リターン 攻める、守る? ポジショニング
リターンの特集、如何ですか?
リターン、レシーブとの違いを意識することが原点にあります。
最近のトッププレーヤーのリターンを観察すると、
凄い進化ですね。より攻撃的になっています。
より攻撃的にしたR.フェデラー、
一方、元のベースライン後方に戻した、R.ナダル。
この二人がリターンの方法の両極端でしょう。
そんなクレーコートの強豪が、モンテカルロ・マスターズに集結しています。
R.フェデラー、錦織圭はパス。
今回のリタ-ン特集で、
リターンの進化を、いろいろな観点から観察してきました。
リズム、
打点、
リターンの種類。
たかがリターン、されどリターンですね。
そして今回が、Part3 リターンの進化、ポジショニングです。
トッププレーヤー、リターンのポジショニング、大きく3つに分かれます。
ポジションと言えば、システム5の考え方が基本になります。
システム5って?
マイアミ大会、面白かったですね。
ここのコートサーフェイスは速いので、ビッグサーバーが活躍しました。
Miami ビッグサーバーの競演
サービス力に対抗して、リターンも変化、進化しました。
錦織選手も早いコートサーフェイスでのリターン、得意だったのですが。
残念ながらF.フォニューニに敗れてベスト8止まり。
体調が万全ではなかったので、仕方がないのですが。
マイアミ決勝の決勝は、数年前にタイプスリップする感覚でした。
R.フェデラー R.ナダル
攻撃力のR.フェデラー、さらに進化。サービス力アップ、リターン力もアップ。
ランキングも大幅アップ です。
![Rfreattack Rfreattack](http://tsukisan.cocolog-nifty.com/blog/images/2017/04/17/rfreattack.jpg)
二人のリターンのポジション、面白かったですね。
![Rerfvsrafa Rerfvsrafa](http://tsukisan.cocolog-nifty.com/blog/images/2017/04/17/rerfvsrafa.gif)
男子シングルスでは圧倒的にサービス優位なんですが、
ここにきてリターンに大きな変化、
進化を遂げています。
リターンの進化の例があります。
リターン、ゾーンを知る、N.ジョコビッチ、J.D.ポトロのリオの例から。
トッププレーヤーでもリターンを得意にしている選手、多いです。
A.マレー、N.ジョコビッチ、錦織圭選手ですね。
最近、大きく戦略を変えてきたトッププレーヤーそれが
A.マレー、R.フェデラーです。
一般的なリターンゲームの考え方を整理しておきましょう。
サービス優位なので、2ndサービスで勝負する。
前に詰めて、相手にプレッシャーをかける
ここ最近は2ndサービスはリターンが積極的に攻めています。
少し前までは2ndサービスと言えども、6:4でサービス優位でしたが、
最近は、逆転して4:6でリターン優位に見えます。
リターンを攻撃的にすることで、試合を優位に進めようとしています。
攻撃的なリターンでは、N.キリオスが面白い。
マイアミの準々決勝、面白かった。守備的なA.ズべレフ選手、面白かったですね。
特にリターンの![Krgiosrepositin Krgiosrepositin](http://tsukisan.cocolog-nifty.com/blog/images/2017/04/17/krgiosrepositin.gif)
ポジションの
変化が
面白かったですね。
リターンする場所、
勝つための戦略で
ポジションを変えています。
キリオス
極端に
前に入ります。
リタの考え方は、リターンでどう攻撃するかなんですが、大きく分けて3つのタイプがあります。
1:セカンドサーブでは前に出る、攻撃型
2:調子、相手のサービス力によって、リターンのポジションを変えるタイプ。
3:基本的に下がってリターン、次から展開を考える選手。
![Repositionplayer Repositionplayer](http://tsukisan.cocolog-nifty.com/blog/images/2017/04/17/repositionplayer.gif)
1:より前のポジションで攻撃するタイプ
R.フェデラー、
A.マレー
N.キリオス
このタイプの選手は、そのままリターンダッシュしてネットプレーで勝負しようともしています。
いちばん極端な例が、R.フェデラーの特許とも言える、SABRセイバーです。
R.フェデラーのSABR Sneak attack by Roger
N.ジョコビッチに負けが込んで、R.フェデラーが考えた新しい作戦です。
Sneakとはずるい、こそこそ、忍び寄る、そんな意味です。
まあ、リターンダッシュの極端な例です。
R.フェデラーとN.キリオスのリターンゲーム、面白かったですよ。
二人が前に出るケースもあります。
この二人サーブ&ボレーも日常的に使いますから。
R.フェデラーの攻撃テニス
A.マレー、去年の躍進に、積極的になたリターンゲームがありました。
それまでどちらかと言うと遅攻だった、A.マレーのリターンゲーム、即攻 を多用するようになりました。
リターンを意識的に下がって防御から入る選手
敢えて下がってストローク力を活かす。セカンドサーブでも下がっています。
A.ズべレフはリターンの時に、1stサ-ビスよりも2ndサービスの方が下がっている、意外な選手です。
R.ナダル R.ナダルは驚異的なフットワークでボールを追いかけます。
辛そうに見えますが。
A.ズべレフ 最近脚光を浴びています。
キリオスとの試合、良かったですね。きりオープンスキルの怒涛の攻撃に敗れましたが。
G.モンフィルズ も防御型の選手ですね。
防御型の選手の場合、下がっている分、左右の動く距離が増えます。
粘りが身上とはいえ、体力的にきついのは事実です。
![Repositionreason Repositionreason](http://tsukisan.cocolog-nifty.com/blog/images/2017/04/17/repositionreason.gif)
サービスによって臨機応変にポジションを変えるプレーヤー
S.バブリンカ 攻撃的なプレーヤーですが。
錦織圭 前に出ている時の方が勝っている感じがあります。
R.ガスケ
リターンゲームが得意の錦織圭
試合のトスでリターンを選ぶ選手は少ないです。
F.ベルダスコもそうですね。
錦織圭選手の場合、大体リターンを選びますが、相手はサービスを選びますから。
F.ベルダスコ戦では、錦織圭がやむなくサービスを選択することもあります。
一般プレーヤーにお勧めのリターン―ポジションは?
オーソドックスな、ベースライン付近でしょう。
1stサ-ビスに対しては少し下がり目、
2ndサービスは少し前に出ます。
ただ時々は、リターンダッシュのそぶりを見せるなど変化を見せましょう。
一般プレーヤーの方は、下がってストローク勝負は棄権なのでやめた方が良いと思われます。
ベースライン後方からのハードヒットが出来る
弾んで逃げるサービスに追いつく、反射神経とフットワークが必要だからです。
オーソドックスなリターンをする選手が少なく感じます。
オーソドックス、1stサ-ビスには下がって、セカンドサーブには前に詰める選手ですね。
N.ジョコビッチ
J.W.ツォンガ
ダブルスをされる方は、下がらず、前に出る方が、ダブルス的です。
同じようなリターンですが、ダブルスとシングルスでは大きく違います。
次回は、リターンの最終章、ダブルスのリターンとシングルスのリターンの違いです。
お楽しみください。
リターンのコツ
テニス上達のヒント
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