タグ別アーカイブ: 作戦

錦織 ベルダスコ戦、辛勝 ハレ2017 課題は

錦織圭のグラスコート、シーズン、初戦 ゲーリーウエーバー2017
 注目のウィンブルドン前哨戦。ドイツ、イギリスで
 ドイツはハレ、イギリスはロンドンのクィーンズ。
 激震が走る、ソードダウンだ。
 ロンドンでは、王者、A.マレー、S.バブリンカが初戦負け。
 N.キリオスも転倒し、棄権。 芝生は難しい。

 勝つには勝ったが、
 今年は錦織選手の試合解説で、
 毎回この言葉を書いている気がする。
 ロランギャロス F.ベルダスコとは因縁の試合
 乱高下の多かった試合。
同じような反省点残った。

 ハイライト動画もあるので参考にして欲しい。
 
 
 僕は錦織選手にはもっと堂々とした態度で試合をしてもらいたい。
 走ってコートに向かう、R.ナダル、S.バブリンカの様に。

 錦織選手らしい、試合への集中の仕方なのだろうけれど。
 表情を出さない。メンタル.タフネスの常識。
Keifacehalle

 勝ち負けで表情の違い
 

 ウィンブルドン、前哨戦のトッププレーヤー 
 シードダウン続出、芝の難しさを象徴。

 芝生への対応。シューズとフットワーク
 
 F.ベルダスコ戦の予測
 こうあって、欲しかったのですが。

錦織圭◎ 6-7(7) ,6-3,6-4  × F.ベルダスコ
Keifvscorehalle1

 第1セットは緊張感が合って良い滑り出しだった。
 お互いにブレークできないまま、タイブレークへ。
 要所でF.ベルダスコのサービスエースが効いた。
 第2セット、錦織は少ないチャンスを活かした。

覇気がないのが第3セット、
 一気に引き離さなくてはいけない場面なのに、 
 ギアが入らない。
 普段ならギア入れが上手くいく のに。
Saykeiadapt

 7回のブレークチャンスで1回しか活かせなかった。
 結果オーライの試合。

 はきり言って不甲斐ない、課題が多く残る試合。
 試合は相手が有って成り立つことが良く分かる試合。
 F.ベルダスコの多くのミスが助けた。
 腰を痛めた様子で、第2セットからショットに切れが無い。
 錦織圭も、付き合ってアンフォーストエラーを連発。
 いつものような切り裂くような爽快なショットが無い。

 ボレーには切れがあった。これは使えるから、
 アプローチショットのミスがもったいない。
キレのある、錦織のボレー
 読みが良いKeivohalle

 相手の
 ボールを誘う

 戦略家
 踏み込む
滑るボレー

 時折見せるサーブ&ボレーも効果的。 これも使える。
 使って欲しい。
 ウィンブルドンでは必須アイテム。

 1stサ-ビスのポイント獲得率は90%を越えているのだから、
 もっと楽勝のはずなのだが。

試合をもつれさせた要因は、二つある。
 1:相手の左右前後の揺さぶりが少ない。
 特にドロップショット、ロブの立体構成が序盤で出なかった。
 2:アプローチショットのミス。

その結果、試合を自分のペースで進める事が出来なかった。
 良くも悪くも、F.ベルダスコのミスでのポイント。
 減らしたいアンフォーストエラー

 勝利の法則
 

 最近多い、ブレークポイントを取り切れない。
 F.ベルダスコがここぞでサービスエースを打ってきたせいもあるが。

1:相手の前後の揺さぶり
 得意のドロップショットを出したのは、試合後半。
 
 
 F.ベルダスコは全く反応出来なかった。
 F.ベルダスコのようなハードヒッターには早めの揺さぶりが必要だ。

F.ベルダスコは、剛腕ストローク、
 サースポーで得意はフォアの回り込からの左右の振り。
 錦織圭は、ストローク戦でも打ち勝ちたかったのだろう。
 その気持ちは分かるが、試合を先にF.ベルダスコに支配されてしまった。
 錦織圭のウィナー狙いの準備段階のアプローチショット。

 そのショットで決めるのではなく、次のネットプレーで仕留めたい、
 そのための準備ショットだが、ネットミスが多い。
 少し焦っている。

錦織圭は試合後のインタビューで、
 

 この試合はベストではなかったが、
 芝への対応としては、上手く調整している。
 芝は今まであまり得意ではなかったが、
 感触はつかんでいると、コメントしている。

次はロシアの若手、ビッグサーバー、K.カチャロフと当る。
 リターンの名手、G.シモンを破った。
 急成長している、ロシアの若手。
 ロランギャロスでもベスト16に上がり、
 ランキングも急上昇。
 錦織圭の1勝、大苦戦だった。

R.フェデラーと練習をする錦織圭 ハイライト動画

 杉田祐一選手、ラッキールーザーでR.フェデラーと試合するラッキー。
 惜しくも敗れたが、良い経験になったはず。

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カテゴリー: ウィンブルドン, スコア, 予想, 動画, 勝因, 錦織圭 | 投稿者tsukky 09:15 | コメントは受け付けていません。

ウィンブルドン2017に向けて 前哨戦 トッププレーヤー集結

2017 ウィンブルドン 芝 前哨戦、花盛り
 トッププレーヤーのテニス
 トッププレーヤーはグランドスラムをメインにスケジュールを調整する。
 グランドスラムの特徴
 特にウィンブルドンは、世紀の5セットフルセット。
 これは過酷、しかも優勝までは7回。

グランドスラムに合わせて4つのシーズンがある。
 オーストラリアンオープン
 ロランギャロス
 ウィンブルドン
 USオープン

ロランギャロスのクレーコートからウィンブルドンのグラスコート
 この時期が一番短い。だから調整が大変

 しかもコートサーフェイスが大きく異なる。
 テニスがオープンスキルのスポーツである事が良く分かる。
 天候、周りの環境が影響する。

Sayingopenskillf1

 
 選手のコンディショニングも重要だ。
 クレーコート、芝では、インドアが少なく、
 外のコート、
 天候、風、大きく作用される。
 特に、日没、雨での順延は、トッププレーヤーと言えども、
 心の強さが求められる

 テニスはメンタルの戦い

 ロランギャロスで死の淵からよみがえった、錦織vsチャン戦。
 負けかかった前半 
 勝ち抜けた後半 
 順延で助かった例。 

 ウィンブルドンまでの短い調整機関、
 前哨戦を選び、調整する。
 2016 前哨戦の結果 で見えたもの
 
ドイツのハレ、ゲーリーウエーバーOpen
 錦織圭の初戦は、あの剛腕サースポー、F.ベルダスコ

Hallestadium

 

 R.フェデラー、D.ティエム、錦織圭、A.ズべレフ、登場
  早くもシードダウン続出。
  
 

イギリス クィーンズ  ハイライト動画
 
 A.マレー、M.ラオニッチ、G.デミトロフ、J.W.ツォンガが登場.
  N.キリオスは負傷、棄権。
Queensclubtennis

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カテゴリー: ウィンブルドン, トッププレーヤー, フェデラー, マレー, 予想, 全英, 動画 | 投稿者tsukky 09:28 | コメントは受け付けていません。

ナダルの強さ分析 サービス、リターン、ストローク

R.ナダルの強さ、解析。ロランギャロス2017決勝から。
 S.バブリンカ戦。
R.ナダルの強さは、どこから?
 ロランギャロスの優勝で、ランキングを2位に戻し、
 Raceランキングでは1位で早々と、ファイナル進出を決めた。
 いつもならウィンブルドンに合わせて、
 前哨戦で調整するが、今年は休養で挑む。

強いR.ナダル、名言集  
1:R.ナダルのポジション
 普段なら、ベースライン後方がナダルのポジション。
 どこでプレーするか、プレーヤーの守るゾーン研究。
 R.フェデラーとの比較が一番分かりやすい。
  ゾーンって何だ。  
  ゾーン研究 R.ナダルvsR.フェデラー 
 当時は非常識の、R.ナダルのゾーン 
Nadalrfattackzone

 今では、D.ティエム、A.ズベレフの常識。 

 2009年、強い二人の対決  

 守備のゾーンで、D.ティエムに勝つ 
 
 先にベースラインの内側に入りたい、S.バブリンカ だったが。

普通なら、ナダルは後ろ。
Nadalnormalposition

しかしこの試合積極的に動く
Nadalzoneattack

 

ここで守り切る。
 S.バブリンカ戦なら、相手のネットプレーを待って、パッシングショット
 
 しかし今回は、先に仕掛けた。
 それがこのネットプレーの多さと、仕留める決定率。
 R.ナダルのスウィングボレー  
Nadalnetvo

2:ストローク勝負
 トッププレーヤーの中でも1,2を争う、S.バブリンカのストローク力。
 全仏でも調子良く、打ち抜いてきた。
 ストロークに自信のある、S.バブリンカ。
  デフェンス力のA.マレーを撃破  

 普通の選手なら避ける、R.ナダルのフォアハンドを避けずに、
 真っ向勝負。
 右利きのS.バブリンカ、サースポーのR.ナダル。
 左サイドのクロスの打ち合いになる。

Nadalsw

ピンポイントカウンター ナダルICBM
Nadalpinpicbm

3:サービス力でS.バブリンカ越す
 リターンの人と思われている、R.ナダル。
 しかし、今回、サービスエースでもS.バブリンカを上回り、
 ダブルフォールトは0。
 基本に忠実なサービス

 去年ATPファイナルを断念した とは思えない、復活ぶり
 
 S.バブリンカ戦、試合スタッツ  
 この安定性がR.ナダルの攻撃力のベーシック だ。
 

凄いのがセカンドサーブのポイント獲得率。65%。
 基本に忠実Nadalserrg

 1stサ-ビス
 確率が超高い。
 脚部の曲げ伸ばし
 運動連鎖
 2ndサービス
 強烈なキックサーブ

リターン上達法 R.ナダルはリターンでも51%を獲得。
 サービス力のS.バブリンカも形なし。
 リターンの基本  

 リターンのポジション 

 リターンのタイミング 

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カテゴリー: サービス, ストローク, テクニック, ナダル, バブリンカ, リターン, 上達, 勝因, 戦略 | 投稿者tsukky 06:08 | コメントは受け付けていません。

全仏2017 男子シングルス決勝の行方 攻撃のS.バブリンカ、守備のR.ナダル

ロランギャロス2017男子シングルス決勝
 S.バブリンカ対R.ナダル
攻撃力対デフェンス力の真っ向勝負。
攻撃力の最先鋒、R.フェデラーが今年クレーコートをパス。
 スイスの代理人、S.バブリンカが、キング R.ナダルに挑む。
 R.ナダルは、今年のクレーコート、前哨戦から最高潮。
 クレーコートシーズンに入り、Raceランキング1位。  

 
 攻撃力のR.フェデラー、S.バブリンカ 

 デフェンス力のA.マレーの防御を突き破った
 
 S.バブリンカの攻撃力か。
 2015 優勝候補のN.ジョコビッチを破る 

 ストローカーの後継者、D.ティエムの追撃を振り切ったR.ナダル との勝負。
Swvsnadalrg

 

 クレーキング、ナダルの強さ

過去はR.ナダルの15勝3敗と圧倒。
 直近はR.ナダルの2連勝。
 クレーコートでもR.ナダルの5勝1敗。
 2016 モンテカルロQFでR.ナダル
 2015 ローマQFでS.バブリンカ
Swvsnadal

 今年は対戦していない。
 調子が絶好調のR.ナダル。
 今年目覚めた感じのあるS.バブリンカ。
 S.バブリンカの攻撃力、凄い。

 片手打ちバックハンド対両手打ちバックハンドの対決 でもある。
 
しかし、ロランギャロスで2015優勝したS.バブリンカ、
 攻撃力はすさまじい。

試合の見どころ
 1:サービス力のS.バブリンカの1stサ-ビスを、R.ナダルがどう勝利するか。
 2:R.ナダルの鉄壁のデフェンス力に対して、
 S.バブリンカが、攻め続ける事が出来るか。
 3:サービスの安定性抜群、R.ナダルの2ndサービスを
 S.バブリンカがどう攻略するか。
Nadalacecoursefsreverse

いずれにしても、バックハンドでのしのぎ。
 フォアに回り込む時が勝負時。
 何もそんなに、フォアに回り込まなくても、
 バックハンドも上手いのにと思うけれど、
 フォアハンドの決定力は、並外れている。

R.ナダル、フォアの回り込み

S.バブリンカ、サービスからの展開の速さ

Swfsrev

Swnadaloffedefe

コーチの戦いでもある。
 S.バブリンカのメンタルを鍛え直した、G.ノーマンコーチ
 

 R.ナダルの復活を支えた、C.モヤコーチ
 

本日の御教訓 自分を貫く
攻めるか、守るか
中途半端は無し
1:サービスで押し込む
2:リターンで押し返す
3:デュースゲーム、勝ち抜く

一般プレーヤーのための
 シングルス 勝利の法則 勝つ基本 
 シングルス、勝利の法則 シングルスポールを意識できるか。

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カテゴリー: クレーコート, ナダル, バブリンカ, 予想, 作戦, 全仏, 戦略 | 投稿者tsukky 21:56 | コメントは受け付けていません。

Nadal クレーKingの意地 ティエムを完封 ロランギャロス2017 セミファイナル

徹底した守備力を誇る二人が激突した
 ロランギャロス 2017 セミファイナル。
 すでにA.マレーを下した、S.バブリンカ が待っている、決勝へ

 R.ナダル対D.ティエム 
 ベースライン後方4メートルが戦場の二人だ。
 クレーキングのナダルに今年敢然と立ち向かい
 3回目で遂に勝利。
 ナダルは、この直後の会見で、調子が悪かった。
 「試合では、こんなこともあるさ、全仏に調整するよ」と語った。
 D.ティエムは、プレースタイルからナダルの後継者を狙うが、
 どこ吹く風で、抑え込んだ、R.ナダル。

トッププレーヤーのプレースタイル。
Topdeoffecsurface_2

レッドクレーでR.ナダルの強さ  

全仏2017 セミファイナル 
 R.ナダル◎ 6-3,6-4,6-1  ×D.ティエム
Nadaldtscore

 試合のスタッツでは、D.ティエムも頑張っているが、
 じわじわR.ナダルが追込んでいく様子が見える。
 第1セットブレークチャンスは同じ5回
 2回ブレークのR.ナダル
 1回しか成功しなかったD.ティエム 
 しかしスコアはR.ナダルの6-3.
第2セット 同じ2回のブレークチャンス
 2回成功させた、R.ナダル
 成功しなかったD.ティエム。
 このチャンスの活かし方が、R.ナダルの魅力だ。
 

この二人の見どころはたくさんある。
1:ベースライン後方4メートルのストローク戦
 ゾーンの戦い  
2:フォアに回り込むR.ナダル対
 強烈な片手打ちバックハンドのD.ティエム
3:攻撃が早いD.ティエム対
 カウンターが得意のR.ナダル
Nadalfs2ways

 R.ナダルのバックハンド,多様性  
 D.ティエム対策で、R.ナダルは、当然狙われるバックハンド、
 攻撃以外は、ボールが弾まない工夫をした。
 そして揺さぶりを多くかける。

 R.ナダルの安定指数が素晴らしい。
Nadaldt

 

 D.ティエムのストローク 

Nadaldtstattsrg

今年のクレーコートシーズン、
 決勝は二人の戦場。

 ローマでD.ティエム勝利 

 マドリッドオープンでR.ナダル勝利  

 バルセロナオープンR.ナダル勝利 

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カテゴリー: クレーコート, スコア, ストローク, データ分析, ナダル, 作戦, 全仏, 勝因 | 投稿者tsukky 18:27 | コメントは受け付けていません。

バブリンカ 攻撃テニスの見本 守備のA.マレーを下す 全仏2017

プレースタイルの激突 S.バブリンカの攻撃力
ロランギャロス2017 セミファイナル
手に汗握る、伯仲した大熱戦。
 両選手に拍手。
 気持ちが良い試合だった。
 悪いけれど、錦織戦の様な、イライラ感はなかった。
 テニスのすばらしさ、醍醐味を伝えてくれた。感謝。

全仏、セミファイナル
 攻撃力のTopdeoffecsurface

 選手は
 S.バブリンカ一人、
 他の、
 R.ナダル、
 A.マレー、
 D.ティエムは
 守備力の選手。

 勝ためにはどの要素が重要か。
 今年の全仏を見ていると、
 自分プレースタイルを貫くことの重要性が見える。
 クレーコート、特にレッドクレーは遅い
 サービス力が落ちるを前提に。
 
 
 守備の人は守備を徹底的に。
 攻撃の人は攻撃を徹底的に。

結果的に、ウィナーからアンフォーストエラーを引いた
 安定指数を相手よりも良ければ◎。
 プラスなら最高だけれど。

安定指数でA.マレーの上、S.バブリンカ
Swmurray

 テニス 守備力 

 テニス攻撃力  
 見本はR.フェデラー、S.バブリンカ
 攻撃が守備を上回った。
 それだけS.バブリンカの攻撃力はすさまじかった。
 何が素晴らしいかと言うと、
 ミスを恐れず、攻め続けられたこと。

S.バブリンカ ◎ 6-7(6),7-5,3-6,7-6(3),6-1 ×A.マレー
 中央に、ブレークチャンス、
 ブレーク数を比較してある。
Swmurrayscore

自分は試合はデータを見ながら分析する。
 プレーヤーのプレースタイルが良く表れるから面白い。
 サービス力、リターン力、
 試合を大きく分けるのは、ブレークポイントコンバージョン
 ここは確率ではなく、相手よりも多くブレークすることが重要だ。
 1回のチャンスで1回ブレーク、100%のブレークポイントコンバージョン。
 しかし10回のチャンスで2回ブレークした20%の方が強い。

勝利の法則 ブレークポイントコンバージョン R.ナダルの強さ
 

 サービス、リターンに関しては、確率が重要になる。
 サービスに関しては、サービスの確率よりも、
 ポイント獲得率、特に1stサ-ビスが重要になる。

 サービス力がポイント源の男子シングルスではなおさらのことだ。

 良く錦織圭がセットを落とした時に、
 「攻めきれずに、守りに入ってしまった」、と口にします。

 鉄壁のデフェンス力を誇るA.マレー。
 気まぐれだが、サービスを軸に攻撃を組み立てるS.バブリンカ

 第1セットの攻防がすさまじかった。
 観客を引き寄せながら、攻撃を続けるS.バブリンカ。
 しかし、地味にエラーを誘ったのはA.マレー。
 グランドスラムでも、クレーコートでは、守備力が有利。
 R.ナダルがそれを象徴しているが。

 N.ジョコビッチがバランス良く、勝ち始めた のは、攻撃を増やしたから。

 試合のスタッツをどうぞ。
Swstattsmurray

 
 最もR.ナダルを相手にしたら、クレーコートで守っていたら勝てない。
 その意味でも、決勝、S.バブリンカ対R.ナダル、注目だ!

本日の御教訓
バブリンカの教え
 攻め続ける
1:チャンスは攻める
2:攻める。ミスを恐れない
3:攻めるチャンスを待つ

Sayswattackrg

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カテゴリー: クレーコート, スコア, データ分析, バブリンカ, マレー, 全仏, 勝因, 戦略 | 投稿者tsukky 09:44 | コメントは受け付けていません。

錦織 課題を残し全仏2017終わる A.マレー 不思議な負け

錦織圭のロランギャロスが終わった。
 紆余曲折の1週間。良くも悪くも。
  体調不十分の中で戦ったと言えばそれまでだが、
 いつもなら、試合経過、スコアを書くが、今回は、余りの不甲斐なさに、
 心の問題、メンタル.タフネスについて書くことにする。

 全てを象徴しているのが、第3セットのタイブレーク。
 0-7の敗れ方だ。
 心.技.体の全てが悪い方向に向かって行った。
 良い時は、先行されても、じわじわ、追いつき、
 相手にプレッシャーをかける。
 しかし、力が入り過ぎ、ネットミス。
 ストロークが悪い循環に行ってしまった。
 良い時の循環  

 悪い心の循環
Mt2ways

 メンタル強化ノート 

メンタル.タフネス向上

 ロジャーズカップで負けた時 に、言い訳無しを書いた。
  
 大きく負け越している、A.マレーに苦手意識が大きく働いていた。

A.マレー◎ 2-6,6-1,7-6(0),6-1 ×錦織圭
Murraykeoscore

A.マレーにゲームを支配された。
第1セットは好調、今年の全仏で一番良かったのではないか。
 ミスしても、冷静に淡々とプレー、少しずつゲームを支配する。
 その落ち着きが、ラリー得意のA.マレーがからミスを誘う。
 A.マレーが、もう錦織圭とはプレーしたくないと言わしめた、
 デビスカップでの試合がある。

しかし、今年の全仏を象徴するような、乱高下、
 松岡修造が、解説で、今年の全仏は毎試合、崖っぷちと話していたが。
 トッププレーヤーの条件として安定性、が上げられる。
 多少のアップダウンは有っても、修正する力があると言う事だ。
 超乱高下のF.ベルダスコ戦。  

 本人は、第2セット焦ってしまったと言うが、言い訳は無し。
 スポーツは、0sayingnoexcuse

言い訳無用。
 言い訳は
弱者の逃げ道。
 野球の
野村監督の言葉に、
「不思議の
 負け無し」、
がある。
 弱いから負けたのだ。
 ナダルが、ブルーコートで負けた時
 
 逃げ道は自分で断たなくてはならない。
 全てが実力不足と言う事、
 それを認めてからの自分の見直しだ。

 ATPのサイトでも、A.マレーとの対戦前の下馬評で、
 今の錦織圭は、クオーターファイナリストで、
 それ以上は勝てないと書かれていた。

 今年の全仏、乱高下が激しかった。

 一方で対戦した、J.シャーディ、F.ベルダスコは
 強い時は、展開が早く、全くつけ入るスキがないと。
 強い時があっても、弱い時があれば、トーナメントはそれまで。
 J.シャーディ戦

 女子のS.ハレプ、絶体絶命の第2セット1-5から逆転勝利した、
 S.ハレプのメンタル.タフネスを見習いたい。

 テニス、試合中は反省せず、次に向かうが、
 試合が終わったら、しっかり自分を整理しなくてはならない。

テニスは確率心のスポーツ
 錦織選手、今年は、右手首の不調から、
 練習不足、
 身体の他を壊す、と悪循環。
 自分自身をこわごわコントロールしている感じがあった。

 自分を信用できていない。
 心が崩れる。
 パフォーマンスが下がる、の悪循環。
 テニスは確率のスポーツ。

 それと、A.マレー戦でも、ラケットを投げつけた。
 ラケットを投げてはいけない  
 チャン戦で、同じことをして、メディア、ファンからブーイングの嵐。
 
 メンタル.タフネスを立て直さないことにはこれ以上の勝ちは望めない。
 そこを立て直せば、勝つ進むことも可能だ。
 良い時は強いのだから。

本日の御教訓 最後まで諦めない
言い訳はしない
 1:強い心で挑む
 2:ボールを最後まで追う
 3:ショットは積極的に
Saykeinoexcuserg

 錦織圭の全仏は終わった。同時に、
 ウィンブルドンに向かってのグラスコートのシーズンに入る。
 休養をしっかり取り、心機一転、頑張って欲しい。

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カテゴリー: クレーコート, マレー, メンタルタフネス, 全仏, 敗因, 錦織圭 | 投稿者tsukky 07:54 | コメントは受け付けていません。

錦織 どの様に危機を脱出したか 全仏2017 ベルダスコ戦  ベスト8へ

錦織 開き直り、大逆転 ロランギャロス2017 ベスト8へ
テニスに詳しいジャーナリストたちも、第1セットを終わって錦織の敗戦を信じた。
 体調がやはり悪いのかと。
 錦織も、思った様に動かない、自身の体に、諦めを感じ。
 その結果、開き直る事が出来た。
 テニスが、心の持ち方ひとつで大きく変わる、象徴的な試合。
 錦織自身も、それを感じ取ったはず。

 それでなくても、グランドスラムは過酷
 ロランギャロスは天候も不安定。
 心.技.体の、強さ が求められる。  

 3回戦、チャン戦。
 負ける展開 だった。
 中断で 心を立て直す余裕を頂いた

 なんだか訳が分からなくなったのが、F.ベルダスコ。
 それ以前に、F.ベルダスコには、最近,錦織圭に勝てない、
 そんな気持ちが、心のどこかにあったのだろう。
 去年のロランギャロスのフルセット
  
 この試合は一人相撲をとってしまった。

錦織圭◎ 0-6,6-4,6-4,6-0, ×F.ベルダスコ
Keiverscore

 スコアの真ん中の数字は、ブレーク数と、チャンス数を示している。

第1セット、一人でこけていた錦織圭。第4セットはF.ベルダスコが勝手にこけていた。
錦織圭が開き直った第2セット。
 数字的には、F.ベルダスコが押している。
 錦織圭はアンフォーストエラーが16本と多いが、
 開き直ってウィナーが9本と増えた。
 1ブレーク差で錦織圭が6-4と取る。
 そして第3セットはウィナーがアンフォーストエラーを上回り、安定指数を上げた。

Keiverstatts

第1セットと、勝ち始めた錦織圭、ルーティーンが明らかに違う。
 本人は意識していないだろうが、
 心が落ち着いてきた証拠。開き直りの良さだ。
Performancefacekei

いつも落ち着いている、R.フェデラーが心の先生 だ。

 しかし、立ち直り始めた錦織圭の何かを勝手に感じて、
 自身のパフォーマンスに自信が持てなくなってしまった。
 第1セットは、信じられないようなミスを繰り返す錦織圭。
 アンフォーストエラーが15本、ウィナーはたったの2本。アンフォーストエラーは仕方がないにしても、
 ウィナーの2本は、全く信じられない。

 第3セットで、錦織圭らしさでアンフォーストエラーを減らし始める。

 第4セット、完璧に錦織圭のペース、
 と言うか、F.ベルダスコが勝手にミスを重ねて、の大逆転。

ウィナーとアンフォーストエラーの数字比較
 F.ベルダスコと錦織圭で大きく逆転している様子が良く分かる。

 攻撃テニスと守備テニス  

 安定指数 
 試合に勝つ、大きな要素。

Keiver

昨日まで、一人相撲で試合を展開。
 勝っちゃった、感 があった今回の全仏。

 アンフォーストエラーを減らせ! 

本日の御教訓 パフォーマンスは心が決める
試合の流れをつかむ
1:テニスは自分との戦い
2:自分をどこまで信じられるか
3;開き直れ!

次は、NO1シード、A.マレーと当る。
 実は、A.マレーも戦うのを嫌がっているのが錦織圭
 
詳しくは夕方アップします。

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カテゴリー: クレーコート, スコア, データ分析, メンタルタフネス, 予想, 作戦, 全仏, 動画, 勝因, 錦織圭 | 投稿者tsukky 11:18 | コメントは受け付けていません。

錦織 嫌な流れを払拭する地力 全仏2017、3回戦 チャンを突き放す

錦織圭 自信を取り戻し、突き放す 全仏2017 3回戦中断後
 錦織圭には良い経験
 全仏、苦しんでベスト8へ 韓国の若手チャン・ヘヨンを引き離す。
 大逆転を食らうのではないか?
 本人も、雨が無ければ、負けていたと。
 
2017の全仏、順調ではないが、ここまで耐えて勝ってきた。
 手首、腹筋、腰と
 万全ではない体調。
 今年の全仏のシード、選手。
 相手も錦織圭のスロ-スターターの悪い癖 を突いてくる。
初戦、超ビッグサーバーのコキナキス戦

 2回戦、J.シャーディ戦

 ヤバかった途中経過
 負けに流れは傾いていた。

 チャン・ヘヨン若いのに、落ち着いた安定したプレーが光っていたテニスだった。
 フットワーク、予測が良い。
 明らかに、錦織圭タイプの選手
 
 チャン・ヘヨンは気持ち良く、錦織選手とプレーできた光栄だったと語った。
日韓決戦的な、
発想は、Keichungshake

 もうやめて、
 スポーツの
 気持ち良さで
 見つめたい。

僕の嫌いな表現、
 「格下相手だから、」の紹介。
 スポーツで
 対戦しているのだから、
 同じ土俵。
 相手への尊敬する気持ちを育てたい。
 それがスポーツマンシップ、マナーの原点だと思う。
   

錦織圭 ◎ 7-5,6-4,6-7(4),0-6,6-4   ×チャン・ヘヨン
Keichungscore

 しかし地力に勝る、錦織圭。落ち着いて、試合を組み立て直す。
 1ブレークこそ、食らったが、しっかり勝ち切った。
 グランドスラムへの執念 が身を結んだ。

錦織圭、戦略ポケットの多さ、多彩さ

錦織圭、クレーコートに合う、錦織圭のストローク、

Keichungst

試合のスタッツ、ウィナーとアンフォーストエラーに注目した。
 錦織圭はアップダウンが多い、多過ぎた。
 不安定。

Keichungstatts

 
 フォアハンド  
 バックハンドストローク 

第3セット、第4セットと、 錦織圭は防戦一方。

 第4セットでは、一方的に攻撃され、ミスが続き、
 ラケットをへし折る。
 トッププレーヤーとして絶対にやってはいけない事。

 ラケットを曲げると、負ける法則
Saykeithrowracket

 しかし第5セット、きっちりボールをコントロールしたのは錦織圭だった。
Keichungrally

これは全仏、ロランギャロスへ4回戦へ。
 次の相手は、超ハードヒッター、この大会、
 飛ぶ鳥を落とす勢いのA.ズベレフを破った、F.ベルダスコ。
 

 最近は錦織圭が有利だが、
 油断がならない相手。
 F.ベルダスコ 錦織圭の3勝2敗、3連勝中だが。
 
 楽な対戦は一度もない。

全仏3回戦 ハイライト動画

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カテゴリー: スコア, データ分析, 作戦, 全仏, 動画, 勝因, 錦織圭 | 投稿者tsukky 14:42 | コメントは受け付けていません。

錦織 大追撃食らう 全仏2017 3回戦 翌日に

錦織圭、反撃食らう。 韓国、若手、チャン・ヘヨン
 雨で順延、試合転換はどうなるか?
 ロランギャロス、グランドスラムの難しさ。
 クレーコートの難しさ。

 雨、日没の、コンディショニング

 試合のデータを見る面白さ。
 全仏を面白くする、スラムトラッカー

 錦織圭、大接戦。
錦織圭  7-5,6-4,6-7(4) ,0-3 順延  チャン・ヘヨン
Keichngscore_3

 良くも悪くも、錦織圭が一人相撲。
 ウィナーも多いが、アンフォーストエラーの多さが気になる。

1回戦 大接戦のコキナキス戦 

2回戦 J.シャーディ戦での反省  

相手のチャン・ヘヨン、韓国の若手、超有望格。
少しずつ調子を上げてきた。
 錦織圭は第4セット、2ゲームダウンで、0-3となったところで、
 ラケットを叩き折った。

Keichngstatts

 錦織圭は、良くも悪くも、一人で試合を展開している。
 ウィナーは多いけれど、アンフォーストエラーも多い。

 青てもチャンは、セットを続ける時従って、アンフォーストエラーを減らし、
 安定指数を上げてきている。

 錦織選手は、試合を有利に進めていた、第3セットのタイブレークを取りけれなかったのが痛い。
 中断でどこまで調子を取り戻せるかに注目したい。

 ラケットを折ると、負ける法則

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