正解はミズーリ州カンザスシティである。
メジャーリーグ30球団の中で最弱と言っても過言ではない、
アメリカンリーグ所属のカンザスシティ・ロイヤルズが、
29年ぶりにポストシーズン進出を果たし、
怒涛の7連勝で一気にリーグ優勝を決めて、
ワールドシリーズ進出を果たした。
これまでの28年連続ポストシーズン進出を逃すのは、
MLBを含む北米プロスポーツ史上2位の不名誉な記録らしい。
この約30年間、
ロイヤルズを応援し続けてきたファンには敬意を表したいものだ。
そんな暗黒時代に終止符を打ったロイヤルズの一員に、
日本人の元ヤクルトスワローズ青木宣親が所属しているのは誇らしい限りだ。
今年の活躍劇、
普通なら圧倒的な成績を収めた選手がいそうなものだが、
ホームランを20本以上打った選手もいなければ、
100打点以上挙げた選手もいない。
かといって、
15勝以上挙げた絶対的なエースがいるわけでもない。
個々の力ではなく、
少ないチャンスをものにして、
チーム全体の力で守り勝ってきたチームだという察しがつく。
ワールドシリーズの対戦相手はサンフランシスコ・ジャイアンツか
セントルイス・カージナルス。
どっちが来ても強敵に違いないが、
ロイヤルズにとってみれば千載一遇のチャンス。
この好機を逃したらロイヤルズのワールドチャンピオンを
見られるのは来世紀になるかもしれない。
てなわけで、
全くファンではないが、
ロイヤルズをひそかに応援しているのであった。