G.デミトロフ 激闘制するスライス
マスター初優勝。
USオープンへの道
本当はトッププレーヤーが多く出場するはずだった
W&Sオープン2017
G.デミトロフ、N.キリオス
今を代表する、攻撃型ストローカーの打ち合い。
キリオスのミスを誘った、デミトロフのスライス。
ここでも効を奏した。
二人ともミスを恐れず、攻撃をする攻撃型。
代表はR.フェデラー。
守備型の代表として、R.ナダルがいる。
守備型のR.ナダルを破り、同じ守備型のD.フェレールと大接戦。
攻め勝ったN.キリオス。
一方のG.デミトロフは、急成長を遂げる杉田祐一にきっちり勝利して
自身の攻め方に確信を得ると、
次は超ビッグサーバーの地元J.イズナーと
2回ともタイブレークの大接戦を制して勝ち上がる。
この試合もサービス、レシーブに絡む短いラリーのポイントが多かった。
それだけ二人のサービス力がある。
特にサービスエースのN.キリオス。
G.デミトロフはエースは少ないが、サービスポイントは多かった。
サービスのキレがある。
第2セット、N.キリオスが1ゲームで3回のダブルフォールト。
それだけプレッシャーが大きくかかると言う事だ。
錦織圭もこの場面でミスが増える。
トップ10に入るには、競った展開での安定性が必要だ。
N.キリオスはフォアハンド、自由自在に打って来る。
高い打点のフラット、強烈なスピンでワイドに振る。
しかしバックハンドは比較的フラットな面で、
叩く、ブロックする、とバリエーションが減る。
しかし高い打点で打たせると、
ベースラインからでもウィナーが飛んでくる。
超危険なストローカー、それがN.キリオスだ
ストロークの進化 N.ジョコビッチ、N.キリオス、錦織圭
G.デミトロフはここを突いた。
意識的に低い弾道のスライスで、フラットに面を作るN.キリオスのミスを誘った。
杉田祐一と同じ攻め方だ。
低く入るスライスは、脚部をしっかり曲げて、
下から上に振り抜く事でスピン量を増やす必要がある。
スライス対抗策
もちろんスライスにはスライス返しが一番楽だが、
スライスの延長として、ドロップショットがある。
N.キリオスのトリッキーなドロップショットは予測して
きっちり拾う。
そしてN.キリオスの油断をついて、完璧なドロップショット。
そしてスライスを待っていると
スルスルとフォアの回り込んでウィナー。
トップスピンの打点がこれだけ前だから、切れの良いショットが飛ぶ。
G.デミトロフのトップスピン
N.キリオスもG.デミトロフのバックを攻めるが。
難しいボールはスライス
つなぎでもトップスピン
そしてここぞではフォアの回り込みウィナーを狙う。
ついに、マスターズ初優勝。
錦織圭らの中堅グループで一歩抜け出した。
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最後まで読んでいただいて、有り難うございました。