ミニファミコンとマッケンロー

先月発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」

通称「ミニファミコン」が好評のようですね。

大手通販での予約は即日完売、現在は店頭販売でも入手は難しいとの事です。

ファミコンミニ

このミニファミコン、当時のファミコンカセットを挿して遊ぶことはできませんが

本体に30本のゲームが収録されています。

「スーパーマリオブラザーズ」「グラディウス」などの大ヒット作に加えて

「バルーンファイト」「イー・アル・カンフー」といったファミコン黎明期の作品も

含まれているという絶妙なチョイスで40代のおじさん達をニヤリとさせてくれます。

データ保存機能付き、USB接続可といった痒いところに手が届く現代仕様もヒットの

要因でしょう。

 

さて、このような「古き良き時代」を感じさせる物が出てくると必ず現れるのが

「昔は良かった」という懐古勢力です。

彼らは「昔のゲームは楽しかった。今のゲームは画面が綺麗なだけだ」と主張するの

ですが、ちょっと待って頂きたい。

それはゲームに慣れた我々プレイヤーの要求がハードルを上げているのであって、

グラフィック、音楽、シナリオ、キャラクター、演出、どれを取ってもゲームは確実に

進化し洗練されています。

昔のゲームは限りあるハードウェア性能の中でプレイヤーを楽しませる様々な工夫を

凝らしており、その創造力と技術には賞賛を惜しみませんが、当時のゲームを最高に

楽しいと感じていたのは我々プレイヤーの要求レベルが(現在に比べて)低かった

からでしょう。

故にこの「ミニファミコン」、友達同士で懐かしいゲームを遊ぶなら盛り上がりますが

「昔のゲームは楽しかった」という記憶から購入して一人で遊ぶには向かないかも

しれません。

 

ウッドラケットを持ったマッケンローと最新ラケットを持ったフェデラーが戦えば

当然フェデラーの圧勝でしょう。

かと言ってマッケンローとフェデラーのどちらが強いか、という比較には意味が

ありません。ラケットもコートもボールを打つ技術もトレーニング方法も、テニスを

取り巻く環境も、何もかもが違うのですから。

いずれも多くのファンを魅了した、時代を代表する偉大なプレイヤーである。

それで良いと思うのです。

 

「ベッカー最強wwwウッドラケでスピンかからんナダル涙目www」

「今のラケットでサーブ&ボレーとかwwwマッケンロー乙www」

とか論争始めちゃダメだよ!初代マリオもFF15も面白いよ!

 


カテゴリー: ひまつぶし | 投稿者田舎師 21:45 | コメントをどうぞ

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