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”目的のある非常識” を実践し続ける!

創業当時のことです。
ある会社からテニススクールの運営を
一任されました。

立派な素晴らしい施設が既にあり、
それまでは親会社が直営で運営する施設でした。
10年間運営して生徒数が800人いたのですが、
利益が出ていませんでした。

受託するには、もちろん条件が
いろいろとありました。

たとえば、10年間勤めている既存の
従業員たちを雇用し続けること。
そして、請け負った2ヶ月後までに
生徒数を1,000人にすること。

このような条件をクリアするには、
これまで通りの運営で良いはずがないので、
契約がスタートする前から準備のために
入らせていただいて、改革を試みました。

たとえばクラス対抗のボレー大会を
開催するなど、これまでにやってこなかった
週替わりのコンテストを企画し、
生徒さんに向けて開催して、
とにかく楽しんでもらおうとしました。

でも、先にいた従業員たちからは、
もう何をやっても、大反発…(苦笑)

しかし、800人という生徒数を1,000人にするには、
今まで通りにやり続けたら何も変わらない。
生徒さんにはとにかく楽しんでもらいたくて
思案して行動に移し、反発があってもそれが
生徒さんのためになると思ったら、
やり続けました。

客観的に見て、僕たちがしたことというのは
10年いた既存の従業員たちにとっても、
生徒さんにとっても、非常識なことでした。

でもその非常識をやり続けた結果、
2ヶ月にはちゃんと生徒数1,000人になって、
1年後は1,600人になりました。

この経験があったから僕は、
しっかりとした明確な目的を持った上で
非常識なことをやり続けるのは大事なこと
だと思っています。

商売をしているのであれば、
お客様を楽しませる、喜んでいただく、
という目的がしっかりとあって、
その目的に沿って行動が伴っていれば、
結果はついてくるのです。

クレセントとして19年やってきた今、
最近の社内の動きを観察してみると、
創業当時に委託してくれた会社と同じ状態に
なっているんじゃないかなと思う時があります。

何か新しい取り組み(つまり非常識なこと)を
やろうとすると、一部のお客様から反発の声が
上がり、それを受けて一部の従業員から
『そんなことをしたらこういう風に
言われちゃいますよ』という、
ネガティブな意見が出たりします。

常連さんの声を聞きすぎて尻込みし、
行動が疎かになってやらなくなってしまう。

反対意見を否定するわけではありません。
ありがたいご意見だと受け止めます。
慎重に先を分析することも必要ですが、
伸び悩みが生じる原因というのは、
非常識なことを避けたい気持ちが
強いからだと思います。

商売は、新規を取り続けなければダメです。

もちろん、長らくご愛顧くださっている
常連さんはありがたく、とても大事な存在です。
ですが、商売をやっている以上、
新規獲得の目線を持ち続けていないと
成り立ちません。

では何をしたら良いかというと、
今いるお客様を、今以上に楽しませること。

人は感情を揺さぶられるときに、
誰かに話したくなるものです。
お客様にさらに楽しんでいただけるような
“非常識” な楽しみがあったら、
周りに話してくれます。
それが紹介、口コミというものにも繋がるのです。

だから、楽しくて感情が揺さぶられるような
アイディアを出して、実践していこう!

というわけで…

4つのプロジェクトチームに
考えてもらい、
発表してもらいました^^

4チームとも非常に素晴らしいアイディアを
出してくれました!
本当にいつも、ありがたいなと思います。
これが実行できれば生徒さんに喜んで
いただけるんじゃないかと思っています。

経営者やリーダーは、新しいことに反発する
ムードを、こんな働きかけで引き戻して、
お客様に喜んでいただけるように、
目的のある非常識を実践し続けたいですね^^

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カテゴリー: 未分類 | 投稿者テニスな社長 12:31 | コメントは受け付けていません。