大阪で世界スーパージュニアテニス選手権大会というのが行われていた。歴史は意外に古く、1978年から行われており、1994年には鈴木貴男が優勝している。歴代優勝者を見てみると、2001と2003年にバグダディス、2005年にチリッチ、2006年に杉田祐一、2007年にハリソン、2010年に内山靖崇、2012年にキリオス、昨年は綿貫陽介と日本人選手が目立つ中、世界トップレベルまで上がっている選手もいる。
清水悠太は、今大会1セットも落とすことなく、決勝も6-3,7-6⑤で勝利した。第1シードということでプレッシャーを感じていたと本人は語る。
1999年6月9日生まれ、身長163cm、サウスポーの両手バックハンドの選手で、JTA男子シングルス70位、ATP世界ランキング1014位である。
ジュニアデビスカップでベスト4、全国選抜ジュニア シングルス優勝、そしてトッププロの登竜門とも呼ばれているオレンジボウルダブルス準優勝という輝かしい結果も残している。
今年の全日本ジュニアでは、優れたタッチセンスを見せていた。ボレーだけでなくストロークでもフルスイングしながらも、球持ちの良い抜群のコントロールで左右に揺さぶりをかけていた。
今年の全日本ジュニア準決勝の様子↓
今大会でも、打てる球全てをハードヒットするような相手に対し、無理にパワーで対抗せず、ボールの高さや角度、空間を上手く使ったプレーで戦っていた。
2年前の全日本ジュニアでのプレーは、どちらかと言うとハードヒットが多く、早い展開でポイントを取りに行く積極的なプレーが目立った。
2015年全日本ジュニアの清水悠太↓
ここ数年でオールラウンドプレイヤーに成長したと言えるが、大会後のインタビューで、「課題が多く見つかったので、そこを直してもっともっと上にいけるようにしたい。プロになるとみんなサーブが良かったり、武器をそれぞれ持っている選手が多い。自分は武器というものがあまりないので、もう少し自分の武器を作っていくことが課題。」と話している通り、これといった武器がないのは確かなようだ。それでも世界スーパージュニアで優勝するだけのテニスセンスは抜群と言える。身長190㎝台が一般的な現代の世界トップのテニス選手に対して163㎝の身長でどうやって勝っていくのか、このずば抜けたテニスセンスで世界を魅了して欲しいと願う。
使用ラケットはバボラのピュアアエロ、ガットはRPMブラストで52で張っていると本人のツイッターでツイートしている。
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ライター:堀内夏子