「普通を変える!レベルアップ!」
普通とはなんでしょう?
辞書を調べると
「特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。」
人によって尺度は異なり、よくよく考えると「普通」という定義は難しいものです。
ただ今回取り上げたのは、「人によって尺度が異なる」という部分です。
もちろんテニスに対しての考え方で、簡単な例としては
練習を1時間したことに対して
「たくさん練習した」
「少ししか練習出来なかった」
極論ですが、二つの感情が生まれます。
練習の内容や密度、個々の体力等は考えないものとして、どちらが「伸びしろ」があるかと言うと後者という判断になります。
「環境が人を変える」と言うように、人は自身の周りを基準に考えるものです。
それは当然のことで、悪いことではありません。
レベルアップしたいと考えた時に、通常は普通を上回るように努力を重ねようとするものです。
ただ、テニスであれば、その普通の尺度によって闘えるステージは変わってしまいます。
だからといって、広い視野を持てとは言うものの、広い視野で平均値を探すというのも違和感が残ります。
・身の回りで普通を決めるか?
・広い視野を持って普通を決めるか?
・広い視野を持ちつつも、高いステージに目を向けて普通を決めるか?
「にわとりが先か?卵が先か?」と同様に、レベルアップすれば普通が変わるかもしれませんし、普通を変えればレベルアップするかもしれません。
少なからず、テニスにおいて錦織選手や国枝選手の普通と我々の普通は大きな差があるはずです。
いずれにしても高いステージには、高いレベルの普通という感受性を持っていないと辿り着けないとも言えます。
言葉遊びのように聞こえるかもしれませんが、今いるステージを含めてレベルアップする為には何が必要かを見極めなければいけませんね。
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