錦織選手 ここが良くなった ショットの選択肢
錦織圭選手のここ数週間で上手くなった点を紹介しています。
その結果がランキングアップにつながっています。
錦織 良くなった点をまとめました。
戦略、戦術の幅が広がったこと。
サービス、リターン、特に最近、サービスが良くなった事。
ドロップショットに磨きをかけ、緩急の幅が広がった こと。
そして今回のこのショットです。
先日の楽天オープン、ファイナルで感心したショットがあります。
錦織圭 M.ラオニッチ戦。
試合の中でたったの2本しか打ちませんでしたが、
サービスゲームで試合を有利に進めていた、M.ラオニッチのやる気を完全削ぐショットでした。
トップスピンロブです。
錦織圭は元からパッシングショットの上手い選手。
強打で抜きます。
パッシングショットを鍛えた、クアラルンプールファイナル、J.ベネトー戦。
M.ラオニッチは振ってもランニングパッシングショットで来ると予想したでしょう。
M.ラオニッチは、錦織圭の速い展開に嫌気がさして、
良いアプローチショットを打って、ネットに詰めてきました。
錦織圭はバックハンドで構えます。
M.ラオニッチはパッシングショット対策で、スプリットステップで止まります。
そしてKeiのパッシングショットを予測して一歩前に詰めようとした矢先、
錦織選手のラケットは大きく上に振り抜かれました。
ボールは見事な放物線を描いて、長身のM.ラオニッチのジャンプした少し上を、
あざ笑うかのように抜けて行きました。
トップスピンロブです。
力みのない、見事なトップスピンロブ。
スウィング前の構えではしっかりテイクバックして強打の構えですから、
M.ラオニッチはパッシングショットしか頭にありませんでした。
しかも、このトップスピンロブ、いとも簡単に、軽く打っています。
センス、才能ですね。
最近トッププレーヤー、ハードヒットでガンガン打ちますが、
さりなく打つトップスピンロブ、見事に抜けます。
1試合、2,3本しか打ちませんが、相手には大きな脅威となります。
ドロップショットと同じですね。
戦術の幅を広げて見せて、「相手にはいろいろあるぞ、」
そんなプレッシャーを与えるができます。
普通はトッププレーヤーのトップスピンロブでも、高めに、深く打ちます。
錦織圭のトップスピンロブは、相手のジャンプしての最先端の少し上。
しかもベースラインの50センチ内側に落ちています。
弾んで後ろに逃げますから、プレーヤーは追うことができません。
錦織圭の楽天2012 ロブレド戦でのトップスピンロブ ハイライト動画
トップスピンロブの上手い選手、僕の記憶ではL.ヒューイット選手ですね。
L.ヒューイット各種ロブ、対戦相手はいろいろ。ハイライト動画でどうぞ
次にトップスピンロブの打ち方を紹介します。
格好いいですよ。
錦織圭を育てた ゲーブハラミロ最新ストローク上達法
ニック.ボロテリーテニスアカデミィーのチーフコーチの秘密の練習法。
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