卓球の全日本はすごく興味深いものでした。
世界ランキング3位の伊藤美誠選手が、世界ランキング9位の石川佳純選手に大接戦の末敗れました。
新聞に載ったベンチに座ってうなだれる伊藤美誠選手の写真、「負けたときは現実が受け止められなくて固まってしまった。『何やってるんだ』と自分自身に笑われているような感覚で立っていられなかった。」というコメントに、私は「青春してるな。」と羨ましく思いました。
伊藤美誠選手ご本人、悔しさのあまり死んでしまいたいほどの気持ちだったことでしょう。私もテニス人生の中で、同じようなことが何度もありました。あの頃のことを思い出して、今はもう、それほどの悔しい気持ちも起こらない自分を寂しく感じると共に、自分のエネルギーを全てかけて戦い、勝った喜び、負けた悔しさの幅の大きい、青春真っ盛りの伊藤美誠選手が羨ましくなったのです。
大丈夫。また次があり、この悔しさが大きければ大きいほど、どん底をに落ちれば落ちるほど、また大きく飛躍できるのがスポーツ。伊藤美誠選手を応援したくなりました。
石川佳純選手も、ランキングが上の後輩選手に、ダメになりそうでも諦めずに、自分を叱咤激励して戦う姿勢に感動しました。
2人とも東京オリンピックでプレーできるといいなぁ。
オリンピック、どうなるのでしょうね。佐藤直子