カテゴリー別アーカイブ: 勝因

マレー イギリスの優勝を決めた ゴフィン戦 デビスカップ2015

デビスカップ2015 イギリス ベルギーを下す。3勝1敗
 今年の最後の試合、イギリスが勝利。マレーが単複で全勝、優勝に貢献。

 強いのに、感激なんですね。
Dcupmurrayfall

 
 デビスカップの醍醐味 2015ファイナル
 エースは、イギリスがA.マレー、ベルギーはD.ゴフィン。
 初日、No1 D.ゴフィン、イギリスの伏兵エドモントにてこずり、2セットダウン。
 イギリスには、A.マレーに続く若手が育っていなかったので朗報
 しかし地力に勝り、逆転勝ち。

自撮りしなくたって。
Dcupeng

デビスカップは団体戦、キャプテンのアドバイスが認められる。
 日本の植田キャプテン、指導力を発揮 している。

デビスカップ、各国で人気があるのは、独特の雰囲気と、愛国心。
 アウェーのチームには大きなプレッシャーがかかる

 試合のスタッツ 

 A.マレー D.ゴフィンNo1 同士の激突。地力に勝るA.マレーが勝ち切った。

 デビスカップのサイトは、スコアが公表される。
 A.マレー、ゴフィン スコアカード  参考になりますよ。
Dcupscore

 一般プレーヤーの草大会と同じシンプルなポイントをカウントするタイプ。
 2連続、ポイントが大事、ダブルフォールトが少ないことくらいしか分からない。
 A.マレーはサービスエースが多く、D.ゴフィンはダブルフォールトが多かった。

 勝利の法則、勝つための数字、確率

 テニスに勝つためのビジュアルスコア

 勝利の法則シングルス
 勝利の法則ダブルス

 サービスのポイント獲得率でA.マレーが圧倒。
 ブレークチャンスも相手に4回の内、1回しか落とさなかったがs、
 A.マレーは14回のチャンスから、4回ブレークに成功。

 ダブルスでもこの両者対戦。D.ゴフィンのストロークのコースを読み切っていた。
 
デビスカップの醍醐味 これぞテニス
  
 今年の終盤に来て、守備型から、攻撃型に変身成功した、A.マレー
 来年が楽しみ。

 テニスはスコア分析しよう。自分のテニスが見えて来る。

 第1戦  イギリス、ベルギー D.ゴフィン
 ハイライト動画  

 日本コロンビア戦を制し、ワールドグループへ復帰

 来年の初戦は。この優勝国イギリスと対戦。
 3月6日からイギリスで行われる。

日本のデビスカップが良く分かる情報 総まとめ

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カテゴリー: コーチ, デビスカップ, マレー, 勝因 | 投稿者tsukky 00:32 | コメントは受け付けていません。

ジョコビッチ データ的には不利 開き直りの2ndサービス フェデラー戦

大事な場面で開き直れたジョコビッチ 本当の勝因
 試合のデータをまとめている。選手の勝因、敗因を調べて、どの要素が勝利につながるかを調べている。
 ATPファイナル、良い試合が多いので、データを比べ直している。

N.ジョコビッチ 決勝で変えた戦い方。 決勝ではN.ジョコビッチが勝ったが、
 N.ジョコビッチの勝因は、偉大な開き直りの勝利と言える。
 大きな開き直りが、ラウンドロビンでのR.フェデラー戦の敗戦。
 ファイナルでの、2ndサービスへのプレッシャー。
 結論づけると、切り替えが上手い。
 ピンチでの集中力を高める事が出来る、N.ジョコビッチの精神力の高さ
 

普通のデータ的には、R.フェデラーの方が有利。
 1stサ-ビスの確率、ポイント獲得率ともR.フェデラーが上。
 これだけでもトッププレーヤーは、かなり有利になる。
 N.ジョコビッチは1stサ-ビスの確率が下がっている。
 しかも、1stサ-ビスのポイント獲得率はR.フェデラーの方が上。
 R.フェデラーは、ラウンドロビンと違ってネットプレーを多用してくる。
  しかも2ndサービスを間違いなく叩いて来る。
  ネットダッシュも仕掛けて来るだろう。

 従って、N.ジョコビッチの方にプレッシャーが高かったはずだ。
 その第一ポイントは1stサ-ビスのポイント獲得率
 男子シングルスでは1stサ-ビスのポイント獲得率が大きな要素。
 R.フェデラー、錦織圭戦から
 

ラウンドロビンではR.フェデラーが勝った
 この時、R.フェデラーは、驚くべき開き直りの作戦に出た。
 なんと得意のネットプレーを封印して、ベースラインのストロークで打ち勝った。
 サービスをきっちりN.ジョコビッチのフォアバックに打ち分け、
 コースを読ませなかった。
Rfnoleserrr

 この一戦は、N.ジョコビッチには屈辱的な負け方。
 しかし、N.ジョコビッチがあ凄いのは、切り替えの早さ。
 試合後のインタビューで、「今日だって良い戦いをした、多くの戦いの中の一つの負け」、と淡々としていた。
 もう次の試合に照準を置いている。
 この敗戦で、 N.ジョコビッチには、次のT.ベルディフ戦勝たなければ勝ち上がりはない状態。R.フェデラーは勝ち上がり決定。
 この辺の切り替えが素晴らしい。
 負けは負けで次に切り替える。これがあるからファイナルでR.フェデラーと再戦して、勝つことができた。

 Good Loserの考え方
勝負は
 流れがあるSayinggoodloser

 小さなポイントで
 動く。
 全体の流れを
 つかんで
 ミスは忘れ
 次に集中すること。
  ネットプレーには9回しか出ていない。6回ポイント。
  N.ジョコビッチも9回ネットプレーに。6回ポイントでイーブン。
 多分、ラウンドロビン進出を予想して、ネットプレーを封印していたのだと思う。

 ファイナル N.ジョコビッチがR.フェデラーに勝利
   スコアだけを見ると、N.ジョコビッチの完勝だが、
 データ的には、僅差。ブレークチャンスをしっかり取ったN.ジョコビッチ。

 1stサ-ビスの確率は、二人とも下がっている。
  N.ジョコビッチはなんと6%。R.フェデラーは3%。
  1stサ-ビスのポイント獲得率は N.ジョコビッチが下がる。
  72%から62%へ、10%も下がっている。 これはトッププレーヤーとしては、勝ちにくい確率だ。
  一方R.フェデラーは 75%から71%へ 4%のダウン。
Nolerf

 大きく変わったのが2ndサービスのポイント獲得率
  N.ジョコビッチはなんと14%も上げて、84%。 これは異常な高さ。
  R.フェデラーは24%下げて43%。これだって決して低い数字ではない。

 その結果、ウィナーからアンフォーストエラーを引いた安定指数で、R.フェデラーを大きく上回った。
  N.ジョコビッチは9個上げた。
  R.フェデラーは12個下げた。  プラスマイナスで21ポイント。
  ファーストサーブまでは、R.フェデラーが有利、
  2ndサービスを打つまでもR.フェデラーが有利。
  しかしN.ジョコビッチ、2ndサービスは土壇場、そこからしっかり取り切るのは凄い。

N.ジョコビッチ対R.フェデラー ハイライト動画
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カテゴリー: ATP, サービス, ジョコビッチ, データ分析, フェデラー, メンタルタフネス, 勝因 | 投稿者tsukky 13:04 | コメントは受け付けていません。

ジョコビッチ ATPファイナル4連覇の歴史 検証

ATPファイナル2015まとめ ジョコビッチ4連覇の歴史検証
 正式名称 Barclays ATP World Tour Finals が普通の大会と異なる点
 ラウンドロビンからトーナメントへ試合が変わる事。
 インドアのハードコート、遅いコートサーフェイス。

普段の試合、グランドスラムも含めて、1回負けると終わりのトーナメント。
 しかしATPファイナルでは、ラウンドロビンで総当たりをして、
 そこからトーナメント。
 つまりラウンドロビンで相手をどこまで見れるか。
 自分のプレースタイル、強さと弱点を把握して、試合のプランを立てる。
Plan → Do → Check → Act 
 特にジュニアに必要な、計画性
Pdcalc

 

短期決戦で、試合への対応力が試される事。
 野球のWBSCに似ている。 予選で良かった日本が勝てなかった。
 
 
遅いハードコート、これが選手には難しかったようだ。
 しかし直前のパリの試合が、同じコートサーフェイス、ボールで行われる。
 つまり良いシミュレーションになると言う事だ。
 N.ジョコビッチは、A.マレーをしっかり崩している
 

各選手の戦い、プレースタイルもあるけれど、
 どんどん新しい戦略、戦術を生み出している。

決勝に勝ち上がる選手は絶大なる自分への信頼と、相手の研究を怠らない。
 ベストは自分の得意で相手の苦手を攻める事。
 R.フェデラーに対しての、バックを攻める例だ。
 R.フェデラーがバックが下手なのではない、フォアが強力過ぎるから。

しかし、頼るのは自分、そして自分のプレースタイル。
 超攻撃的、S.バブリンカ
 超守備的、R.ナダル 
  D.フェレール戦

 ラウンドロビンで2位通過から完璧にトーナメントを勝ち抜いたのは、N.ジョコビッチ。

Sayingnoleconfidence

 ジョコビッチをNolestretchatp

 支えている
  スタッフ、
 試合前の
 ストレッティング
 これがあるから
 リーチが広い
 怪我をしない。

ラウンドロビンでは、戦い方に余裕が見られる。
 N.ジョコビッチは、ラウンドロビンでR.フェデラーに負けながら、
 トーナメントではしっかり勝ち上がった。
 攻守とも、強くなっているのが、N.ジョコビッチ。
 その結果、驚異の4連覇
2015 vs R.フェデラー
 2014 vs R.フェデラー戦だったが、1日前の予想記事。
  
  そして誰と対戦したか?
  
 2013 vs ナダル
 2012 vs R.フェデラー 7-6(6) 7-5
  

 戦略、戦術を変えてきたのはR.フェデラー。
 攻撃を軸に、展開を変えて来る。
 ベースラインでのストローク戦。 S.バブリンカ戦。

 サーブ&ボレー、リターンダッシュなど前へのプレッシャーを多くする場合。
 戦術がどんどん進化している。本人も、来年ここに戻ってくると話したし。
 「もっと前に出て、アグレッシブに戦うよ」と。
 T.ベルディフ戦、最高のプレッシャーの掛け方だった。

優勝のN.ジョコビッチ 超正確な、ボールのコントロール。
 ダブルフォールトが少ない、1試合平均、1.33。
 R.フェデラーは3.25。 攻撃するから仕方がないけれど。
 準優勝、攻撃のプレースタイルがベース R.フェデラー。
 R.ナダル、守備主体のプレースタイルをしっかり安定させたR.ナダル。
 
攻撃が主体だが、アンフォーストエラーが多過ぎたS.バブリンカ
 A.マレー戦ではネットプレー が良く効いた。
  

ランキング2位ながら、ラウンドロビンで守備が崩れた、A.マレー。
 心の乱れを突かれた。
 ラケットを折る。
 
 1勝2敗で、上位のT.ベルディフに勝ち、R.フェデラーからラウンドロビンでセットを奪った錦織圭

 初戦のN.ジョコビッチ戦の大敗が大きく響いた。

 T.ベルディフ、D.フェレールの二人は、苦手の選手が多過ぎた。
 T.ベルディフには錦織圭、D.フェレールが上位3人
 しかし、戦う姿勢を貫いたのは立派。

本日の御教訓 相手の研究
勝つには自分を出すか、相手を抑えるか
1:自分への自信
2:相手の研究
3:戦略のポケットを多く

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カテゴリー: ATP, ジョコビッチ, データ分析, 勝因, 歴史 | 投稿者tsukky 14:38 | コメントは受け付けていません。

ジョコビッチ 真の王者に ファイナル4連覇 フェデラー下す

ATPファイナル2015 ジョコビッチ 前人未到の4連覇
今年最後のビッグイベント、ATPファイナル2015 London大会が終わった。
 N.ジョコビッチ対R.フェデラーの決勝となった。
 言わずと、N.ジョコビッチは今年のATPの王者。ポイントで2位のA.マレーを大きく引き離している。
  
ATPファイナル2015 N.ジョコビッチの勝ち上がり。
ラウンドロビン スタンスミス組。ここは強豪が集まった気がするが。
  
 初戦、錦織圭に簡単に勝利。これで錦織圭は立場を一気に悪くする。

 2戦目、T.ベルディフを一蹴。 この時点で勝ち上がり決定。

 3戦目、R.フェデラーに敗れて、2位通過かが決まる。

決勝トーナメント、セミファイナル 永遠のライバル 、R.ナダル戦

 強さ抜群。
 ラウンドロビンで敗れている、R.フェデラー
 
 同じミスを犯さないのが、N.ジョコビッチの強さ。今度はしっかり守り切った。
Nolerfscore

 試合のスタッツ。
Nolerfstats1

 R.フェデラーが悪かった訳ではない。N.ジョコビッチが良過ぎた。

 ATPファイナル、近代史は、N.ジョコビッチストーリー
 

R.フェデラーに攻撃をさせなかった。
 そしてNolerfstats2

 丁寧に、
 R.フェデラーを
 左右に振った。
 走らせて、
 体力を奪った。
 短いラリーで
 多くのポイント
 を奪い。
 R.フェデラーを
 走らせた。

 タフネスは、N.ジョコビッチ 
 
圧巻は、N.ジョコビッチの2ndサービスのポイント獲得率84%。
 戦術は超、オーソドックス、錦織圭が、R.フェデラーに1セット奪った試合と同じ。
  
 徹底したR.フェデラーのバック攻め。
 丁寧に、丁寧につなぎ、R.フェデラーのアンフォーストエラーを誘った。

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カテゴリー: ATP, ジョコビッチ, データ分析, フェデラー, 作戦, 勝因 | 投稿者tsukky 16:12 | コメントは受け付けていません。

名勝負、ジョコビッチ対ナダル 攻撃力でジョコビッチ ATPファイナル2015

復活してきた元王者Nadal、ジョコビッチ、全く寄せ付けず。
 ナダルの夢、ATPファイナルの優勝する事、をさせなかった。
 対戦成績は、R.ナダルの23勝22敗。
 長い、長いライバルの歴史がある。
 ATPのサイトに良い記事がある。英語だが46戦の歴史が書いてある。

 2013のUSオープンからN.ジョコビッチが8勝1敗と、完全に有利に戦っている。それ以前はナダルが圧倒。
 今年は、N.ジョコビッチの3連勝、今回の勝利で4連勝。
 ATPファイナルでもN.ジョコビッチは強い
 
 
 ラウンドロビンでR.フェデラーにストレートで敗れたが
 「あれはたまたま彼が少し良かっただけ、お互いに勝ち負けは少しの事で動くから」と、気持ちを切り変えていた。
 

N.ジョコビッチ◎ 6-3, 6-3  × R.ナダル 79分 この結果 23勝23敗、全くのイーブン

Nolenadalscore

 
 直近の試合はチャイナオープン、ファイナル N.ジョコビッチ 6-2 6-2  R.ナダル
 
ロランギャロス、クオーターファイナル、キングオブクレーを破った自信が大きい。
 N.ジョコビッチ 7-5 6-3 6-1  R.ナダル

 数年前までは、フルセットで試合がもつれる事が多かったが、
 最近のN.ジョコビッチ、相手に粘られても、最終セットは、圧倒的に突き離すケースが多い。
 それだけ余力を残して戦っていると言う事だ。
 この二人、デフェンス力が元から強い。
 ベースラインから大きく下がり、守り抜くスタイルがR.ナダル。
 相手をエッグボールで動かして、ミスを誘う。 アンフォーストエラーが少ない。
 しかし、2年前から、ナダルのエッグボール、弾んで上がるところを、
 フラットで叩き始めた、N.ジョコビッチ。ここから、N.ジョコビッチが勝ち始める。
 
 ここ数年攻撃力のアップに成功したのがN.ジョコビッチ。
 B.ベッカーコーチの加入が大きい。

 N.ジョコビッチ、強さの原点
  

 テニス 勝利の法則 
S_law_10_change

 N.ジョコビッチのルーティーン、ボールを長く弾ませる。
 R.ナダルのルーティーン、複雑ですが。
 ルーティーンって
 

 R.ナダル 勝利の法則
 
 一方R.ナダルも攻撃力アップ、特にサービス力アップに努めているが、
 
 攻守のバランスが崩れ、パフォーマンスが落ちた感じがする。
 我々と同じ人間、全ての能力アップは、なかなか難しい。
 そんな中、R.フェデラーは、34歳になった今でもテクニック、戦術を増やし、進化中。
  錦織圭戦、錦織圭も踏ん張ったが。良い試合だった。
  
  スイス同士の準決勝、ストレートでS.バブリンカを下した。
 
 ナダルは前日のD.フェレール戦で、フルセット、2時間半の時間を戦っている。

 N.ジョコビッチは1日時間がある。この差もあったのだろう。

試合の経過
いきなり、2ndサービスにプレッシャーをかけてダウン成功。
 最初の3ゲームでウィナー12本、アンフォーストエラーはたったの一本。
 第1セット 27本のサービスポイントで20本をとる、ポイント獲得率。
 トータルで24本のウィナーを奪う、攻撃力。
 ナダルのデフェンス力を粉砕した。
Nolenadaltactics

ファーストサーブの確率、R.ナダルはいつものように高く69%、N.ジョコビッチは60%。
 1stサ-ビスのポイント獲得率 N.ジョコビッチは89%、ナダルは54%。
 ここが勝敗の分かれ目だ。

 その結果、R.ナダルはブレークチャンスなし、
 N.ジョコビッチは5回のチャンスの内、3回に成功。

 ハイライト動画 

 N.ジョコビッチ、錦織圭 ハイライト動画

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バブリンカ ネットプレーでマレー下す サバイバルゲーム ATPファイナル2015

攻撃力のS.バブリンカ、デフェンス力のA.マレー  サバイバルゲーム
 A.マレーは、ファイナルに2010,2012Semi-Finalに進出している。
  2012 A.マレー N.ジョコビッチに敗れる
  

 一方のS.バブリンカ、2013,2014セミファイナルに進出。

 ATPファイナルへの過酷な道のり 2014の例
 

 ATPファイナル 小史 
 S.バブリンカ◎ 7-6(4), 6-4 × A.マレー
1121btswmurraystats
 終盤、調子に並のあるS.バブリンカ。
 このラウンドロビンも、R.ナダルに敗れた。
 この二人1勝1敗同士で後がない。
 マレーもナダルに敗れている
 

 気力と、心の戦い
 S.バブリンカは破壊力はあるがメンタル.タフネスが弱く、切れやすい。
 A.マレー、パッシングショット得意。
 しかもここ最近ネットプレーも好調
 コーチがダブルス名人のJ.ビヨークマンになってから。
 

 抜くか抜かれるか。の展開を予想した。
 お互いに良く前に詰めて、プレッシャーをかける。
 ドロップショットの後の展開は、ミニテニス、そのもの。
 タッチが重要になる。 タッチの良さはミニテニスから。

Swmurraynet

 

 序盤、A.マレーのパッシングショットが決まる。
 普通は前に出にくくなる。
 しかしS.バブリンカ、積極的にネットに詰めてプレッシャーをかける。
 この自分のプレースタイルを信じて、継続する。
 S.バブリンカがそれを実行した。
Swmurraynetpass

 ネットプレー、25回出て、17回成功させている。68%、と非常に効率が良い。
 A.マレーは、パッシングショットの第一人者だが、得意のフォアを避けて、
 A.マレーのバックにボールを集めて、ダッシュしたのが良かった。

 第2セット5-2S.バブリンカリード、サービスゲーム
 しかしここから2ブレークを許す。
 S.バブリンカはサーブ&ボレーなど速攻を仕掛けるが、
 A.マレー、慌てずに、パッシングショットで一発で抜かずに、足元に沈める堅実な作戦に出る。
 S.バブリンカ、この差ほど難しくないボレー、膝が曲がらず、手打ちになり、ネットミスを繰り返す。

 ボレーの基本は脚部 
  ボレーの基本  

  ボレー、ラケットと立てる場合、寝かせる場合。

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 この様な展開になる。
 これってミニテニスのもの。ボール出しマニュアルに、ミニテニスの練習法も多く紹介。

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いつものS.バブリンカなら切れるところ。
 G.ノーマンコーチになってから良くなった、メンタル。
 
 次も攻める、0-40になる。
 ここをデュースに挽回。
 ゲームが非常に速く流れる。
 二人とも微妙なタッチが悪い。
 A.マレーはイージーなミスを繰り返す。
 これが大きな大会のプレッシャーなのだろう。
 インタビューでも、A.マレーは、重要な場面でイージーなミスを繰り返しした。
 これでは勝てないと、振り返っていた。

 S.バブリンカ A.マレー ワイドに振るラリー

 ハイライト動画 セミファイナルへの展望も

 この結果、S.バブリンカはR.フェデラーに挑戦。
 R.ナダルは、N.ジョコビッチとの激突となる。

 本日の御教訓 信じるのは自分
いつもの自分のプレースタイル
1:諦めない
2:ミスは、すぐに切り替える
3:今ここにいる自分を信じる
 R.フェデラーに負けはしたが、錦織圭の試合がそれを物語っている。

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必見 ナダル フェレールのラリー戦 戦術、駆け引き ATPファイナル2015

Nadal全勝でラウンドロビン通過
 D.フェレール、ラリー戦、制す。強いナダルが帰って来た。
 トッププレーヤー同士の対戦成績、R.ナダルが断トツに強い
 今の王者は、N.ジョコビッチだが、
 トッププレーヤーの対戦ではナダルが最強。 
 しかし、信じられないことだが、実は、R.ナダルはATPファイナルに優勝したことはない。
 2位が一度ある。2013年 N.ジョコビッチに敗れた
 

 去年は体の故障で無念の欠場
 虫垂炎の手術だ。
ATPファイナル ラウンドロビン最終日
R.ナダル ◎ 6-7(2), 6-3, 6-4 × D.フェレール。
 面白い試合。Nadaldfscore

 ラリー戦、
 実に見ごたえがあった。
 壮絶な
ストロークのラリー戦
 プレースタイルと、Frtop4matchtime

 試合時間は
 相関関係がある。
 1ゲーム当たり、
 平均5分。
 R.フェデラーなら3分、
 N.ジョコビッチで4分。
 プレースタイルとゲーム時間  

 この二人にとっては消化試合。ナダルは一位通過を決めているし、
 A.マレーを破るR.ナダル 
 D.フェレールは敗退が決定。
  
 しかしこの二人、テニスの醍醐味、基本を示してくれた。

テニスの超基本  
 ボールを最後まで追いかける。
 決して諦めない。
 ファィティングスピリッツを持ち続ける。

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そして試合に勝つ戦術を駆使して戦った。
 普通のハードコートよりも遅めのこのコート、二人には大の得意。
 通常よりもリターンの優位さが増す。
 甘い2ndサービスは、一気に攻められる。
 2ndサービスの攻防とも言える。

 この二人の共通点は鉄壁のデフェンス力。
 今年のリターンの成績は、D.フェレールの方が上で世界NO1。
 しかしサービス力ではR.ナダルが上。

 ラリー戦の最後のウィナーがナダルにはある。
 この二人、勝負が動くのは。
 フォアに回り込んだ時

 ダウンザラインに打ち込んだ時
錦織圭のダウンザライン、狙い時。そのタイミングとは?
 両方とも決まれば、楽だが、ハイリスク、ハイリターンのショット。
 オープンコートが出来るので、次を狙われやすい。
 フォアに回り込む ハイリスク、ハイリターン
 

 この試合、一番ラリーが続いたのは26回。 33秒。
 クロスのラリーは1.3-1.6秒
 ダウンザラインは1秒前後で来る。

 D.フェレールはナダルのバックをメインに攻める。
 トッププレーヤーでも誰もが取る作戦だ。
 N.ジョコビッチだけは平気でフォアを攻める

 ナダルは嫌な顔一つせず、丁寧に、D.フェレールを左右に振る。
 走る距離は、D.フェレールの方がはるかに多くなる。
 ナダルのストローク戦略
Nadaldfsttactics

 オープンコート狙い
 
 先にフォアに回り込み始めたのはD.フェレール。
 ダウンザラインに攻めたのもD.フェレール。
 サービスからずっと、主導権を握っていた。

 ゾーンも、D.フェレールの方が前、R.ナダルは、特にベースラインの後ろだ。
 ナダルはフォアに回り込まず、D.フェレール―を左右に振る。
 D.フェレールは勝負をかけて、2度フォアに回り込んで強打した。
 運動量はD.フェレールの方が回り込む分多くなる。

 D.フェレールのリターン力 

 ナダルが、クロス深くに放ったウィナー級のクロスに、D.フェレールは飛びつき、
 ナダルのバックを狙いクロスを打った。
 これがほんの少し、浅く、角度がつかなかった。
 これをナダルはスルスルと前に出て。D.フェレールがセンターに戻る、一瞬のタイミングで
 クロスに振った。
 D.フェレール、戻ったが,ボールは抜け行った。
 最高のラリー戦だった。
Nadaldfrallywars
 この二人のラリー戦、まさにオールコートを使う。
 駆け引きが非常に面白い、ハイライト動画を見て欲しい。

 やっと最近、D.フェレールは、ナダルの苦手意識が無くなってきたところだ。
 モンテカルロでD.フェレールがナダルのスキを突き、勝った

 テニスはゾーンの戦い
 自分がZonemind

 ベースラインの
 どのへんに立ち、
 ラリーしているか。
 攻守どちらなのか
 それを知る事が大事だ。
 

 R.ナダルが絶頂の3年前は、サービス、リターンともR.ナダルが数段上で、
 D.フェレールは歯が立たなかった。
 
 ナダル D.フェレール ロンゲストラリー ハイライト動画

この結果ATPファイナルの準決勝は
 R.フェデラー対S.バブリンカ スイス同士の攻撃力の激突
 R.ナダル対N.ジョコビッチ 総合力の戦いだ。 非常に楽しみ。

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カテゴリー: ATP, エッセイ, ストローク, ナダル, フェレール, フットワーク, 勝因, 戦略 | 投稿者tsukky 19:07 | コメントは受け付けていません。

ナダル 強さ復活 マレーを寄せ付けず ATPファイナル2015

ATPファイナル2015 ロンドン大会 ナダル サバイバル マレーを下す
 6-4 6-1
この二人、シーズン後半に調子を上げ来た。
 守備力の選手だが、二人とも、攻撃力を上げるために、模索している。
 勝負の流れは、最後まで諦めないファイティングスピリッツの差に感じた。
 通算でもナダルが15勝6敗と大きくリードしている。
最終セットは一気に流れを引き寄せた。
 地元マレー、声援を受けながら、ピリリとしないプレー。

 二人とも守備力の選手、1stサ-ビスのポイント獲得率はお互いに60%台。
 2ndサービスが決め手だ。
 ナダルは61%、しかしA.マレーは30%台に落ちた。ここが勝敗の分かれ目。
 ナダルは9回のブレークチャンス、4回ゲット。
 しかしA.マレーはたった1回のチャンスしかなかった。それをゲットできたのが不幸中の幸い。

Rafabeatmurray

 このグループのラウンドロビン 

 第一戦
 

 ATPファイナル仕組み
 

 ATP ファイナル小史  
 これでナダルは勝ち上り決定。
 A.マレーはS.バブリンカとのラウンドロビン最終戦にかける。
 これだからラウンドロビンは面白い。

 もう一組スタンスミス組のラウンドロビン
 錦織はT.ベルディフにフルセットで勝ち、首の皮一枚でつながっている。
 勝ち上がりには、錦織が勝ち、N.ジョコビッチが負ける事が条件となる。 
  番狂わせ、N.ジョコビッチはR.フェデラーに敗れて混戦に。

 ナダルは、最後まで自分を信じ、自分のプレースタイルを貫いた。
 ファイティングスピリッツを感じる。
 その点、A.マレーは、セルフトークが多くなり、自分を鼓舞することができなかった。
Nadalsersaying

 テニスは心の戦いだと言う事が良く分かる。

  
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カテゴリー: ATP, エッセイ, ナダル, マレー, 勝因, 戦略 | 投稿者tsukky 08:29 | コメントは受け付けていません。

フェデラー ジョコビッチのスキを突き守備崩す ATPファイナル

しびれる試合 フェデラー ジョコビッチ破る
 鉄壁の守備を誇る、ジョコビッチを崩した、フェデラー。その作戦は?
 フェデラーがもっと攻撃的に攻めると想像した。
 サーブ&ボレー、リターンダッシュ、積極的にネットプレー多用。
 そう予測した。ジョコビッチもそうだと思う。 その裏をかいたのか、フェデラーの戦略。
 良い試合だった。
 終わってからも笑顔で、お互いの健闘を讃え合った。王者と元王者の握手。
 気持ちが良い。
 フェデラー◎ 7-5 6-2 × ジョコビッチ。
 この二人、これでフェデラーの22勝21敗。
 意外なことに、ジョコビッチのウィナーからアンフォーストエラーを引いた安定指数が、マイナス。
 余りない。いつもアンフォーストエラーが極端に少ないからだ。

 1stサ-ビスのポイント獲得率もフェデラーに越され、多くブレークされた。
 その内容を語ろう。

Rfnolestats

 この二人よりも戦っているのが、R.ナダルとジョコビッチの45回。
 面白い事に、この二人のコーチ、B.ベッカーとS.エドバーグが35回対戦している。
 ジョコビッチとB.ベッカー 
 狙いは、攻撃力のアップだ。

 フェデラーとS.エドバーグ
 
  狙いは、自分らしさをより引き出すため。
 ジョコビッチとフェデラーのライバル関係
 

 これでこのグループ、フェデラー2勝、ジョコビッチ1勝1敗、錦織圭1勝1敗、
 残すは フェデラー vs錦織圭。 ジョコビッチvs T.ベルディフ
 フェデラーが勝てば、ジョコビッチ、T.ベルディフ戦の勝者が上がる。
 錦織圭が勝つと、2勝1敗が3人で並ぶが、その場合、取得セット%、ゲーム%で行くと思われるので、厳しい。
残念ながら、自力での勝ち上りはない。ジョコビッチに1-6 1-6の大差で負けたのが響いている。
 錦織がフェデラーに勝ち、ジョコビッチがベルディハに負けると準決勝に上がる。
 ラグビーのワールドカップ、日本の予選、状態に有る

 ジョコビッチは語る。
 「確かに彼のショットは良かった。
 そのために普段よりもアンフォーストエラーが増えてしまった。
 でもこれは僕らのライバル関係の中の一つの試合。
 今回はこうなっただけさ」とさばさば。

 連勝記録も23で止まった。
 開始がシンシナティでフェデラーに負けた後だから、これも縁かな?

Sayingrf

  
 最初は静かな出だし、お互いにキープが続くが、フェデラーは、それほどネットプレーを使わない。
 ストローク戦で、フェデラーが攻め急がず、ラリーを展開する。
 ジョコビッチ得意のストローク戦、
 しかしフェデラーには、速攻を仕掛けるプレッシャーを相手に与え続けた。
 これが功を奏する。
 第1セット、チャンスが多かったのはジョコビッチ。
 しかしフェデラーは冷静にサービスをコントロールしてデュースに戻し、セーブ。
 たった一回のチャンスを、見事にゲット。攻撃を仕掛けた。
 攻撃型のフェデラー、が敢えて、耐えて、チャンスを待った。

 ストロークラリーの面白いデータ
 ラリー回数と、ポイントの関係が出ていた。
 ラリーが長引くと、今までなら、ジョコビッチのペース。

 今回は、5回以内の短いラリーも

 9回までの中期のラリーもフェデラーが取った。

 5回までのラリーがラリー戦の66%。
 つまりここを制する者が試合を制するのだ。
Rfnolerally

フェデラーの3球目攻撃 
 二人ともストロークが深い、浅ければ角度がある。 

 最初の攻撃は、ジョコビッチが見事なアングル返しでカウンターを放つ。
 錦織圭戦で多用したショットだ

 しかしフェデラーは、錦織圭よりも、さらにタイミングを早く、ボールを速く、角度を大きくつける。
 クロスのラリーでジョコビッチは押され、ダウンザラインを狙うが、振り遅れてサイドに切れる。
 この辺のトッププレーヤーのショットのあやが面白い。
 勝っている時は、コーナーに決まる。負けている時は、振り遅れる感じでアウトする。

 トッププレーヤーと言えども、4-5、などセットゲームはプレッシャーがかかる。
 微妙なコントロールが甘くなる。
 そこを見越したフェデラーのネットプレー。

 第2セットは、フェデラーが早々とブレーク、
 流れを一気に持って行く。
 ジョコビッチはラリー戦に持ち込み、何とか流れを引き寄せたいが、
 フェデラーが押し切った。

 攻める時期が的確だった、フェデラーの勝利だ。
 敢えて、ネットプレーを多用せず、その出るぞと見せる姿勢でプレッシャーを与えた。
 先の試合のフェデラーのリターン攻撃が今効いている。
フェデラー ジョコビッチの守備陣形を破る
 ショット バリエーションの豊富さ。
 サービス
 ストローク
 ボレー  回転をきっちり使い分けて、ジョコビッチの鉄壁の守備を崩した。
 フェデラーのリターンダッシュ 

 守備力のジョコビッチ
  

 例えば、錦織圭はバックハンドでジョコビッチで打ち合った。
 錦織圭の良いボールもあるがテンポが一定で、ジョコビッチがペースをつかめた。
 
 ハイライト動画

 このデータ皆さんはどう取りますか? ラリー5回以内のポイントが70%弱。
Rfnolerally5

  フェデラーの華麗なるサーブ&ボレー
  
 これでこのグループのラウンドロビンと最終戦は、
  

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カテゴリー: ATP, ジョコビッチ, スコア, フェデラー, 勝因, 戦略 | 投稿者tsukky 18:07 | コメントは受け付けていません。

錦織 踏ん張りベルディフ下す 次はフェデラー

錦織圭 フルセットで、T.ベルディフ破った
 ベスト4進出をかけて、N.ジョコビッチを破り、ラウンドロビン連勝のR.フェデラーに挑戦する。
 試合展開予想
 ドロップショット、トップスピンロブ
 前後の揺さぶりが効いた。
 7-5, 3-6, 6-3
Keitomasscore

 チャンスで決められない。
 1stサ-ビスの確率が上がらない、最終的には第3セット、確率を上げて、勝利した。
 ここ最近続く苦しい状況だ。

 1stサ-ビスのポイント獲得率を75%に上げたこと。
 9回の内3回ブレーク、2/3のT.ベルディフを上回った。

Keifsseq

 第2セットも、錦織圭は好調で連続ポイントを奪い、ブレークに成功。
 しかしここからT.ベルディフも頑張り、1-1セットオール。

 次のR.フェデラー戦までに修正したこと。
 1stサ-ビスの確率アップ
 デュースゲームを取りきる事。
 そして何よりも、自信を持ってスウィングすることだ。
Ws000003

 勝利の法則だ 

 勝利の法則シングルス
Rule1

 勝利の法則ダブルス

 久し振りに最終セットの強さ を発揮した。
 
 ハイライト動画

 R.フェデラーが、N.ジョコビッチの連勝を23で止めた。
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 これでこのグループのラウンドロビンと最終戦は、
  
 勝ち上がりをかける、錦織圭対、勝ち上りが決まったR.フェデラー。
 勝ち上がりをかける、N.ジョコビッチ、敗退が決まったT.ベルディフとなった。

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カテゴリー: ATP, スコア, トッププレーヤー, ベルディフ, 勝因, 錦織圭 | 投稿者tsukky 07:45 | コメントは受け付けていません。