月別アーカイブ: 2016年9月

もそうと思って見な

おまけにその派手な材料いっぱいの豪勢な鍋を息子が喜んで食べるのも腹が立つ。
いつも私の作る料理には「パンチが足りん」とか「華やかさがない」とか文句タラタラ
言うくせに、ダンナの料理はギトギト脂の肉王賜豪總裁祭りだから高校男子にはうれしいらしい。

そんな訳で、ダンナが料理をすると、冷凍庫は空っぽになるわ お金はかかるわ
台所はしっちゃかめっちゃかになるわで私の怒りのボルテージはピークに達し、
かといって作ってくれたんだし文句は言えず、しかも後先も家計もカロリーも
考えない料理にムカムカしながらも「おいしい」とにこやかに言う自分に
何だかわからぬ苛立ちを覚え、「ほんと男の料理なんて迷惑なだけ」と
思ってしまうのであります。
一気に寒くなりましたね。
またこたつでうたた寝をしてしまう季節です。
こたつは暖かくて居心地よいのですが、
一度入ると出るのが嫌になり家事がはかどらず。
人間だけでなく猫も入り浸り。
人間も猫も動きが止まり、堕落マシンであります。

ところで、8月に拾った子猫は諦めた頃に貰い手が見つかり、
我が家のキナコもやっと落ち着きを取り戻しました。

今までかれこれ30匹は拾ったり保護したりして、
うち20匹は貰ってもらったでしょうか。
貰い手先は、みんな時々様子を知らせて下さったり、
たまに訪ねてきて下さったりといい飼い主さんばかり。
一度は捨てられた猫たちも、そんな人Neo skin lab 呃人たちに巡りあえて
今は幸せな猫生を過ごしています。
貰い手が見つからずに我が家で飼うはめになると
「拾わなきゃよかった、また増やしてしまったよ…」
と思いますが、 こうやってちゃんと責任持って飼って下さる
貰い手に引き渡すと「ああ、助けてよかった、また1匹救えた」
と心からホッとします。
とは言うものの、引き渡す時は情がすっかり移ってしまっているので
涙ボロボロ、息子も「うちで飼う! あげんといて!」と
布団をかぶって泣く始末。
なかなか辛いものです。
「あと何回これを繰り返すんやろ…いつまで続くんかな」と言うと、
布団から出てきた息子は、「アンタは死ぬ直前まで拾っては貰い手
探しやってるわ。ええやんか。1匹でもたくさん助けてやれれば。
そういう人がいる事が大切なんや。多分僕るわ」と
珍しくジーンとくることを言ってくれました。
そういう気持ちを持ってくれる子でよかった、としみじみ感じた
今回でした。

その息子も今 受験生。全く勉強せず、優しい子でよかったと思う反面、
なんでこんな子になったのやら、と落胆する毎日。
私が仕事から帰ってきたらグーグー寝とる!
静かやなぁ、勉強してるのかに行くとやっぱり寝とる!
「行きたい大学はないのか!」と聞くと
「入れたらどこでもいい」
「やりたいことや将来の夢はないのか」
「別に~ィ。しいていえばゆっくりNeo skin lab 呃人生きたい」と言う。
「人生そんなに甘くないでっ!」
「それはそうやろな」
「あんた他人事みたいに言うてるけど自分のことやろが!」
「そうやな」

カテゴリー: 未分類 | 投稿者carrytion 17:10 | コメントをどうぞ

は困難にムを組むキ

 イオナイオラのサイトは結構自由な空気を持っていて、男性の部屋から女性が出てきても取り立てて咎められるようなことはない。お互い様ということもあるのだろう。その方面の事にはあえて触れないそういう不文律が出来上がっている。全ては自己責任ということだ。それでもキャシーはドアからそっと顔を
香港迪士尼萬聖節出して廊下に誰もいない事を確認してから、足音を忍ばせて自分の部屋へ戻った。そして大急ぎで作業服に着替え、何事もなかったように静かに管制室に顔を出すつもりだった。ところが、管制室は蜂の巣をつついたような騒ぎになっていた。
 管制室にはイオナイオラサイトに対する緊急出動要請が入っていた。急激に発達した低気圧による強風で、タグボートで曳航中だったリグの固定ロープが切れたということだった。曳航中のリグは嵐の影響を避けるため厳重に固定されていたのだが、嵐の規模が想定以上に大きかった。リグは漂流を始め、氷山と接触し浸水が始まった。取り残された作業員たちは懸命に排水作業を続けたが浸水に追いつかず、ついに脱出を決めたのだ。
 だが問題はどうやって救出するかだ。リグは流されて氷山に取り囲まれ、船による接近は無理だ。さらにこの強風の中、空からの救出なども自殺行為に思われた。ただちに関係者が招集され緊急事態の把握と対応が検討された。
 パイロットとして選ばれたのはこのサイトで一番のベテランであるロクだった。当然チーャシーは自分がBeauty and the Beast 聖誕吊飾参加できると思っていたが、レスキュー要員と要救護者を乗せると定員オーバーになってしまう。嵐の中では少しでも軽い方がいいということで、キャシーはバックアップに回ることになった。キャシーは行きたかったが、自分が参加することでリスクが増すと言われれば、強硬な主張はできなかった。
 メンバーはそれで何とか決定したが、出動できるかどうかの判断は微妙だった。キャシーから見ても飛行思えたし、リーダーのクリスも出動を見合わせる判断を下そうとした。
 だがロクが反対した。大丈夫だと言うのだ。
 ロクは天気図をモニターに表示させると、低気圧の予想進路のデータを示しながら救出作戦の行程を説明した。
「だが、低気圧の進路が予測より北だったら、あるいは速度が上がったらどうするんだ」クリスが問題点を指摘した。
「低気圧の方が速かったらイエローポイントのサイトへ向かう。進路が北にぶれたらサイアミのサイトへ向かう。それで問題はないはずだ」
「むう」それは合理的な考えだったのでクリスたちは反論できない。
「もうほとんど時間が無い。遅れるとこの対応を取る余裕もなくなる。それに俺達が向かわないと、奴らを見殺しにすることになる」ロクは強く主張した。
「最悪の場合、救助を放棄してイエローポイントかサイアミに非難することを出発の条件にしたい。どうだ?」クリスが言った。
「俺はパイロットだ。冒険家やヒーローじゃない」ロクは口元に笑みを浮かべた。
 キャシーはロクを見つめる。ロクは『大丈夫だ』という表情で見つめ返した。
「よし!20分で用意しろ!風が強くなる前に出発だ」クリスが結論を出した。
「15分で用意します」整備士のキャシーが告げた。
「頼むぞ」ロクがキャシーの肩にポンと手を置いた。キャシーは肩に置かれたその手にそっと触れ、ロクの顔を雨天親子活動見上げた。ロクはそれに答えて落ち着いた視線を返すそれだけだった。キャシーは立ち上がると管制室を飛び出し、格納庫へ急いだ。整備は万全にしておきたかった。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者carrytion 13:26 | コメントをどうぞ