錦織圭選手の4連覇の意義を紹介しています。
メンフィスのファイナル、テイラー,フリッツ戦、いろいろな事が見えてきました。
Part1では、トッププレーヤーに対しての強さの証明を、紹介しました。
錦織圭の進化、ビッグサーバー対策、
そしてフォアハンドの威力アップです。
錦織圭選手、N.ジョコビッチ、R.フェデラー、R.ナダルと同じことをしているのです。
そして今回は、メンフィスのファイナルの戦い方の大きな変化です。
1:リードされても慌てない
今までは、極端なスロースターター。
いつもこれが足を引っ張っていました。
出だしが悪い。良く言えば、相手の状況を見ながら調整しているのでしょうけれど。
実は決勝で当たった、T.フリッツ、練習仲間なんですが、練習では一度も勝ったことが無かったそうです。
ですから決勝の前は、変な緊張感があったと、話してくれました。
相手は18歳とは言え、去年の千位台から、一気に140位まで上げてきた、この試合で102位です。
若手の有望格。
しかも錦織圭、苦手の
ビッグサーバーです。
もちろん長身193cm。トッププレーヤーと言えども、
誰でもビッグサーバーは苦手でしょう。
男子シングルスでは、サービスの比重が高いですから。
サービスのポイント獲得率が高く、リターンゲーム、ワンブレークを狙ってきますから。
ビッグサーバーの戦い方 ワンブレークで良い。サービスゲームに集中します。
ビッグサーバーの典型 今年、ネットプレーも強くなり変化を遂げている選手が多いです。
1:I.カルロビッチ 超長身
2:J.イズナー
3:M.ラオニッチ 今年は絶好調。 シングルスレースでは錦織圭よりも上の3位。
4:K.アンダーソン
サービス力が無い選手は、サービスキープに集中し、
リターンゲームは全力でブレークを狙いますから、もの凄く集中が必要です。
錦織圭選手は、このタイプです。
最近は、サービスゲーム、かなり良くなりました。
序盤から、怖いもの知らずのT.フリッツ、ガンガン打ち込んで来ます。
錦織圭得意のストローク、ラリー戦なんですが、浅くなったところをウィナーの連発です。
試合の展開は一気に相手に流れます。その証拠に、錦織圭は出だし、13ポイントを連取されました。
ゲームも3ゲームです。
セットは奪われていませんから、逆転とは言えませんが、
サービスキープが原則の男子シングルス、しかも相手は1試合当たり15本のサービスエースを続けてきた、
18歳とは言えビッグサーバー。
錦織圭が凄いのは、普通なら、気持ちを切り変えて、第2セットに望むところ、
落ち着いて少しずつペースをつかみ、3-3に追いつきます。
ファイナルの様子
フィリッツは若いのに、慌てている様子は見えませんでしたが、
本番でのプレッシャーでしょうね。
メンフィス 音楽の街
フィリッツ、サービスのテンポが良い選手。錦織圭にも合っていました。
ゆっくり時間をかけるのが、N.ジョコビッチ、R.ナダルなんです。
ルーティーンの違いですね。
若手の代表、キリオスもテンポが良い。
テニスが面白くも、難しいのは、スーパーショットも、凡ミスも同じ1ポイントと言う事。
1ポイントずつ挽回するしかありません。
ただ良い事に、テニスのゲーム特性で、ゲームが終われば、1はつきますが、
次から新しいゲームが始まることです。
テニスのゲーム特性
ですからミスを持ちこさないことが大事なんです。
ここをしっかり落ち着いて、自分を立て直しました。
2ndサービスを打たれないように、コースを修正し、
ストロークを深くして、すぐに攻撃されないようにしました。
M.チャンコーチになり、フィットネストレーナーの中尾氏も加えて、強化に取り組むストローク。
得意のフォアハンド、より強化中。
低い姿勢でしっかり打ち込むことです。
強烈なトップスピンがかかり、ベースラインデグググっと沈みます。
相手をベースライン後方に、下げます。
ゾーンを有利にします。
このストロークがあるので、相手は、錦織圭のストローク、コースを読めません。
基本はクロスに深く、打ち込みます。
錦織圭選手、強くなった証明が、このフィリッツ戦なんです。
錦織選手を育てた、
「ゲイブ・ハラミロの「Making Champions 4&5」(サービス&リターン)」
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