母のお誕生日旅行です。
のぞみの中にいます。
朝食を食べてご機嫌な母です。
母がずーっと楽しみにしていた「人生最後の広島旅行」(母曰く)です。
それなのに昨晩電話がかかって来て、「肘から先に赤いポツポツが出来た。」というので、一晩心配して眠れませんでした。広島で人と会う約束をしているので、しかも変更できない切符なので、私は何がなんでも行かなくてはならない。
母がもし行けなかったら、母は兄夫妻に頼んで、突如夫に来てもらうか…、母が痛くて苦しんでいたらどうしよう、もし電話があったらすぐ迎えに行って日赤医療センターの緊急に連れて行こう、などと考えたら眠れなくなりました。
ところが朝6時半に電話したら、「もう下に降りた方がいい?」というではありませんか。
「腕の発疹は大丈夫なの?」
「昨晩あれから1時間ぐらいでメンソレータムを塗ったら治った。」
「なーんだ、治ったなら電話くれればいいのに。」
と、私は拍子抜けしました。
しかし、今は新幹線の中で朝食を終え、ご機嫌です。
広島は、母の故郷です。佐藤直子