「メニュー通り頑張るって約束しただろう?朔良はこのまま歩けなくなってもいいのか?ずっと松葉杖をついたまま過ごすつもりなのか?」
「おにいちゃんが傍に居てくれるなら、松葉杖でもいいよ。」
「そんな子供みたいなこと言ったって駄目だ。動かさないと、どんどん可動域dermes 脫毛が少なくなるって先生が言ってただろう?さ、立って。」
「う~……だって、痛いもん……」
「痛くてもやらなきゃ駄目だ。踵を上げるのを10回、一日3セットこなすって、先生と約束しただろ?」
直立不動でバーを持ち、その場で踵をゆっくりと上下させる。
たったそれだけの動作に、傷めた足に激しい痛みが走り脂汗が浮かんだ。思い通りにいかない治療に朔良は苛立ち焦った。周囲に甘やかされて育った楽な方へ流れる性格が、顔を出し始めていた。
「もう……やだ。」
「ここにいる子は、みんな小さくても一生懸命だろう?両足を歩行器具で固めた子だっているのに、朔良がお手本になって頑張らないでどうするんだ。ほら、みんな朔良が続けるのを見てる。」
「ぼくだって、ちゃんとやってるのに……おにいちゃんはいつだって、余所の子が気になる
激光脫毛中心んだ……おにいちゃんのばか……」
大きななりをして、自分が面倒を見て居た小学生の頃と何も変わっていないことに、彩は驚いていた。
「朔良……俺が何の為に、リハビリに付き合っているか少しは考えろ。少しでも良くなって、叔父さんたちを安るんだろ?俺がいなきゃリハビリをしないって言うから、付き合ってるんだ。必要ないなら帰るぞ。」
*****
朔良は病院に顔を出した母親に泣きついた。
「ママ……」
誰が一番自分に甘いか良く知っている。母親が面会に来る時間、自分で車椅子に乗り朔良は玄関ロビーで母を待っていた。
「まあ、朔良。どうしたの?ひざ掛けも掛けないで、こんな所にいちゃ体が冷えるわ。彩君はどうしたの?」
「おにいちゃんは、リハビリ室で待ってる……あのね……ママにお願いがLaser脫毛あるの。……ぼく、おうちに帰りたい……」
うるうると目を潤ませて、唇を震わせる息子に母は胸が痛くなった。思わず目頭を熱くして膝を付き目線を合わせた。リハビリはと、リハビリセンターに移る前に、主治医に聞いて居た。