22日からチェコのプラハでレーバーカップという団体戦が行われるという。ヨーロッパチームとそれ以外の国々の選手との対抗戦である。開催が発表された当初は、今年の1月に行われる予定だったが、9月開催に延期になっていた。オーストラリアテニス協会とフェデラーのマネージメント会社、ブラジルのビジネスマン・グループが共同で設立した。ゴルフの「ライダー・カップ」という団体戦を真似たものだということだが、何せ始めてのことで真相はわからないことばかりだ。
出場が決定している選手は、
【ヨーロッパ・チーム】
R・ナダル(スペイン)【1】
R・フェデラー(スイス)【2】
M・チリッチ(クロアチア)【5】
D・ティーム(オーストリア)【7】
A・ズベレフ(ドイツ)【4】
T・ベルディヒ(チェコ共和国)【19】
【ワールド・チーム】
J・ソック(アメリカ)【21】
N・キリオス(オーストラリア)【20】
J・イズナー(アメリカ)【17】
S・クエリー(アメリカ)【16】
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)【24】
D・シャポバロフ(カナダ)【51】
※名前(国名)【9/18付ランキング】
ヨーロッパ・チームの監督はB・ボルグ、ワールド・チームはJ・マッケンローが務める。
フェデラーとナダルがダブルスを組むという噂も出ているが真相はわかっていない。仮に二人がダブルスを組んだとして対戦相手は誰になるのだろうか。
大会開催が発表された時にも、ランキングトップ10にヨーロッパ選手が9名で、もう一人は錦織圭だった。一概にランキングだけではなんとも言えないが、実績の差は歴然。シャポバロフに至っては、杉田祐一の42位の方が上位である。
マスターズファイナルは、その年のトップ選手が戦うため注目度も高いが、これだけ差があると見ている側としては、期待が薄れてしまうのは免れない。錦織が出ないことも日本では取り上げられない要因でもあるが、ここにジョコビッチとマレーが出たとしてもヨーロッパチームとなり、更に差は大きくなる。炎の体育会TVのとんねるず対錦織の方がよっぽど関心が高い。
レーバーカップの名前ともなっているロッド・レーバーは、全豪オープンのメインコートの名前にもなるほどのレジェンドで、ゴールデンスラム(年間グランドスラム)を2度制覇している。
大会2日前になっても詳しい情報が入ってこないレーバーカップ。終わってみないとわからないことが多そうだ。
ライター:剛力健一(ごうりき けんいち)
スポーツライター、テニスでインターハイ出場。大学卒業後オーストラリア留学し、アスレティックトレーナーとして活躍。現在は、スポーツ記事の寄稿、講演活動を行う一方、地域に密着したスポーツイベントやスポーツクラブ作りにも参画。
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