錦織 ナダルと激突 マスターズ制覇への関門 インディアンウエールズ2016

錦織 ナダルへの恩返し 9回目の対決
 マスターズで、錦織圭とナダルが激突します。
 今の錦織圭、勝負強さはピカ一でしょう。
 4回戦のJ.イズナー戦、 ブレーク0でブレーク2のJ.イズナーに勝ちました。
 データ的には奇跡の勝利です

 その前のジョンソン戦も、タイブレーク2セット勝利
 

 ナダルも苦戦しながら勝ち上がっています。
 ドイツの若手、ズべレフには辛勝でした。

 錦織圭選手、頑張っています。錦織圭選手は優勝は11回していますが、
 ATP1000,マスターズ以上、グランドスラムも含めての優勝はありません。
 それだけマスターズは、本当に強い選手が優勝していると言う事です。
 錦織圭がマスターズにこだわる訳
  
 その点、ビッグ4、N.ジョコビッチ、A.マレー、R.フェデラー、R.ナダルは凄いですね。
 しっかりマスターズ、グランドスラムと優勝していますから。
 取りこぼしが本当に少ないです。
 ビッグ4の強さ 錦織圭が語る 

 マスターズ以上の大会の優勝は、この4人がほとんどです。
 錦織圭がトップ4に入るためにも、この4人に勝つことがまず先決です。
 そんな中、今回のマスターズ、インディアンウエールズクオーターファイナルで、ナダルと当ります。
 過去は1勝7敗、で負け越していますが、今は良い勝負でしょう。

 ナダルは、錦織圭選手と縁があります。
 最初に強さを認めてくれた選手なんです。そして錦織圭が怪我で負けた時もフォローをしてくれました。

錦織選手がビッグ4と初めて対戦したのは、ウィンブルドンの前哨戦のアルトワ。2008年の事です。
Keinadal2008

 
 僕の友人が撮影した、生写真があります。

 R.ナダル選手です。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いの強い選手。
 錦織圭選手は、ナダルから1セット奪ったのです。
 この時に、ナダルは言いました。
 「Keiは絶対に世界のトップ5に入る選手になれるよと」強さを認めてくれました。
 
2013 クレーコートでキングと対戦
 ナダルのロランギャロス。
 つけ入るスキがありませんでした。  
Keinadal2003

次はマスターズ、マドリッドオープンのファイナル2014年

 第1セット、錦織圭が打ち切って楽に取り、これは楽勝かと。
 第1セット6-2。第2セット4-1までリードしました。ここまではどちらがクレーコートの王者か分かりませんでした。

 ところが、身体の不調が出て、逆転負け。
 「第2セットの途中、ナダルも負けを意識したそうです」

試合終了後、ナダルが、わざわざ、意気消沈して、タオルに顔を包み、座り込む錦織圭のそばまで来て、
 「近々、ケイが勝つ時が来るから」と、慰めてくれました。
 こんな優しい選手、いませんよね。負けた選手にまで気を使うなんて。
 それがナダルの優しさです。ナダルはそのまま優勝しました。
 そしてついにナダルに勝ちました。 2015 ロジャーズカップ
 
Saykeiwinlawrafa

 その優しさに恩返しする意味で、錦織圭は全力で真っ向勝負で当たって欲しいです。
 出来れば勝って、恩返しをしたいですね。
 課題は、R.ナダルのエッグボールを高い打点で叩けるか。
 ナダル対策の良い見本は、N.ジョコビッチですね

 ナダルの2ndサービス跳ねるボールのリターン。
 ナダルのキックサービス  

 もちろん錦織圭の1stサ-ビスの安定性も重要です。
 ナダルは1stサ-ビス70%以上入れてきますから。

[4] R.ナダルvs [5] 錦織圭 Naナダルの7勝1敗
08 London/Queen’s Club (Great Britain) Grass R16 Rafael Nadal 6-4 3-6 6-3
10 Wimbledon (Great Britain) Grass R128 Rafael Nadal 6-2 6-4 6-4
11 ATP Masters 1000 Miami (U.S.A.) Hard R64 Rafael Nadal 6-4 6-4
12 ATP Masters 1000 Miami (U.S.A.) Hard R16 Rafael Nadal 6-4 6-4
13 Roland Garros (France) Clay R16 Rafael Nadal 6-4 6-1 6-3
14 Australian Open (Australia) Hard R16 Rafael Nadal 7-6(3) 7-5 7-6(3)
14 ATP Masters 1000 Madrid (Spain) Clay F Rafael Nadal 2-6 6-4 3-0 ret
15 ATP Masters 1000 Montréal (Canada) Hard QF Kei Nishikori 6-2 6-4

インディアンウエールズ2006 クオーターファイナル対戦
 N.ジョコビッチ 対 J.W.ツォンガ
 R.ナダル 対 錦織圭
セミファイナル
 D.ゴファン 対 M.ラオニッチ
 D.ゴファンはT.ベルディフを下し、M.ラオニッチはG.モンフィルズを下している。

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カテゴリー: ATP, シングルス, データ分析, 作戦, 錦織圭 | タグ: , , , , | 投稿者tsukky 21:21 | コメントは受け付けていません。