錦織 涙の優勝 楽天2014

錦織圭　楽天オープン　錦織2度目の優勝
ツアー通算7勝目、
　今年4勝目。
　　
USオープン準優勝、優勝Ｍ.チリッチ
　　
　
マレーシアオープン優勝。相手はＪ.ベネトー　　

　楽天オープン優勝で、3試合連続は自身初の連続快挙。
　雨で有明の屋根が締められた。
　インドアでの対戦は初めて。
　インドアート & デザインスタジオはビッグサーバー有利だ。
　M.ラオニッチはビッグサーバー。　　

　錦織圭はビッグリターナー。

　錦織圭 vs M.ラオニッチ戦予測　
　錦織圭優勝。勝った。非常に厳しい勝ち方。
　綱渡りの勝利。要所を締める勝ち方も上手くなった証拠。

　決して諦めない錦織圭の姿　があった。

　　
　M.チャンの教え　は本当に大きい。
　Never Give Up。

　ウィンブルドンで

　負けた時は、
　ラオニッチの
　サービスの
　出所が
　分からなかった。
　楽天オープンでのラオニッチ　
サービスキープの確率98%。

　試合のポイントはM.ラオニッチのサービス対錦織圭のリターン。
　集中力、ワンチャンスをどう活かせるか。
　M.ラオニッチサービスエースを気にせず、錦織圭がリターンゲームに集中できるか？
　普通はこれだけ打たれたら、集中できない。

　いきなりセンターの得意のコースでサービスエース。
　228㎞。2回のサービスゲームで5本のエース。

　4－4、初めてM.ラオニッチの1stサ－ビスで錦織圭がポイント。
　次にダブルフォワードを誘う。　初めて動いた。
　しかしサービスエースで追いつく。

　安定したサービスキープでタイブレークに入った。
　2ndサービスがカギだ。
　いきなり錦織圭がミニブレーク。
　フォアの回り込みからダウンザライン、見事に決まった。
　しかしチャンスボールをミスして、イーブンに。
　ワイドの217キロのサービスをほぼリターンエース。

　2ndサービスを叩く、錦織圭。　

　M.ラオニッチも頑張る、ミニブレーク返しでイーブン。
　M.ラオニッチの6－7でセットポイント。
　M.ラオニッチの素晴らしい223㎞サービスにスライスのショートクロスでリターン。
　次のボールでパッシングショット。

　第2セットに入る。今日最高の229キロ。
　M.ラオニッチ、0－30から戻す。
　錦織圭も0-30　M.ラオニッチにブレークポイント。
　M.ラオニッチ得意のフォアの回り込みショートクロスに行こうと思うがミス。
　キープする。この辺が強さ。
　錦織圭がついにブレークされた。
　M.ラオニッチの短いボールをアプローチショットがネット。
　甘いボール打つと切り替えされるからだ。

　試合の流れ、展開　を考える。

第3セットに入る
　M.ラオニッチは231㎞、今日最速。
　全体的にM.ラオニッチが押している。サービスゲームは超安定。
　錦織圭のサービスゲームは苦しい展開が続く。
　M.ラオニッチの攻めが良いし、ストローク戦でも錦織圭のウィナー級を切り返してくる。
　M.ラオニッチのストロークが素晴らしく速い。
　錦織圭の2ndサービスに対して、ベースラインに入りプレッシャーをかける。

　M.ラオニッチのサービスゲーム4-5 0-40　1ポイント返されるが、
　次のポイントを取りきる。
　勝った。錦織圭の目には涙が。
　トーナメントを通して、厳しかった1週間を思い出したのだろう。
　4－3の時に、自分自身が分からなくなっていたので、ボールに集中することだけを考えた。

　勝利の法則シングルス

　勝利の法則ダブルス

　数字的にはサービス、レシーブと両方とも、実はM.ラオニッチが上。
　なぜ勝てたか。
　それはテニスのプレッシャーを、上手く使えたから。
　ファイナルセット、M.ラオニッチの4-5 。
　それまでのM.ラオニッチのサービス力であれば、心配は何もない。
　しかし、マッチゲームで、最初のポイントを落とした。
　0-15。これが大きなプレッシャーとなる。
　ここで最後の力を振り絞ってギアを上げて、リターンに集中した錦織圭に勝利が訪れた。