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テニスが上手い人≠テニスが強い人

サークルでコーチの真似事などをしていると、よく「テニスが上手くなりたい」

と聞くことがあります。

向上心は上達の絶対条件ですからね、こういう言葉を聞くと嬉しくなります。

そして必ず聞き返します。

 

「テニス上手くなりたいの?

 それとも強くなりたいの?」

 

「テニスが上手い人」とは、美しいフォームで思ったところに鋭い球を打ち込む

プレイヤーのこと。

「テニスが強い人」とは、とにかく試合で勝てるプレイヤーのこと。

私の中では両者は別物なんです。

 

テニスが上手い人になるには、ひたすら球出ししてもらったボールを打ったり

フォームを確認したり、ラリー練習をして技術を磨けばいいんです。

しかしひたすら技術を磨いて、美しいフォームで鋭いボールを打ち込めば

試合に勝てるかと言えば、そうでもありません。

 

どんなに鋭いボールでも読まれていれば打ち返されます。

そして試合の相手は球出しや普段のラリーのようなボールではなく、スピードを

変えたりスピンをかけたりタイミングをずらしたり工夫してくるので、なかなか

いつも通りの綺麗なフォームで強いショットを打てるものではありません。

 

また、試合の勝敗は色々な要素に左右されるものです。

身体能力、相性、精神状態、試合経験、天候等々、数え上げればきりがない

要素の一つが「技術」だと思っています。

 

だから結構

「テニスが上手いけどなぜか勝てない人」

「テニスが下手だけどなぜか勝てる人」

が存在するものです。

 

私が目指すのは完全に後者ですね。

むしろ「そのフォームで何でこっちに飛んでくる!?」という効果もあるので、

変に狙い通り打てると勝てなくなる可能性すらあります。

テニスが上手くなりたいのか強くなりたいのか、目指す方向によって練習の

内容も変えなければいけませんね。

 

下手糞の

まー、テニスが上手くて強いのが一番なんだけどさ(・∀・;)

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者田舎師 23:53 | コメントをどうぞ