットキーの反応をON,OFFするスイッチが装着されている。

DECO 01本体サイズ感

実際に使用してのサイズ感がこちら。

自宅で、趣味でイラストを描いている方はペンタブのボディサイズはあまり問題になりませんが、美術関係の専門学校へ持ち運びたい方は、大きなボディサイズのペンタブは簡単に持ち運べません。

そこで、本製品はコンパクトなボディサイズになっていて、作業領域が幅13.8×高さ8.5インチになっている上に、本体の厚みが8mmしかありません。

そして本製品の重量は、約1.17kgしかないので、簡単に持ち運べるようになっています。

作業領域

ペンタブには『板タブ』と『液タブ』があって、板タブはペンタブに液晶が備えられていませんが、液タブは本体に液晶が備えられています。

液タブは液晶画面が作業領域になっていて、ここの範囲がイラストを描ける部分です。

所が、板タブは液晶が備えられていないので、どの部分から作業領域なのか分かりづらき機種が多いのです。

本製品は板タブなのですが、このデメリットをカバーできるように『描画エリア表示ライト』が作業領域の境界線の所に備えられています。

そのため、板タブでも作業領域が確認しやすくなっているのは、本製品の大きな魅力です。

DECO 01 筆圧8192レベル 充電不要ペン

筆圧 : 8192レベル
長さ: 165mmm
重量: 1.17 kg
電池さ: 充電不要

この製品の一番の特徴といえるのがペンだ。まずは筆圧が現時点で最高レベルの8192レベル。初めてペンタブを購入する人にとってはあまりピンと来ないかもしれない。筆圧検知のペンは強く押し付けると線が太く、弱く押し付けると線が細くなる。習字の筆で書いた時と同じ感覚。この強弱を読み取る段階が8192段階となる。自分の描きたい線の太さの再現度が高くなっているということだ。

ちなみにここ5年間ほどのスタンダードは2048レベルだった。世界中のプロアニメーターもこの筆圧数値のペンを使い現在の作品を作り上げてきた。ある意味で十分なレベルだったのだが、今年に入って一気に4倍の8192レベルにスペックアップした。XP-Penからも低価格で8192レベル対応のペンを販売開始。ユーザにとってはうれしい情報だ。

ペンの詳細デザインがこちら。ペン先の沈み込みは約0.5mm。柔らかい沈み込みでワコムペンとは描き味が異なる。初めてのペンタブ使用であれば問題ないがこれまでワコムを使用していた方は慣れるまで少し時間がかかりそうだ。

さらに注目なのがペンが電池不要の電磁誘導方式を採用している。メーカーに確認済みの情報だ。充電が不要なので電池切れを心配することなく使用できる。

ペン立てはペンを縦にしても横にしても置ける設計となっている。ちなみにペン立ての中に替え芯が収納されている。ペン立てを回転させれば開けられる。

XP-Pen ペンタブ DECO 01 実際使ってみての描き味

実際に使ってみる。環境はCPU Corei3、メモリ4GBとかなり残念なノートパソコンだ。これでスムーズに動けば大抵のパソコンでも問題なく利用できるはず。

筆圧感知8192レベルの実力はさすが

マウスでデジタルのイラストを製作する際には、線や色の太さを変えるためには、太さの数値を変える必要がるので、手間暇をかけてしまいます。

それに比べて、ペンタブは専用ペンにかける力の入れ具合によって、線の太さを変える事ができるのです。

この機能を『筆圧レベル』または『筆圧感度』と呼ばれています。

そして本製品の筆圧は8192レベルもあって、極細から極太までコントロールする事ができるので、キャラクターの輪郭線に強弱を付けやすくなっています。

筆圧レベルはさすがの一言だ。描きだした瞬間に線の太さのスムーズな変化を体感できた。特に細めの線を描くときに実感できる。非常に小さな筆圧の変化をしっかりと読取り、線の太さが変化していく。スムーズな線の太さの変化は描いていて気持ちよく感じるレベル。

摩擦係数は若干低め。ただプラスチック同士が当たった時のようなつるつるとした感覚ではない。ワコムIntuos Proと比べると摩擦係数は低めに感じた。

ペン反応速度も十分

ペンの反応速度はパソコンのスペックやソフトウェアにも左右される部分なので一概には言いにくい部分。ただ検証したパソコンでは問題なく動作した。かなり早めに動かしてもしっかりとついてくる。ペン反応速度はXP-Pen製品をはじめとしてワコム以外のメーカーもすべて問題なく動作しているので心配は不要だ。

本体のサイズ感 液晶15インチ程度までが限度

本体のサイズがこちら。ワコムと比較するとMediumサイズとほぼ同じサイズ感だ。

本体外形 : 13.8 x 8.5 x 0.3 inches
反応範囲: 254*159mm / 10″ x 6.25″
反応速度: 266PPS
ペン反応高さ: 10mm

実際に描いてみるとこういうサイズ感となる。

かなり広々と使える印象。腕を使って広くキャンパスを使う方でも十分使用できるだろう。大きすぎるとな感じてもプロパティの画面で反応が出る範囲を調

整できる。大は小を兼ねるのだ。

おすすめのデザインソフト

本製品は、様々なソフトを利用する事ができるので、どのソフトを利用したら良いのか悩んでしまう方は多いでしょう。

そこで数多くあるソフトの中から厳選して、おすすめのソフトを2つまで紹介するので参考にしてみて下さい。

Clip Studio

デジタルのイラストを製作している多くの方たちから知られているのが『Clip Studio』です。

 

このソフトはデジタルのイラストやアニメを製作できるように作られたソフトなので、多くのデザイン関係の専門学校が採用しているほどです。

実際にClip Studioは、ブレてしまった線を修正できたり、はみ出てしまった線を消しやすくなったりしています。

そのため、デジタルのイラストを探している方は、Clip Studioは、おすすめのソフトです。

Photoshop

Clip Studioを選んでおけば、多くの方は満足できますが、イラストを画像として加工や修正したい場合には、Photoshopがおすすめです。

このPhotoshopはイラストを製作するというよりは、加工や編集の機能が優れているのです。

さらに様々な『フィルター』が用意されていて、簡単に雲を製作する事ができるので、背景を描く事が苦手な方は、Photoshopを利用してみる価値があります。

ただし加工や編集の機能だけに頼っていたら、画力が上がらなくなる可能性があるので注意して下さい。

利用者たちの口コ

良い口コミ

本製品を利用している方たちの中には、作業領域の四隅が光る所を気に入っている方がいました。

この方は夜の時間帯になったら、部屋の電気を消して描く事が多いので、気に入っていたのです。

ただし本製品の作業領域の四隅が光ったとしても、夜の時間帯に電気を付けなければ視力が低下しやすいので、部屋の電気を付けてイラストを製作するようにして下さい。

さらに本製品の専用ペンが充電しなくても、利用できる所を気に入っているケースもあったのです。

そのため、低コストになっているペンタブを探している方にも、本製品はおすすめです。

XP-Pen ペンタブレット DECO 01 評価まとめ

実際に梱包してから使いだしてみたが、セットアップ方法は非常に簡単だった。日本語のマニュアル、ドライバダウンロードURL記載のカードが梱包されているのでそれに沿って進めていけば簡単に使い始められる。

実際に描いてみて筆圧変化、ペン反応速度、描き味どれも快適。筆圧レベルも最高水準の8192レベルを採用している。特徴はコンパクトなサイズだ。大サイズのディスプレイでの使用はオススメしないが、ノートパソコンでの使用であれば快適に作業できる。作業する机にあまりスペースがない場合にもピッタリだ。

以上XP-Penから発売されたコンパクトサイズの筆圧8192レベルペンタブレット DECO 01 のご紹介。ワコム以外ではサポートや製品の質の良さの面で一歩抜きんでているXP-Pen。実際使用して自信を持っておすすめできるペンタブレットだ。

こちらから最新の情報をご覧いただける : https://www.xp-pen.jp/goods/show/id/228.html 。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者tabletforpc 10:58 | コメントをどうぞ

XP-Pen Artist 13.3 液晶ペンタブレット レビュー : 激安の Wacom 液タブ Cintiq 比較

XP-Penから平成3 0年4月5日に発売された、液晶タブレット:Artist 13.3 をさっそく購入した。
これまではXP-Pen DECO 01を使っていたが、以前から液晶が欲しかった。しかし22 ProとかArtist 22E Proは高価で手が出なかった。それに持ち運びできるやつとなると、やはり今回のArtist 13.3が有利だ。、サイズの点でも隣にあるIPADよりは十分大きく感じる。

XP-PENは2005年創立のペンタブレット、液晶ペンタブレットの生産販売メーカー。XP-PENの連絡先を見ると中国のメーカーのようだ。他中国ペンタブメーカーとの違いは日本語のがあること、現時点ではあまり多くないが日本語のヘルプページも備えていることだ。日本語でのオンライン問い合わせも可能。サポートの対応はややカタコトの日本語ながら誠実に対応してくれると評価は高い。“XP-Pen”はペンタブレットを扱う有名なメーカーです。同社の代表的な製品としては、ペンタブレットの下位モデル『Star』や上位モデル『DECO』が挙げられます。

タブレット、ペンタブ、液タブとは?

パソコンを使って描かれた絵は“デジ絵”なんて呼ばれていますが、マウスでデジ絵を描くのはなかなか難しいものです。

デジ絵を描くための便利ツールとして“ペンタブレット”が挙げられます。“タブレット”と聞くと『iPad』や『Nexus』などといったタブレット端末を思い浮かべるかもしれませんが、これらタブレット端末はコンピュータの1つであるのに対しペンタブレットはマウスと同じ単なる入力機器なので、全く異なります。

ペンタブレットは、“ペンタブ”とも言われます。パソコンを長く使っていても、デザインやイラストに関わったことのない人はペンタブを使ったことがないかもしれません。ペンタブを簡単な言葉で表すのであれば、“ペン型のマウス”でしょうか。

専用のペンの先端をタブレット(板)にあてることで、マウスポインタを操作することができます。実際にペンを持って絵を描く感覚で、デジ絵を描くことができる優れものです。ペンタブは単にマウスポインタを動かすためだけのツールではなく、筆圧感知機能も備えています。最近の上位モデルのペンタブであれば、傾き感知機能も備えています。

デジ絵を描く上でペンタブは必須とも言えるアイテムですが、実際にインクが出るペンではなく、描画されるのはあくまで画面側なので、常に画面を見ながらペン先を動かす必要があります。慣れれば全く問題ありませんが、慣れるまでがちょっと大変です。

そこでペンタブと似た製品として、“液晶ペンタブレット”というものがあります。略して“液タブ”です。液タブもペンタブと同じくペン型の入力機器であることに代わりはありませんが、専用のタブレット(板)形状の画面に直接ペンをあてて描けるのが大きな特徴です。ペン先からインクが出るわけではありませんが、タブレット形状の画面にペン先をあてたとき、タブレット形状の画面に描写されるため、ペンタブよりも扱いに慣れやすい製品です。感覚としては、“絵を描くことに特化した『iPad』”でしょうか。

操作に慣れやすい液タブは、ペンタブよりも高価な製品です。また、最近のペンタブは、ペンを滑らせたときの質感が紙に近づくよう改善されていますが、液タブは画面上をペンが滑るため、ペンタブよりも書き味は劣ると言われています。
僕はイラストレータではないものの、デザインをする上でペンタブをちょこちょこ使ってきました。しかし、いつまでたってもペンタブの操作に慣れなかったので、深夜のテンションで何も考えず購入したのが『XP-Pen Artist 13.3』という液タブです。

購入の際、いちばん気になったのがやっぱり価格です。中国メーカーの格安液タブが安くて魅力的!XP-Penなどが特に人気なようですが、価格面ではほんとうに魅力的!でも膝に抱えて使うなら13〜15インチのモニターが限界だと思うので、XP-PenのArtist13.3またはArtist15.6が最終候補に。公式店 : https://www.storexppen.com/buy/artist13_3.html

今回は宅配でXP-Pen製の液晶ペンタブレット[Artist 13.3]を買取ました。こちらは元箱などの付属品がすべてそろっており、使用感もすくない大変きれいな状態でした。XP-Pen Artist 13.3 日本公式ブランドサイト : https://www.xp-pen.jp/goods/show/id/203.html

お手頃サイズなのにプロ仕様の『Artist 13.3』

Artist 13.3特徴

表示サイズ : 13.3型(293.76 x 165.24 mm)
最大輝度 : 250cd/m2
最大解像度 : 1920 x 1080
視野角 : 水平178度 / 垂直 178度
色域 : AdobeRGB比 75%
読取り解像度: 5080LPI
筆圧:8192レベル
読み取り速度 : 266 RPS
インターフェース : HDMI + USB Type-C
消費電力 : 9W以下
外形寸法 : (W)389 x (D)250.7 x (H)14 mm
厚さ:6 mm
重量 : 約1.5kg (スタンドを除く)
バンドルソフト : なし
対応OS: Windows7/8/10、Mac 10.10以降です。対応ソフト:openCanvas、SAI、Clip Studio、Photoshop、GIMP、Painter等のソフトです。
付属品 : スタンド、P05パッシブペン、替え芯8本、3in1ケーブル、マニュアル、クリーニングクロス、HDMI Mac変換アダプターケーブル、二本指グローブ

化粧箱がすばらしい…

化粧箱がApple製品かのような感じに進化してすごく高級感が出ました。そうなると(仕事がら)逆に気になるのは詰めの部分。「Thanksgiving Card」が付いているのですが、日本語の文章と使っているフォントが微妙なんですよね。たかが挨拶カードではありますが、これって家で例えたら玄関ですよね。わざわざつけるんだったらきちんとしてほしいと思いました。せっかく日本支社もあるんだからそういう細かい部分もチェックしてほしいですね。

まずは見た目をチェック

省スペースを追及した薄くコンパクトなボディ
コンパクトでありながら、ワンタッチでショートカットを実行できる
カスタマイズ可能な6つのファンクションキー。
デスクトップ型のXP-Pen Artistの魅力の多くを搭載し、作業効率の向上を可能に。
利き手を問わない上下対称のデザインで、快適なクリエイティブ作業環境を提供します。
ご覧のように小さい、うっすい!まるでペンタブ間隔ですがHDの液タブです。便利になったよー 。

Artist 13.3について

フルHD(1920×1080ドット)対応1677万色表示のIPS液晶搭載
高解像度のフルHD(1920×1080)液晶ディスプレイは、178°の視野角、1677万色表示を特色とし、
さまざまな角度から見ても高品質な表示を実現。

『Artist 13.3』の画面サイズは 13.3インチ で、画面解像度は 1920×1080 のフルHDとなっています。サイズは375x248x14mmで重さは1.2キログラム!入力エリアもDECO 01のサイズは10×6.25インチ。対してArtist 13.3は293✕165mm……

画面サイズに関しては『MacBook Air』の13インチモデルと全く同じなので、横に並べて比較してみました。単なる液晶画面ではないため『MacBook Air』よりも少し大きくなっていますが、このサイズで液晶ペンタブレットというのは驚きです。

続いて『iPad mini』との大きさ比較。比較対象として『iPad mini』を選んだ深い理由は特にないのですが、こういった製品のサイズをある程度知るためには、身の回りの製品と比較するのが良いのかなと思っただけでし〜。

縦横のサイズだけでなく、とても薄いのも魅力の1つです。最厚部 18mm の『MacBook Air』と比較してもこの通り。

重量は 1.5kg なので『MacBook Air』の11インチと13インチの中間くらいに該当します。
これだけスリムなサイズで、重量も軽い液晶タブレットは他にはないでしょう。XP-Penが“持ち運びも簡単”と謳っているように、苦労せずに持ち運びできそうです。

液晶自体もかなり発色良く、細部までくっきりと表示してくれます。IPSなので角度をつけても色の変化がなく、絵を描くという用途において必要な性能は全て押さえている印象です。

また、IPS液晶を採用していることで、角度を変えても色が変わらないのが良いとも話し、これは、どんな置き方でも描くことができる、自由度の高い「Artist 13.3」にとって大きな利点と言えそうだ。

P05ペンは充電不要に進化

8192レベル筆圧機能を備えた新デザインのP05
XP-Pen Artist 13.3は新デザインの「P05 」を採用。
8192レベルの筆圧機能と傾き検出機能に対応し、
より快適なエルゴノミクスデザインを追求したP05 は、
繊細な操作性と快適な書き心地を提供します。
ペンも “8192レベル筆圧機能” って書いてあるから描き味も全然問題なさそう。高精度、低遅延、そして低いオン加重(=力を加えていない状態でも入力を検知できる)が特徴の専用ペン。
ペンは持ちやすく、標準のペン先の感触も私の好みです。画面上を軽〜く滑らせるだけで、細い線から強い線まで、くっきり滑らかに描けます。
「描く」という行為のストレスが極限まで抑えられているのは、本当に助かりますね。
(今さらですが)これは新しい画材だな!と思いました。ソフトウェアで描き味を調整できる画材。特に目的がなくても、いつまでも触っていたくなります。
Artist 22E Pro のペンは充電式でしたが、Artist 13.3は充電不要のペンに進化しています。充電池がないためペンも従来のものに比べ細身になり軽くなっています。

ケーブル1本で接続できる手軽さが素晴らしい

コンピュータへの接続が容易な専用接続ケーブル
そして、これまでにない新しい専用接続ケーブル(3分岐ケーブル- 電源ケーブル,USB-Cケーブル,HDMIケーブル)で、
煩雑になりがちなケーブルをコンパクトにまとめることができ、
コンピュータへの接続を容易に行うことが可能です。

液晶タブレット本体側が「USB-C」、PC及び電源側が「USB」(PC)、「HDMI」(PC)、USB(電源)になっているコード1本で接続します。

しかし『Artist 13.3』には、これら3つのケーブルを1本にまとめたケーブルが付属していました。タブレット本体に挿すケーブルは1本で、その1本のケーブルの途中から3つに分かれている感じです。たった1本ケーブルを挿すだけで使えるのは、見た目の点からもかなり助かります。

そして早速セットアップ。13インチの方が接続は難しくない、という物の「接続はUSB-CかminiDisplayPortのみ」というのは、少し気をつけなければいけない点かも。パソコンによってはHDMIとDVIくらいしかモニター用の端子が付いていない物もありますしね。

僕のマシンは運良くDisplayPortが付いていたため、DisplayPort〜miniDisplayPortのケーブルさえ買えば問題なく繋がりました。良かった。
ドライバをインストールし無事表示。Photoshopなど使ってみましたが、明らかに従来の物より滑らかです。コレ、ちょっといじればPhotoshopでもペン入れ出来るくらい反応良いかも知れません。

使い方

製品に同封されている説明書は最低限のものです。説明書は公式でダウンロードできます。最新ドライバーのダウンロードも必要ですし 。

ペンタブってドライバがとても重要なので、ドライバのサポート継続が安定しているメーカーが良いと思いました。

また動画をいろいろ見ているうちに、線の抜きの様子がアナログに近く、描きやすそうでした。

画面表示が若干青が勝っているように感じます。これは、ドライバーで画面の設定を「sRGB」に変更すると、治まります。

あと、キャリブレーション(タッチペンの入力位置の調整)は気軽にできるので、ずれたなと思ったらやり直した方が良いです。最初にキャリブレーションした時と、絵を描いているときで、自分の頭の位置が違っていて視線の角度が変わっている場合があります(^-^;

また、画面にはノングレアのフィルムが最初から貼ってあります。間違ってはがしてしまわないように注意して下さい。

ポータブル性に優れるシンプルな仕様

Artist 22E Pro は背面に出っ張りがあり角度調整のスタンドも付いているので据え置き型という感じですが、このArtist 13.3にはそういった出っ張りのたぐいはなく、薄く、軽くなっているので、携帯して外出先で使いたいという用途をお持ちならArtist 13.3もしくはArtist 15.6を選んだほうがいいでしょう。

別売りのスタンド

Artist 13.3は角度調整のスタンドが付いていないので、この別売りのスタンドを一緒に購入することをオススメします。スタンドがないと角度をつけるのに片手で液タブを支えるか雑誌など重ねて置いて描くことになるし、セカンドモニターとして使う際に困ります。メーカーサイトを見るとArtist 12HD に最適化されているとあるのですが、Artist 13.3でも問題なく使えるようです。

XP-Pen Artist 13.3 液タブ 液晶ペンタブレット を使用しての感想

初心者が入門用として使用するには十分なものだと思います。4万円弱で、手元の液晶画面で絵が描ける環境が整うというのは、素晴らしいことだと思います。初めて液タブを買う人だけでなく、ベテランでも満足出来る品質だと思います。オススメです。

そんなこんなで、XP-Pen Artistの13.3インチはおおむね快適。「2Kで大丈夫かな?」と思っていたものの、全く問題ありませんでした。表示は滑らかで発色も良いです。

「何度も書き直しができる」、「いろんな色を塗って比較できる」というのは、アナログにはないデジタルの魅力で、イラストを描く敷居が低くなりそうで、とても満足しています。

液晶タブレットと言えば日本メーカー「ワコム」さんの製品が高く評価されていますが、如何せんお値段が倍近くします。そこは、購入される方それぞれのスキルなり、お財布なりとの相談にはなるかと思いますが(笑)、本機も値段なりの性能は充分にあり、安かろう悪かろうではない、と思いました。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者tabletforpc 10:57 | コメントをどうぞ

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