大坂なおみ選手のボイコット発言に一瞬愕然とした私でした。
大坂なおみ選手のイメージにどういう影響するか、スポンサー関係は大丈夫なのか、大坂なおみ選手は黒人ではなくて日本人でしょという思い。
しかし、大坂なおみ選手の思いを新聞で読んで、今はその勇気に感動しています。
一旦大坂なおみ選手がボイコットを表明したウエスタン&サザンオープン準決勝は、大会側の決勝を中止にするという決断による説得を受けて、準決勝はプレーすることにしたそうだ。
180センチの大坂なおみ選手が、私にはより大きく見えるようになりました。
そして思えば、私が、グラディス・ヘルドマン、ビリー・ジーン・キング等の男女の賞金額を同じにする運動に参加していた時、そして帰国した時に「男女の賞金が違うのはおかしい」と発言したり、政治に参加したりした時、私の両親はどう思っていたのかな?
今と違って40年も昔のことですからね。
世間が自分の娘をどう思うか、きっと腰が抜けそうに心配していたことでしょう。実際、テニス協会から、「発言する女」を煙たがられたことは確かで、いろいろなことがありました。
これもテニスの歴史です。
佐藤直子